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一般内科の最新医師求人情報 PICK UP
医療法人社団実風会 新生病院
NEW! 2024/11/26更新
医療法人社団宏和会 岡村記念病院
NEW! 2024/11/26更新
循環器内科医師求人募集|医療法人社団宏和会 岡村記念病院(静岡県駿東郡清水町)
- 所在地
- 静岡県駿東郡清水町
- 募集科目
- 常勤循環器内科, 虚血チームの人員体制強化のための募集です。
- 給与
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常勤年俸 2,200万円
医療法人徳洲会 榛原総合病院
NEW! 2024/11/26更新
循環器内科医師求人募集(常勤)|医療法人徳洲会 榛原総合病院(静岡県牧之原市)
- 所在地
- 静岡県牧之原市
- 募集科目
- 常勤循環器内科, ◆循環器内科の常勤医師を募集します。
- 給与
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常勤年俸 1,950万円
医療法人徳洲会 榛原総合病院
NEW! 2024/11/26更新
内分泌・糖尿病内科医師求人募集(常勤)|医療法人徳洲会 榛原総合病院(静岡県牧之原市)
- 所在地
- 静岡県牧之原市
- 募集科目
- 常勤内分泌・糖尿病・代謝内科・リウマチ, 内分泌・糖尿病内科の常勤医師を募集します。
- 給与
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常勤年俸 1,950万円
医療法人徳洲会 榛原総合病院
NEW! 2024/11/26更新
呼吸器内科医師求人募集(常勤)|医療法人徳洲会 榛原総合病院(静岡県牧之原市)
- 所在地
- 静岡県牧之原市
- 募集科目
- 常勤呼吸器内科, ◆呼吸器内科の常勤医師を募集します。
- 給与
-
常勤年俸 1,950万円
医療法人徳洲会 榛原総合病院
NEW! 2024/11/26更新
医療法人徳洲会 榛原総合病院
NEW! 2024/11/26更新
腎臓内科医師求人募集(常勤)|医療法人徳洲会 榛原総合病院(静岡県牧之原市)
- 所在地
- 静岡県牧之原市
- 募集科目
- 常勤腎臓内科・人工透析, ◆腎臓内科の常勤医師を募集します。
- 給与
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常勤年俸 1,950万円
医療法人徳洲会 榛原総合病院
NEW! 2024/11/26更新
神経内科医師求人募集(常勤)|医療法人徳洲会 榛原総合病院(静岡県牧之原市)
- 所在地
- 静岡県牧之原市
- 募集科目
- 常勤神経内科, ◆神経内科の常勤医師を募集します。
- 給与
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常勤年俸 1,950万円
医療法人徳洲会 榛原総合病院
NEW! 2024/11/26更新
総合内科医師求人募集(常勤・非常勤)|医療法人徳洲会 榛原総合病院(静岡県牧之原市)
- 所在地
- 静岡県牧之原市
- 募集科目
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常勤一般内科, その他, 総合内科の常勤医師を募集します。
非常勤一般内科, 総合内科の非常勤医師を募集します。
- 給与
-
常勤年俸 1,950万円
非常勤日給100,000円
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院
NEW! 2024/11/26更新
地域別の一般内科 医師求人情報
一般内科の求人に関するよくある質問
一般内科の医師求人情報を教えてください |
公開できる一般内科の医師求人情報はサイトに掲載しておりますので、まずはご確認下さい。非公開の一般内科医の求人情報も多数ありますので、サイト内にご希望に沿える募集案件がなければ一度気軽にお問い合わせ下さい。
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希望の地域で一般内科の医師求人はありますか? |
はい。全国の一般内科の医師求人情報を承っておりますので、ご希望の地域での一般内科の転職支援を行います。サイトに掲載している以外の一般内科の非公開求人情報も多数ありますので、まずは医師登録をお願いします。ご希望に沿える求人情報をお送り致します。
