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秋田県の最新医師求人情報 PICK UP

医療法人佐藤病院

2023/07/18更新

消化器外科医師求人募集(常勤医師)|医療法人佐藤病院(秋田県由利本荘市)

所在地
秋田県由利本荘市
募集科目
常勤消化器外科・一般外科, 消化器外科医師募集
給与
常勤年俸 1,800万円

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医療法人佐藤病院

2023/05/21更新

消化器内科医師求人募集(常勤医師)|医療法人佐藤病院(秋田県由利本荘市)

所在地
秋田県由利本荘市
募集科目
常勤消化器内科, 消化器内科医師募集
給与
常勤年俸 1,800万円

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医療法人佐藤病院

2023/05/20更新

整形外科医師求人募集(常勤医師)|医療法人佐藤病院(秋田県由利本荘市)

所在地
秋田県由利本荘市
募集科目
常勤整形外科, 整形外科医師募集
給与
常勤年俸 1,800万円

>この求人を見る


秋田県の医師求人に関するよくある質問

Q1. 医師転職コンシェルジュの転職サポートを利用するメリットは何ですか?

医師のエージェントとして経験15年以上のキャリアアドバイザーによる転職候補先となる医療機関の選定、医師求人情報の精査、面談(面接)調整に至るまでのサポートを無料で受けられる事が医師の方にとってのメリットです。条件交渉も安心してお任せください。費用は一切掛かりません。医師転職コンシェルジュ(運営会社:株式会社レイ・クルーズ)は厚生労働省の許認可を取得しています。
転職希望の医師ご本人(求職者)から利用料金等をいただく事は一切ありません。
厚生労働大臣許可番号:27-ユ-300378(日本では法令で求職者に費用を請求する事は禁じられています。)
医師の個人情報、転職活動に関する情報が外部に漏れる事はありませんので安心してご登録ください。さらに医師転職コンシェルジュの強みとして、全国対応、専門性の高い医療機関、「珍しい・面白い・医師の方にとって魅力的な」医師求人案件を数多くご紹介しています。
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Q2. 秋田県の高額給与の医師求人はありますか?

はい。秋田県の高額の医師求人案件をご紹介可能です。医師転職コンシェルジュには、日本全国そして海外からも様々な医療機関から医師求人依頼が寄せられます。中には秋田県の医師求人相場よりも高額な年俸の医師求人もありますが、なぜ高額(高年俸)なのか中身を精査する必要があります。その辺りの見極めもアドバイスいたします。会員登録後は、公開・非公開の医師求人案件の他、ご希望によりオーダーメイドで(もちろん無料で)医師求人案件をお探しいたします。
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Q3. 採用が決定するまでにどれくらいの時間が掛かりますか?

面接後、原則1週間以内(早い場合は2~3日)に医療機関側から「採用条件通知書」を発行していただくようにしています。その条件で医師側がOKであれば内定手続きへと進みます。条件交渉が必要な場合はそこから先生のエージェントとして医療機関側と交渉を重ねる事になります。

Q4. 秋田県ので条件の良い医師求人案件はありますか?

医師転職コンシェルジュは非公開案件や独自の医師求人案件が入るルートを持っています。他の紹介会社さんで希望に合う医師求人案件が見付からない場合は、是非一度、医師転職コンシェルジュへご登録ください。
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Q5. 公開されている秋田県の医師求人案件に希望条件に合うものが無いのですが・・・?

医療機関側の要請でサイト上に公開できない「非公開」の医師求人案件が多数ございます。むしろ「非公開案件」の方が多くなっていますので、医師会員登録からご登録の上、ご希望をお知らせください。オーダーメイドで(もちろん無料で)医師求人案件をお探しいたします。

Q6. m3や他の医師紹介会社と何が違うのでしょうか?

医師転職コンシェルジュはm3さんやリクルートさんなど大手企業さんとも良好な提携関係にあります。大手医師紹介会社さんとの違いは大きく下記の通りです。
・医師のエージェント経験15年以上のキャリアアドバイザーを中心とした少数精鋭の陣容である事
・医師ひとりひとりに寄り添った丁寧でキメの細かい対応に努めている事
・海外とのネットワークが豊富な事・キャリアサポート後のライフサポート全般まで可能な事(資産形成、資産保全、海外信託設定、相続、海外プライベートバンクのご紹介など)
医師転職コンシェルジュが選ばれる理由

Q7. 秋田県の医師求人の募集数はどのぐらいありますか?

