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2015/08/07
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今日はこれまた偶々入ってきた話しであるが、海外で日本人医師を求めているという医師求人募集案件について少しご紹介しようと思う。
日本の医師免許を持っていて日本語を不自由なく使える医師であれば恐らく国籍は不問と思われる。 今回の医師求人募集案件の場所はドバイ(Dubai)。 名前くらいは聞いた事があるけれども、あまり馴染みが無く、稀に観光などで訪れた事がある人がいるかもしれないが、殆どの日本人にとってドバイは遠い中東の国?都市?といった感じであろうか。
ドバイはUAE(アラブ首長国連邦United Arab Emirates)を構成する7首長国のひとつであるドバイ首長国の首都である。 アラビア半島のペルシャ湾沿岸に位置する中東屈指の国際都市であり金融センターとしても近年急発展を遂げている街である。 地理的にはペルシャ湾の入り口ホルムズ海峡にも近い。 人口は210万人程を擁する大都市である。イメージし易いように人口規模で日本の都市と比較すると人口第4位の名古屋市(226万人程)、第5位の札幌市(190万人程)辺りと同じような人口規模である。ちなみに国内の人口第3位は大阪市(267万人程)、第2位は横浜市(369万人程)、第1位は東京23区である。東京は895万人と突出している。
世界一ののっぽビルはこのドバイにある。ブルジュ・ハリファという名のその超高層ビル(全高828m、160階建て)は2010年に完成し、ドバイの繁栄を象徴するものの一つとなっている。 ちなみに人工の建造物として高さ世界第2位は東京スカイツリー(全高634m、タワーとしては高さ世界一)である。
ブルジュ・ハリファの他にもブルジュ・アル・アラブホテルやパーム・ジュメイラ(ヤシの木のような形をした人工島)といった超高級リゾートでも世界中の注目を集めているのがドバイである。 ※ブルジュというのは塔=タワーを意味するアラビア語
建設ラッシュに沸くドバイは金持ちのリゾートエリアという一面と、出稼ぎ労働者(インド人が5割以上、以下パキスタン人、バングラデシュ人、フィリピン人、スリランカ人など)が人口の約8割を占める街という一面を併せ持っている。 本家のアラブ系は人口2割に満たないというのがドバイの真の姿である。
公用語はアラビア語であるが、ビジネスでは主に英語が共通言語として使われている。 外国人出稼ぎ労働者の多くはアラビア語を解せず、各々の母国語であるヒンディー語(インド人)、ウルドゥー語(パキスタン人)、タガログ語(フィリピン人)など多用な言語が飛び交う国際都市というのがドバイという街である。 日本から輸出された中古のママチャリ(自転車)が庶民の日常の足として最近ドバイの街でよく見られるらしい。意外に日本とは関係の深い街なのである。
ドバイ首長国が属するUAE(アラブ首長国連邦)の国教はイスラム教であるが、イスラム教徒以外の外国人が多く居住するドバイはイスラム色があまり強くないらしく、宗教的な制約もあまり無いようである。 例えば、飲酒。イスラム教では通常飲酒は禁じられているが許可されたホテルやレストランでは問題が無くお酒も楽しめるとの事。 競馬のドバイワールドカップもその名の通りここドバイで開催されている。
ドバイには日本人学校もあり、街全体もセキュリティがよく行き届いており、治安は大変良いと言われている。 ショッピングモール、フードコートやハンバーガーショップなどもある。 今のように急発展する以前からドバイは商社マンなどにとっては駐在員として、或いは海外出張などで訪れる機会が多い中東の窓口的な位置付けの都市であり、比較的馴染みがあるエリアとも言える。 なお、日本の都市では大阪がドバイと姉妹都市の関係となっている。 中東はオイルマネーのイメージがあるが、ドバイの産業基盤としては観光、貿易、金融などが中心となっている。
Airline of the yearなど数々の賞を受賞して機内サービスも評価が高いエミレーツ航空はドバイを拠点とするエアラインである。 日本⇔ドバイは10時間程の距離でありヨーロッパよりも地理的な距離は近い(東京・ドバイ間は約8,000km)。
少し長くなったので今日はこの辺りにして、続きは次回以降にドバイの医療事情なども含め見て行きたいと思う。
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著者:三木正孝
医師転職コンシェルジュ代表。医師の方が自分らしい働き方、ライフスタイルを過ごす事が出来る様な転職支援を行う医師転職コンシェルジュを運営しております。医療業界や医師転職に関する情報に独自の意見も加えて発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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