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条件に合う医療機関の一般内科への転職は可能でしょうか? |
可能です。年収、スキルアップ、夜勤当直の有り・無し、常勤・非常勤(バイト)、希望地域、医療機関の設備、勤務環境などご希望を伺い、希望の条件を満たす一般内科の医師求人募集情報をご案内し、転職支援を行います。
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秘密裏に一般内科への転職活動を行えますか? |
はい。もちろんです。秘密裏にスムーズに希望の条件に合う一般内科への転職支援を行います。「極秘に」「円滑にスムーズに」の2点を重視して転職支援を行います。
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一般内科の医師の年収・給与・バイトの相場は? |
一般内科の高額求人はありますか? |
はい。一般内科の高額求人はあります。医師転職コンシェルジュには、日本全国そして海外からも様々な医療機関から医師求人依頼が寄せられます。中には一般内科の医師求人相場よりも高額な年俸の医師求人もありますが、なぜ高額(高年俸)なのか中身を精査する必要があります。その辺りの見極めもアドバイスいたします。会員登録後は、公開・非公開の医師求人案件の他、ご希望によりオーダーメイドで(もちろん無料で)医師求人案件をお探しいたします。
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一般内科のスポット求人、定期非常勤の求人はありますか? |
定期非常勤求人には強みがあります。ご希望に応じオーダーメイドで一般内科の定期非常勤求人をお探しいたします。スポット求人も寄せられますが、医師転職コンシェルジュは常勤と定期非常勤のサポートに重きを置いている為、スポットに関してはあまり強いとは言えません。
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内科の医師が抱える悩みとは?内科医の転職市場を考える
「一般内科」や「総合内科」、或いは単に「内科」と称されるこの診療科目は最も医師求人の数が多く、またその求人内容や職場の種類も総合病院から療養型病院、クリニック、訪問診療、健診機関、精神科病院、老健施設とありとあらゆる方面に活躍の場が広がっており選択肢としてのバラエティに富んでいる診療科目である。
一般内科では専門的な治療を必要とする患者を各臓器別の専門診療科(呼吸器科、循環器科、消化器科・胃腸科、神経内科、心療内科、或いは外科、泌尿器科etc.)に振り分ける、いわゆるプライマリー対応を担う診療を行う事が多いが、高齢者の中には複数の慢性疾患を抱える患者も多く、各臓器別内科に振り分けると受診回数の増加や処方の重複といった患者にとっての不利益を招くケースが多い為、総合病院などでは「総合内科」を標榜し、内科系疾患を主治医である一般内科医が総合的に担当し、必要に応じて各臓器別の専門医へ紹介するという形を取っているところも多い。一般内科・総合内科の診療内容はかなり幅広いという事が言えるだろう。
一般内科の基本領域専門医である日本内科学会認定の総合内科専門医の状況を見てみると、従来の「内科専門医」は2008年に「総合内科専門医」へと呼称変更となっている。なお、日本内科学会の「認定内科医」資格認定は、信頼される内科標榜医に要求される内科全般の医学知識と臨床能力の評価を目的としており、同じく日本内科学会の「総合内科専門医」資格認定は、認定内科医の水準を超えて、広く研修医・レジデントや他診療科医からのコンサルテーションにも応じて適切な指導や内科診療を指示できる臨床能力の評価を目的として認定されている。
総合内科専門医の医師像 ▼
「総合内科専門医」の基本的考え方
日本内科学会会員(日本の内科医)の構成は,開業医(診療所・医院)、一般病院(内科subspecialtyの専門科の総てが揃っていない病院)勤務医、基幹病院・大学病院勤務者と続く。
一方で,総合内科専門医の約半数は一般病院勤務医で、概ね残りの半々が医院・クリニック(すなわち1人で日常診療を行なっている医師)と大学病院・基幹病院勤務である。