秋田県の公開している医師求人の募集数は17件になります。公開していない非公開求人も数多く取り扱っておりますので、医師登録をして頂き、探している求人条件を教えて頂けましたら、条件に合う求人情報をご紹介させて頂きます。
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Q8. 秋田県のスポット求人、定期非常勤の医師求人はありますか?

定期非常勤の医師求人には強みがあります。ご希望に応じオーダーメイドでお探しいたします。スポット求人も寄せられますが、医師転職コンシェルジュは常勤と定期非常勤のサポートに重きを置いている為、スポットに関してはあまり強いとは言えません。
定期非常勤の医師求人情報はこちら

Q9. 秋田県でクリニックを将来開院したいのですがサポートはして頂けるのでしょうか?

はい、医師転職コンシェルジュのチームで開業医の先生に対するコンサルティングを行っています。スタッフの採用や患者さん集め(集患)に強みのあるウェブサイト構築(HP作成)やロゴ制作など医療マーケティングに関して他社に抜きん出た強みがあり、費用対効果に優れたサービスをリーズナブルな料金でご提供し末永くご支援いたします。

 

秋田県の医師転職・医師求人マーケットの概況

◆秋田県の医師数234.0人 全国平均246.7人

※医療機関勤務医数(人口10万対、2018年)

秋田県の医師数(医療機関勤務医数、人口10万対)は全国平均をやや下回っており、相対的に医師不足の状態が続いている。

◆秋田大学医学部(医局)の影響力が大。秋田市に医師が集中

秋田県は8つの2次医療圏に分類されており、2次医療圏の人口10万人対医師数で見てみると県庁所在地・秋田市(秋田大学医学部附属病院が立地)を含む「秋田周辺医療圏のみが全国平均を超える医師数を確保しているが、それ以外の7つの2次医療圏の医師数は全て全国平均を下回っている状況にあり、秋田周辺医療圏以外は相対的に医師不足と言える状況が続いている為、医師の求人募集ニーズは強い。

◆人気エリア以外は医師求人ニーズが強い

大学病院(秋田大学医学部附属病院)のある秋田周辺医療圏以外では恒常的に医師不足の医療機関が多い。思うように医師採用ができない医師不足の医療機関では週3日勤務、週4日常勤、高額年俸、日給・時給の高い非常勤(日勤・当直・日当直)、曜日指定のパートといった条件交渉が可能かもしれない。常勤でも年齢不問、勤務日数の調整など交渉が比較的しやすい医療機関があるのは秋田県も他の都道府県と同様だ。
都市部や基幹病院へ医師が集中するのは、医師の立場に立って考えると致し方無い部分もあり、へき地への医師派遣の役割は大学医局によって支えられてきたが、それも難しくなっており自治体病院、民間病院を問わず、自前での医師の採用に力を注ぐ医療機関が多くなっている。
秋田県の医師求人の傾向としては、医師不足の医療圏においては医師の求人ニーズは恒常的にありGeneralな対応が可能な内科系医師、外科系医師、整形外科医などが重宝される。また、秋田市以外では能代市、鴻上市、横手市など医師数で全国平均を下回るものの県内では比較的医師数がまだ充実しているエリアにおいては、体制強化や欠員補充などのタイミングで、医師を募集する病院やクリニックがあり、様々な診療科において医師求人ニーズが見られる。WEBサイトに掲載していない非公開医師求人や情報として表に出ない潜在的な医師求人ニーズも含めると常勤医師を求める案件は比較的多い。秋田市以外では横手市も比較的医師数が多い傾向にあるが科目によってはやはり医師不足の状況である。
秋田県の総人口は98.3万人(全国第33位)で減少傾向。人口が最も多いのは県庁所在地・秋田市で約32万人と突出している。次いで人口第2位は内陸部の横手市(人口約10万人)、第3位が日本海側の大仙市(人口約9万人)で以下、由利本荘市(人口約8.7万人)、大館市(人口約8万人)、能代市(約6万人)、湯沢市(人口約5.3万人)までが人口5万人以上で、これら7市で秋田県全体の人口のうち70%以上を占めている。

◆秋田県の医師求人の傾向は?

常勤医師の求人としては、内科系全般、整形外科、外科系診療科、救急、麻酔科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科、精神科など様々な求人があり、クリニックの管理医師求人、定期非常勤、当直バイトなどの医師求人も見られるが、単発バイトの医師求人や製薬会社のメディカルドクター求人は殆ど見られない。常勤医師に関しては各診療科で医師募集があり入職時期は応相談、随時というのが一般的。

◆秋田県での医師転職活動の成否は?

秋田市都心部など医師から人気のエリアであっても病院や診療科によっては常勤正職員(常勤医)が不足しているところが存在する。常勤医不足で定期非常勤の医師やスポット医師求人で凌いでいたり、常勤医の負担軽減の為、当直は非常勤医師で回すなど、当直医を募集している医療機関から依頼案件が寄せられている。とはいえ、全般的に見て有力病院の常勤医師については大学医局との緊密な関係から比較的充足している医療施設が多いのが秋田周辺医療圏のマクロ的な状況である。
従って、秋田県で転職を検討している医師は医師数が不足している郊外の医師求人もリストアップしてみて条件次第で転職候補に入れて少しエリアを広げて医師求人募集案件を探してみると良いだろう。
交通アクセス良好で駅から徒歩で通える病院やクリニックもあるが、積雪の多い秋田県は電車やバスなどの公共交通機関の路線数や本数が少ない為、一家に1台以上車を保有し、日常的に車を利用する人が多くなっている。車で通勤可能な範囲でエリアを広げて候補先を検討する事が転職失敗を防ぐひとつの方法と言えるだろう。逆に言えば、エリアを限定し過ぎると職場の選択肢はかなり少なくなってしまう。その理由は、有力な基幹病院の多くは大学医局と何らかの繋がり(医師派遣を受けているなど)があり、外部からの医師を自由に自己裁量で採用できる医療機関は限られてくる事、そして、年齢や経歴、医師経験年数が近く、専門領域が重なる医師が既に在籍している場合は、役職ポジション(センター長、診療科長、部長といった肩書)や医師構成の年齢バランスの問題から採用を見送るケースが多いためである。

秋田県では急性期から療養型、クリニック、訪問診療、老健施設まで様々な医療機関、診療科目において医師求人が見られるが、医師が希望する勤務形態(常勤、定期非常勤、期間限定、臨時・・・など)を100%実現できる医師求人案件はあまり多いとは言えないので、秋田県内で自分の得意分野や得意領域を活かせるポジションの医師求人案件が出たら取り敢えず問い合わせを入れてみて転職候補先としてキープしておくのはアリだろう。好条件の医師求人が出たらすぐに連絡してもらえるように信頼できる医師転職エージェントに依頼しておく事をお勧めしたい。

◆秋田県での転職候補先選定は?

転職候補先病院の選択には、診療内容や症例数、治療方針、外来コマ数、主治医としての病棟担当患者数、救急の忙しさ、緊急対応、オンコール体制、学会補助、研修制度、看護師などコメディカルスタッフの質など、まずは想定される業務面や福利厚生から病院を絞り込んでいくと良いだろう。大学医局との関係確認も勿論重要だ。そして、年俸などの給与体系(歩合、インセンティブの有無なども)、給与の支給方法、研究日、休日、休暇など待遇面で絞り込んでいくと自ずと候補先は絞り込まれていくだろう。面接時にはより具体的に、外来コマ数、病棟管理の担当患者の数、当直回数、当直手当、夕診、夜診、早出、遅番などの確認も必要だ。

秋田県の医師の平均年収

秋田県の医師の平均年収を、平均年齢・平均勤続年数と合わせて見てみよう。
なお、下記データは秋田県の主たる勤務先(常勤先)からの給与のみで、 外勤先からのバイト収入は含まれていない。 また、前回調査時より平均年齢が大幅に若年化、平均勤続年数も極端に短くなっている事からデータ母数が少なく極端な数字になっていると推測される。 これらの点にご留意いただきたい。
(Source:厚労省・平成30年賃金構造基本統計調査)‏

男女計 男性医師 女性医師
平均年収 15,256.6千円 14,532.1千円 16,812.9千円
平均年齢 42歳 43.6歳 38.5歳
平均勤続年数 6.8年 5.6年 9.5年

常勤医師の取扱い(定義)

(1)常勤医師とは、原則として病院で定めた医師の勤務時間の全てを勤務する者をいう。
ア 病院で定めた医師の勤務時間は、就業規則などで確認すること。
イ 通常の休暇、出張、外勤などがあっても、全てを勤務する医師に該当する
(のは当然である、と医療法第25条第1項に記載してある)。