日本での医療の現実は、基幹病院・大学病院に紹介されるsubspecialtyの専門医の診療を必要とする患者でも,その殆どが医院・クリニック、または一般病院での診療が先行する。診療領域によっても異なるが、現在の高齢化社会では全身の多臓器に問題を持つ患者は決して少数ではないこともあり、特に、基幹病院・大学病院へのアクセスが悪い地方の診療では一般・総合内科の診療が重要な要素となる。すなわち、患者の受ける医療サービスの質および基幹病院・大学病院での診療レベルですら、医院・クリニック、一般病院の医療レベルが決めていると言っても過言ではない。勿論、基幹病院・大学病院のsubspecialtyの高度な医療の質も重要であるが、医院・クリニック、一般病院の一般・総合内科専門医との連携を含めた総合的な医療ネットワークの効率的運用は日本の医療レベルの向上、医療費の効率的使用の上で重要である。「総合内科専門医」の意義の一つはこのような医療ネットワークの要としての一般・総合内科専門医の指導医としての資質(キャリアー)の証明であり、「認定内科医」の実力がさらにレベルアップするための目標と考えられる。
将来的な診療所・医院、一般病院勤務医の候補者である内科系の研修医は、subspecialtyの専門医と同時に、「総合内科専門医」も目標とすべきである。すなわち、「総合内科専門医」は、医院・クリニック、一般病院、基幹病院・大学病院を連携する内科系診療のネットワークの共通基盤としての一般・総合内科の知識・技術・判断力・人間性・経験(キャリアー)、指導能力の証である。また、基幹病院・大学病院での「総合内科専門医」は、学生・研修医に対して、臓器からの視点のみでなく全身を機能的にみる教育者や、一般内科的研究領域の研究者・指導医としての重要な役割を持っている。このように、「総合内科専門医」の置かれている診療現場によって、「総合内科専門医」に求められる具体的医師像が異なることこそが、generalityを基盤にする「総合内科専門医」の特徴・本質である。
外国におけるこのような資格の例としては、アメリカではAmerican College of Physicians (ACP)のfellow(FACP)、イギリスのRoyal College of Physiciansのfellowが考えられる。
これらの学会は、一般・総合内科専門医のレベルアップを第一義的な目的としている。
同様に、日本内科学会の大きな役割の一つは、日本の大学病院・基幹病院、一般病院、かかりつけ医などで構成される医療ネットワークの根幹としての一般・総合内科専門医のレベルアップであり、そのレベルアップの証として「総合内科専門医」を位置づけるべきである。
「総合内科専門医」の医師像
今日の国民が求める医師像である
【1】患者の身になって対応できる豊かな人間性
【2】患者の問題解決に貢献する能力
【3】世界基準に適う医学知識・技術
【4】独創的な研究能力を備える内科医
として、以下の具体的医療活動で役割を果す。
高レベルな横断的能力を有した一般・総合内科の専門医・指導医
国民医療の大きな課題となっている内科的慢性疾患に対して、地域において、常に患者と接し、生活指導まで視野に入れた良質な健康管理・予防医学と日常診療を任務とする高レベルの一般・ 総合内科専門医(かかりつけ医)。
内科系急性・救急疾患に対してトリアージを含めた適切な対応が可能な地域での内科系一次救急医療の専門医・指導医。
高次救急病院・高度先進病院での内科系診療で、内科系の全領域に広い知識・洞察力を持ち、身体・精神の統合(全身)的・機能的視野から診断・治療を行なう能力を備えた一般・総合内科(generality) の専門医・指導医。subspecialtyの高度な専門性(specialty)と一般・総合内科(generality)の連携が必須な医療チームにおいて、subspecialty専門医との連携、またはsubspecialtyの専門医を兼ねる形で高度・先進医療にも関与する一般・総合内科側の要としての指導医・チームリーダー。
卒前教育、研修、生涯教育の担い手としての一般内科の専門医・指導医
内科領域の卒前教育、プライマリーケア能力の習得を目的とした初期臨床研修制度における内科系教育、認定内科医を総合内科専門医にレベルアップするための一般・総合内科の後期研修、内科系各subspecialtyの後期臨床研修・専門医教育、内科系医師の生涯教育などの総ての内科系医師教育・研修において、subspecialty的視野でなく,全人的・機能的視野から診断・治療についての教育が可能な教育・指導医。すなわち、卒前・卒後教育、生涯教育における一貫した一般・総合内科教育の担い手およびプランナー。
臨床医学の横断的領域として内科学を総合的に捉える研究者
臨床(内科)診断学、臨床判断(決断)法、臨床疫学、臨床薬理学、医療倫理学、