(2)病院で定めた医師の1週間の勤務時間が、32時間未満の場合は、32時間以上勤務している医師を常勤医師とし、その他は非常勤医師として常勤換算する。

一般的には1日8時間で週4日勤務であれば週32時間をクリアできるので常勤医師という身分になる。
常勤週3日を望む声が一部医師から聞こえてくるが、医療機関側がかなり柔軟な勤務体系を容認してくれないと現実的には容易ではない。
医師ひとりひとりがライフスタイルと収入のバランスを考えながら最適な働き方を選んでみては如何だろうか。

秋田県の主な医師不足や医師の偏在、医師招聘の重点科目

1.がん治療専門医が不足傾向

専門医の人数 人口100万人対
秋田県 全国 秋田県 全国
日本がん治療認定機構 がん治療専門医 76人 11,051人 70.7人 86.5人
日本放射線腫瘍学会 放射線治療専門医 4人 877人 3.7人 6.9人
日本臨床腫瘍学会 薬物療法専門医 4人 711人 3.7人 5.6人

(source: 秋田県資料2013年版を基にRAY Cruise Inc.が作成)

2.脳神経外科医、神経内科医が不足傾向 ※医師の実数、( )は人口10万人対

二次医療圏 脳神経外科医 神経内科医
秋田県 全国 秋田県 全国
大館・鹿角 6人(4.9人) 6,695人(5.3人) 0人(0人) 4,094人(3.2人)
北秋田 1人(2.5人) 1人(2.5人)
能代・山本 2人(2.2人) 0人(0人)
秋田周辺 37人(8.8人) 23人(5.5人)
由利本荘・にかほ 3人(2.6人) 4人(3.5人)
大仙・仙北 7人(4.9人) 1人(0.7人)
横手 3人(3.0人) 1人(1.0人)
湯沢・雄勝 2人(2.7人) 0人(0人)
秋田県全体 61人(5.5人) 30人(2.7人)

3.循環器内科医は偏在、心臓血管外科医が不足傾向 ※医師の実数、( )は人口10万人対

二次医療圏 循環器内科医 心臓血管外科医
秋田県 全国 秋田県 全国
大館・鹿角 4人(3.3人) 10,829人(8.5人) 0人(0人) 2,812人(2.2人)
北秋田 1人(2.5人) 1人(2.5人)
能代・山本 7人(7.5人) 0人(0人)
秋田周辺 65人(15.5人) 13人(3.1人)
由利本荘・にかほ 6人(5.2人) 2人(1.7人)
大仙・仙北 5人(3.5人) 0人(0人)
横手 16人(15.8人) 2人(2.0人)
湯沢・雄勝 2人(2.7人) 0人(0人)
秋田県全体 106人(9.8人) 18人(1.7人)

4.糖尿病(代謝内科)医が不足気味 ※医師の実数、( )は人口10万人対

秋田県 全国
日本糖尿病学会 糖尿病専門医 37人(3.3人) 4,983人(3.9人)

(source: 秋田県資料2013年版と日本糖尿病学会資料2014年5月現在を基にRAY Cruise Inc.が作成)

5.精神科医が不足気味

6.整形外科医が不足気味

7.小児科医、産科医、麻酔科医の医師不足が顕著

8.救急医療・災害医療分野で医師不足

9.僻地で医師不足

県内都市部には比較的各専門分野の医師が多く、特に秋田市、横手市は秋田大学からの派遣医師が常勤・非常勤・当直ともカバーしているケースが多く、内科系、外科系とも専門特化した医師の募集は少ない状況である。従って、内科系であれば「一般内科」や「総合内科」、外科系であれば「一般外科」といった求人が多く、総合的な診療を前提にそれに付随する形でスペシャリティを活かしていただきたいといった医師求人ニーズが多い。この様な転職をお考えの医師はぜひお声掛けいただきたい。
しかしながら秋田市や横手市以外にエリアを拡大すれば、基幹病院クラスを中心に専門特化した医師求人が見られ、subspecialtyにこだわる働き方を希望する医師にもチャンスがある。これは秋田大学からの医師が比較的少ない影響と考えられる。基幹病院クラスでも秋田大学からの応援医師は非常勤が主体となっており常勤医師を求めるニーズは強い。ゆえに秋田県は非常勤だけでなく常勤医師の転職も少なくない。

[内科系]

広く患者さんを診ていただきたいという要望が多く一般内科、総合内科の医師求人ニーズが多くなっている。
基幹病院クラスでは一般内科以外に消化器内科、呼吸器内科、循環器内科といった専門領域の医師求人が多く見受けられるが、中小規模の病院では「総合内科、一般内科医として広く患者さんを診ていただきながら専門の得意分野を活かしていただきたい。」といったプライマリーケア対応をしていただける医師が求められる傾向が強くなっている。地方に行くほどこの傾向は顕著。人工透析分野で透析担当医、腎臓内科医の募集も多い。

[外科系]

傾向として外科領域の医師求人ではあまり専門性を重視した募集は多くない。即ち、「一般外科」といった募集が多く、オペだけではなく外来も診てもらいたいという病院側のニーズがある。基幹病院クラスは概ね大学医局との関係・絡みがあり、外科手術のオペ症例数を求める、或いはオペ件数を増やしたい、経験を積みたい先生には選択肢が限られている状況。中小病院では一般外科として外来も担当し、対応困難な外科的処置が必要な場合は基幹病院へ紹介するケースが多くなっている。
整形外科医のニーズは秋田県でも多い。
いずれにしても「チーム医療」が重視されており、外科医としての腕に加え、人柄も重要視する医療機関が多い。
秋田市以外の地域へ行けば、比較的医師の要望を聞いてくれ待遇が良くなる可能性は広がる。
いずれの施設でも相談や交渉は可能なので「専門医取得」、「専門医資格の維持」、「オペ経験を積みたい」、「オンオフ重視」など希望を明確にする事が満足度の高い医師転職へのキーワードかもしれない。

[産科・小児科・麻酔科・精神科・その他]

産科、小児科、麻酔科も医師が不足しており医師求人ニーズが強い。
精神科は精神保健指定医のニーズが強く、精神保健指定医資格の取得をバックアップしてくれる医療機関の医師求人も存在するので、これから資格取得を目指す先生にもチャンスあり。
また、既にスーパー救急病棟をスタートしている医療機関や今後予定している医療機関もあり、精神保健指定医のニーズが益々強くなっている。

秋田県の平成22年の出生数は6,688人(前年に比べ325人減少)、 人口千対の出生率は6.2で全国平均の8.5を大きく下回っており、全国最下位となっている。 秋田県の平成22年の死亡数は14,288人(前年に比べ422人増加)、人口千対の死亡率は13.2で全国平均の9.5を大きく上回っており、全国ワースト1位となっている。
死因別では、第1位は悪性新生物、第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患となっており、 いわゆる三大死因による死亡者が全体の56.6%を占めている。自殺は、秋田県における死因別では第7位だが、人口10万人対の死亡率は33.1で、全国ワースト1位となっている。
生活習慣やうつ病などの精神疾患のための医療の確保はもちろんの事、少子高齢化が急速に進んでいる秋田県においては、内科、眼科、整形外科など、高齢者に多い疾患分野の医療確保が急務となっている。

◆秋田県の保健所一覧

〇大館保健所(大館市、鹿角市、小坂町)
〇北秋田保健所(北秋田市、上小阿仁村)
〇能代保健所(能代市、三種町、八峰町、藤里町)
〇秋田中央保健所(男鹿市、鴻上市、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村)
〇由利本荘保健所(由利本荘市、にかほ市)
〇大仙保健所(大仙市、仙北市、美郷町
〇横手保健所(横手市)
〇湯沢保健所(湯沢市、羽後町、東成瀬村)
〇秋田市保健所
保健所では多くの公衆衛生医師が地域保健に携わっている。公衆衛生医師は、患者の痛みをわかる医師であると同時に、地域の健康課題に疫学や行政の知識・能力を用いて対応する事が求められる。

秋田県の医療圏について

秋田県には現在69の病院があり、開設者別では、国立大学病院1、独立行政法人5、市町村11、日赤1、厚生連8、公益法人5、医療法人・個人43となっている。

秋田県の2次医療圏は下記の8つの2次医療圏に分類されており、公的病院(市町村立病院)と厚生連病院が、2次医療圏における中核的病院の役割を果たしている。

2次保険医療圏ごとの医師転職マーケット

※平成28年12月末、人口10万対医師数は全国平均230.4 人)

1.大館・鹿角(かづの)医療圏

医師数185人(人口10万人対医療施設従事医師数139.7人、秋田県平均216.3人)
大館・鹿角医療圏:人口11.9万人(大館市、鹿角市、小坂町の2市1町)
大館・鹿角医療圏の病院数は10施設(平成30年)。一般病院8、精神科病院2で、病床の規模別に見ると200床以上が3施設、100~199床が5施設、50~99床が2施設となっている。開設者別に見ると、医療法人が6、大館市が2、JA秋田厚生連が1、独立行政法人労働者健康福祉機構が1となっている。
三次救急機能が不足しており、より高度な医療が必要な患者が他県に流出している状況となっている。
大館・鹿角地域は秋田の最北部に位置し隣県から医師が派遣されている現状が見られる。