医療経済学、医療社会学などの内科における横断的・統合的領域の研究・教育能力を有する専門医・研究者。
以上の観点から、総合内科専門医は、地域医療、外来診療にあってはレベルの高い一般・総合内科専門医、病棟においては患者の診断、治療において総合的に判断できるレベルの高いホスピタリストとして、地域医療ネットワーク、病院内の医療チームの要として機能する一般・総合内科の指導医である。
さらに、これらを実践できる医師の教育や方法論研究を担える能力を有する教育医・研究医・指導医であると纏められる。
「総合内科専門医」の適正な医師数
平成17年の国勢調査による全国市町村数2,217のうち人口5千人以下の市町村は平成の大合併で激減したが、それでも361(16.3%)存在する。
上述の地域社会の内科医療の指導者(チームリーダー)である総合内科専門医は自治体の最小単位5,000人に1人以上が望ましいとすると全国で24,000人以上となる。
一方、日本の医療機関全体への1日平均外来患者数は160.8万人、入院患者数は138.5万人である(厚生労働省平成16年医療施設(動態)調査)。そのうち、内科系患者を医師の診療科比率(診療所約48%,病院約35%)から類推すると内科系の外来患者は77.2万人、入院患者は48.5万人と推定される。したがって、24,000人の総合内科専門医1人平均人口5,000人の医療圏の1日平均32.1人の外来患者、20.2人の入院患者を病院勤務内科医1.95人と診療所勤務医2.06人(推定根拠は後述,総合内科専門医1人を含む)との協力で担当するという地域医療連携の望ましい単位を形成することになる。すなわち、日本の受診患者数を根拠とした望ましい地域医療連携に必要な総合内科専門医数は24,000人以上と算定される。
一方、人材供給の立場からは、将来の人口10万人あたりの医師数は約250人(現在総医師数25.6万人、10万人あたりの医師数201人、医師数は2020年ごろ最大31~2万人との推定から計算)と推定される。医師全体に占める医育機関以外の病院勤務医が44.5%、診療所勤務医が34.4%、内科系診療科(内科系subspecialty各科を含む)に所属する医師の割合が病院勤務医の35,0% および診療所勤務医の48.2%と将来も現在(2006年)と同じと仮定すると、内科系医師は人口10万人当たり病院勤務医38.9人、診療所勤務医41.2人と推定される。通常の病院の内科系診療科を構成する3~4人に一人がチームリーダーとしての総合内科専門医であり、地域医師会の最小単位と推測される15~20人の会員うちの予測される内科医6~8人に1人の指導的内科医としての総合内科専門医を想定すると、人口10万人当たり病院勤務医10~13人、診療所勤務5~7人の総合内科専門医が望まれ、合計で15~20人となる。すなわち、日本全体では18,000~24,000人程度が主として地域医療に携わる指導医としての総合内科専門医が必要となる。
一方,現在約14,000人(7,000×2年)と推測される初期研修医と4,000人の内科専門後期研修医の計18,000人の内科教育を大学病院・基幹病院(研修病院)の総合内科専門医が担当することになる。1人の総合内科専門医が2~3人の研修医の教育を担当することが理想的であるが、この場合6,000~9,000人の総合内科専門医が教育・研修指導医として必要となる。
これに全国80医科大学の総合診療、医学教育、地域医療担当部門の各大学5~6人、臨床系研究機関の横断的・統合的領域の研究・教育能力を有する研究者を概略合計で1,000人程度とすると、日本全体の総合内科専門医の必要数は25,000~34,000人と推計される。
一方、このような「総合内科専門医」の役割を果すための一般・総合内科横断的な資質である高レベルの(1)診療能力、(2)教育能力、(3)研究能力の修練のため、日本内科学会では「総合内科専門医」の資格取得の要件として、一定基準以上の診療・教育・研究レベルを有する「医育機関附属病院」(大学病院)、「日本内科学会教育病院」と「日本内科学会教育関連病院」での修練を義務付けている。この「日本内科学会教育病院」(教育病院)と「日本内科学会教育関連病院」(関連病院)には現在約4,000人(卒後3~6年の内科専門研修医は、教育病院1,734人、関連病院449人で大学病院に関しては集計無し)の内科専門研修医が在籍している。したがって、「総合内科専門医」の受験申請時には2年の初期研修終了後4年の総合内科専門医研修がなされるとすると、年間約1,000人の総合内科専門医が養成可能な条件にあると考えられる。内科系医師の平均実働引退年齢を65歳とすると、「総合内科専門医」の実働年数は約30年と予測できる。したがって、増加傾向にある「総合内科専門医」も将来的には、養成能力の面から見た供給面では最大約30,000人体制が維持可能と言える。