▼秋田県/大館・鹿角医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【大館市】
・大館市立総合病院(一般375床)
・独立行政法人労働者健康安全機構 秋田労災病院(一般250床)
・大館市立扇田病院(一般62床)
・医療法人健永会 大館記念病院(一般20床)
・今井病院(精神科)
・東台病院(精神科)
・医療法人光智会 西大館病院

【鹿角市】
・かづの厚生病院(一般262床)
・医療法人恵愛会 鹿角中央病院
・大湯リハビリ温泉病院

2.北秋田医療圏

医師数40人(人口10万人対医療施設従事医師数102.3人=県内ワースト、秋田県平均216.3人)
北秋田医療圏:人口3.9万人(北秋田市と上小阿仁村(かみこあにむら)の1市1村)
北秋田医療圏の病院数は北秋田市民病院(救急告示)と鷹巣病院(精神科)の2病院(平成30年)となっている。
北秋田市民病院は一般、療養、精神、結核並びに感染症の病床を有し、鷹巣病院は精神病床のみを有する病院である。北秋田市民病院は、これまで北秋田市内に開設していた公立米内沢総合病院、北秋田市立阿仁病院並びに北秋中央病院の機能を統合した病院として平成22年4月に開院したもの。
北秋田市民病院は、常勤の精神科医が不在の為、精神科病床40床を開院時より休床にしている状態である(平成24年11月1日時点)。医師不足により必要な医療体制が取れず、他地域への患者流出の一因になっている

▼秋田県/北秋田医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【北秋田市】
・北秋田市民病院(一般224床)
・医療法人社団博愛会 鷹巣病院(精神科144床)

3.能代・山本医療圏

医師数150人(医療施設従事医師数人口10万人対173.6人、秋田県平均216.3人、秋田周辺除外平均165.6人)
能代・山本医療圏:人口約9.0万人(能代市、藤里町、三種町、八峰町の1市3町)
能代・山本医療圏の病院数は7施設(平成30年)。救急告示病院3、療養病床のみの病院3、精神科病院1。一般病床785床、療養病床321床、精神病床270床、感染症病床4床の合計1,380床となっている。能代・山本地域の医療施設に従事する医師数(人口 10 万対)は秋田県平均より下回っているものの、秋田周辺地域を除く県平均よりは上回っており、秋田周辺医療圏以外ではまずまず医師は確保されている圏域と言える。

▼秋田県/能代・山本医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【能代市】
・能代厚生医療センター(一般392床)
・独立行政法人地域医療機能推進機構 秋田病院(一般167床)
・能代山本医師会病院(一般165床)
・医療法人京回生会 京病院
・医療法人弘仁会 島田病院
・能代病院

【山本郡三種町】
・医療法人双山会 森岳温泉病院

4.秋田周辺医療圏

医師数1,310人(人口10万人対322.8人、秋田県平均227.1人)
秋田周辺医療圏:人口約40.9万人(秋田市、男鹿市、潟上市、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村の3市3町1村)
秋田周辺医療圏は県庁所在地・秋田市を中心とした医療圏で、秋田県の14.6%の面積に4割近い人口が密集、県内で最も人口密度が高い地域となっている。秋田周辺医療圏の病院数は27施設(平成30年)。人口10万対では7.2と秋田県全体の7.1を上回っている。秋田中央では4施設で人口10万対では4.3となっている。
病院の所在内訳は、秋田市23施設、男鹿市1施設、潟上市2施設、八郎潟町1施設で、秋田市に県全体の約4割が偏在する状況である。病院を種類別にみると、秋田市は一般病院19施設、精神科病院7施設で、秋田中央は一般病院4施設となっている。
医師数は秋田市に病院が集中している事、秋田大学医学部等の医育機関がある事から他の地域より多い状況が続いている。

▼秋田県/秋田周辺医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【秋田市】
・秋田大学医学部附属病院(一般577床)
・秋田厚生医療センター(一般477床)
・社会医療法人明和会 中通総合病院(一般450床)
・秋田赤十字病院(一般445床)
・市立秋田総合病院(一般374床)
・秋田県立脳血管研究センター(一般169床)
・秋田県立医療療育センター(一般100床)
・医療法人運忠会 土崎病院(一般68床)
・医療法人正和会 五十嵐記念病院(一般60床)
・医療法人白雄会 白根病院(一般53床)
・外旭川病院(一般34床)
・御野場病院(一般30床)
・医療法人小泉病院(一般27床)
・医療法人回生会 秋田回生会病院
・医療法人久盛会 秋田緑ケ丘病院
・医療法人緑陽会 笠松病院
・細谷病院
・社会医療法人明和会 中通リハビリテーション病院
・今村病院
・医療法人三愛会 秋田東病院
・清和病院
・飯川病院
・医療法人祐愛会 加藤病院

【男鹿市】
・男鹿みなと市民病院(一般145床)

【潟上市】
・藤原記念病院(一般140床)
・杉山病院

【南秋田郡八郎潟町】
・湖東厚生病院(一般100床)

5.由利本荘・にかほ医療圏

医師数195人(人口10万人対182.7人、秋田県平均216.3人)
由利本荘・にかほ医療圏:人口約10.5万人(由利本荘市8万人、にかほ市2.5万人)
由利本荘・にかほ医療圏の病院数は8病院(平成30年)。このうち3病院は救急告示病院、2病院は精神病床を有し、2病院は療養病床を有する病院である(療養病床のうち、にかほ市18床は休床中)。本地域は秋田県の中でも無医地区・準無医地区が多い地域となっている。

▼秋田県/由利本荘・にかほ医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【由利本荘市】
・由利組合総合病院(一般465床)
・独立行政法人国立病院機構あきた病院(一般334床)
・社会医療法人青嵐会 本荘第一病院(一般158床)
・由利本荘医師会病院(一般100床)
・医療法人佐藤病院(一般96床)
・菅原病院

【にかほ市】
・金病院(一般60床)
・象潟病院

6.大仙(だいせん)・仙北医療圏

医師数196人(人口10万人対医療施設従事医師数148.3人、秋田県平均219.2人)
大仙・仙北医療圏:人口約13.1万人(大仙市8.3万人、仙北市2.8万人、仙北郡美郷町2.0万人の2市1町)
大仙・仙北医療圏の病院数は8病院(平成30年)。救急告示病院3、精神科救急指定病院(全県拠点)が1、精神科病院が2施設となっている。救急告示病院は大仙市で2病院、仙北市で1病院が指定されている。仙北市は広大な面積のため訪問診療や往診の負担が大きい事から、在宅医療を担う医師の確保が課題となっている。

▼秋田県/大仙・仙北医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【大仙市】
・大曲厚生医療センター(一般433床)
・社会医療法人明和会 大曲中通病院(一般60床)
・秋田県立リハビリテーション・精神医療センター(一般60床)
・医療法人あけぼの会 花園病院
・協和病院
・市立大曲病院

【仙北市】
・市立角館総合病院(一般170床)
・市立田沢湖病院(一般60床)

7.横手医療圏

医師数190人(人口10万人対医療施設従事医師数194.4人、秋田県平均219.2人)
横手医療圏:人口約9.2万人(人口規模で県内第2の横手市1市)
横手医療圏の病院数は4施設(平成30年)。3施設が「救急告示病院」の指定を受け、1施設が精神病院。
横手地域には回復期リハビリテーション病棟を有する病院が無く、療養病床も少なく、回復期リハビリテーションを行う施設、脳神経外科医も不足している。

▼秋田県/横手医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【横手市】
・JA秋田厚生連 平鹿総合病院(一般580床)
・市立横手病院(一般225床)
・市立大森病院(一般100床)
・社会医療法人興生会 横手興生病院

8.湯沢・雄勝(おがち)医療圏

医師数85人(人口10万人対医療施設従事医師数128.9人、秋田県平均219.2)
湯沢・雄勝医療圏:人口6.6万人(湯沢市4.7万人、羽後町1.6万人、東成瀬村0.3万人の1市1町1村)
湯沢・雄勝医療圏の病院数は3病院(平成30年)。このうち2病院は救急告示病院であり、1病院が精神病床のみを有する病院となっている。圏内で唯一精神病床を有する佐藤病院は平成20年10月に湯沢市山田中屋敷地区に移転新築している。平成27(2015)年度に有床診療所及び介護老人保健施設に転換した病院がそれぞれ1施設ずつあり、病院数は5から3に減少した。

▼秋田県/湯沢・雄勝医療圏の2次医療圏詳細(病院一覧)


【湯沢市】
・JA秋田厚生連 雄勝中央病院(一般376床)
・医療法人仁恵会 佐藤病院

【雄勝郡羽後町】
・羽後町立羽後病院(一般114床)

秋田県の医師数

※医師総数2,355人、医療施設に従事する医師数2,243人(病院1,555人、診療所688人)、10万人対医師数223.5人(全国平均240.1人)source平成28年末統計資料
秋田県内の医師数は、各種施策の実施により増加傾向にあるが、人口10万対医師数は全国では下位で、全国平均を下回っており、医師の絶対数の確保が必要となっている。

全国226,5/北海道224,6/宮城県218,3/山形県210,0/秋田県207,5/岩手県189.6/青森県184.5/福島県178,7

医師の地域偏在も顕著で、2次医療圏ごとにみた場合、人口10万対医師数では、秋田周辺医療圏が322.8人と突出して多く、逆に最も低い北秋田医療圏では110.6人であり(全国平均の半分以下)、地域偏在が顕著となっている。
主たる診療科別の医師数でも、産婦人科、小児科、麻酔科等の特定の診療科に限らず、ほとんどの診療科で医師が不足している。また、特定分野において必要とされている認定看護師数も68名しかおらず、全国で5番目に少ない人数となっている。

秋田県・医療施設の状況

秋田県における病院数(平成30年)は、69施設(一般病院56、精神病院13)、一般診療所822施設(有床70、無床752)となっている。
人口10万対の病院7.0施設は全国平均の6.7施設を上回っているが、内訳を見てみると一般病院.(5.5)が全国平均(5.9)より少なく、精神病院(1.5)が全国平均(0.9)を大きく上回っている。
また、病床数の人口10万対は一般病床873.9床(全国703.7床)、療養病床219.7床(全国258.3床)、精神病床387.7床(全国269.2床)、結核病床5.4(全国6.0)となっており、一般病床、精神病床が全国平均を上回っている一方で療養病床は全国平均を下回っている状況となっている。
また、一般診療所は822施設、人口10万対では76.4施設(全国77.9施設)となっており、 このうち有床診療所は82施設で全体の10.0%(全国9.6%)の割合である。

施設数

病院 診療所
病院全体 一般病院 精神病院
秋田県 69(7.0)施設 59(5.5)施設 16(1.5)施設 821(76.4)施設
全国 8,605(6.7)施設 7,528(5.9)施設 1,076(0.8)施設 99,547(77.9)施設

(source: 秋田県資料2013年版を基にRAY Cruise Inc.が作成)

病床数

病院 一般診療所
一般病床 療養病床 精神病床 結核病床 一般病床 療養病床
秋田県 873.9床 219.7床 387.7床 5.4床 103.2床 10.6床
全国 703.7床 258.3床 269.2床 6.0床 101.2床 11.8床

(source: 秋田県資料2013年版を基にRAY Cruise Inc.が作成)

秋田県での医師転職についてのアドバイス

秋田県の総人口は98.3万人(2018年7月)。秋田県は日本海側に位置し豪雪地帯のイメージもあり、交通アクセスの面でも「新幹線こまち(ミニ新幹線)」が盛岡駅(岩手県)を経由して東京駅とダイレクトに繋がっているものの、経由地になりにくい地理的条件から秋田県に縁の無い人にとってはあまり馴染みのないエリアと言えるかもしれない。
空路では秋田空港と県北部に大館能代空港の2空港がありJALとANAが札幌、東京、名古屋、大阪便を就航しており、国際線も大韓航空が韓国ソウル(仁川国際空港)と秋田を結んでいる。

◎秋田県での暮らし・自然・文化は?

秋田県には日本で最も深い湖として知られる「田沢湖」や「抱返り渓谷」、「角館武家屋敷・枝垂桜」、「世界遺産・白神山地」、「鳥海山」、「乳頭温泉郷」など見どころが多く、住居費を含む物価が安い為、高額の年収を求めなくとも十分余裕のある生活を送れる場所といえる。他方で冬の積雪は多く(特に内陸部)、年配者の方言・訛りもきつい為、他地域から転職する医師はその点にはご留意いただく必要があるかもしれない。
日本海側に位置し日照時間が短い事から紫外線の影響が少なく「秋田美人」でも有名な土地柄となっている。
食の面では秋田県は日本有数の米どころであり、「きりたんぽ」の他、「だまこまち」、「ハタハタ寿司」などお米を使った郷土料理が楽しめ、美味しい日本酒が豊富で、お酒が好きな医師にはその点おススメである。
日常は何かと忙しい医師の方も、少し時間的・精神的な余裕を見つけて、秋田県の魅力を再発見してみては如何であろうか?

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