このような現在の総合内科専門医の供給体制から育成される「総合内科専門医」の配置が前述した総合内科専門医の役割別の必要数と合致するかが問題となる。現在の「総合内科専門医」に占める所属機関の割合が将来も変わらないと仮定すると、この供給可能な「総合内科専門医」の約4分の1の教育病院・大学病院勤務の総合内科専門医(約7,500人)が、初期研修医と内科専門後期研修医の合計18,000人の教育を担当すると仮定すると、総合内科専門医1人に対する研修医の人数は2.4人であり、これは研修医に対する内科教育の水準の維持には妥当な教育医の割合と考えられる。また、約半数を占めると推定される一般病院勤務者約15,000人、約1/4の診療所勤務医約7,500人は、人口10万人当たりでは約12.5人と約6.25人に相当する。前述のごとく推計した将来の人口10万人当たり病院勤務内科系医師38.9人、診療所勤務内科系医師41.2人に占める「総合内科専門医」の割合は,診療所勤務6.6人に1人、病院勤務医3.1人に1人の割合となる。地域性や病院の規模などで一律には論じ得ないが、この割合は地域、地域医師会や病院の単位あたりほぼ1人以上の指導的医師としての「総合内科専門医」が存在することを意味し、前述した望まれる総合内科専門医の必要数の範囲内の値である。すなわち、地域での内科系のかかりつけ医(プライマリーケア医)である診療所勤務医でも内科系診療、急性疾患・救急疾患の基幹病院への紹介機能などの役割をもつ内科系病院勤務医においても「総合内科専門医」が生涯教育、コンサルテーション、診療指導などで指導医的役割を果たすためには妥当な割合と考えられる。さらに、全体からみると少数ではあるが、医育機関の総合診療部門、臨床疫学、臨床薬理学などの一般内科領域の研究者は、内科系全般に対する重要な社会的・学問的存在意義を果たす訳である。
以上から、日本の近い将来の内科系の地域医療ネットワークの指導的内科医、初期・後期研修における内科系の教育医、一般内科研究医を合計した「総合内科専門医」の望まれる必要数(需要)の観点からも総合内科専門医供給のための研修制度の観点からも約30,000人(全人口当たり4,000名に1人)はほぼ妥当な水準と考えられる。
2024年8月現在、「総合内科専門医」は全国で42,446名となっている。
一般内科医の悩み相談の事例
病棟管理のみという話しで今の病院に入職したが、他の医師の退職が続き、外来も診なくてはならなくなり当初と勤務内容が激変した為、転職を考えている。
時間外勤務が多く体力的にも精神的にもしんどい。
親が高齢になり介護が必要になってきた。その為、実家のある出身地へUターン転職を検討し始めている。
認定内科医しか持っていないが雇ってくれる病院はあるだろうか。
リハビリテーションに興味がある。リハビリ専門医の資格取得をバックアップしてくれる病院に移りたい。
育児が一段落したので仕事に復帰したいが、あまりハードでない勤務が可能な病院を探してほしい。
忙しすぎて休みが取れないので医局を辞めてもう少しゆったり勤務できるところを探したい。
今の病院では居残りが毎日あり、家族との時間が持てない。
毎週当直があるが隔週くらいにしたい。また当直明けは休日にして欲しい。
海外で研究を続けてきたが家族の事情で帰国して臨床に戻る必要が生じたので転職先候補の病院を探してほしい。
脳神経外科医だが体調を崩してしまい、少し仕事のペースを落とす必要性を感じている。神経領域を中心に内科への転科を検討しているが良い病院はあるだろうか?
自分を必要としてくれる一般病院でひとりひとりの患者さんと向き合える医者になりたい。
地域密着の病院で患者さんの役に立ちたい。
医局人事で数年おきにあちこちの病院に行かされる事に疲れた。自宅から通える病院に転職して腰を据えて患者と向き合える環境に身を置きたい。
子育ての為、非常勤で週1~2日程度、外来のアルバイトを中心に勤務したい。
こういった悩みに対して、
常勤での転職の検討も含め、子育てや家族の転勤に伴って常勤をやめて非常勤アルバイトを探している医師、研究から臨床に戻る事を検討している医師、また、常勤に加えバイトでの収入アップとスキルの向上を望む医師など様々であるが、内科の医師ひとりひとりの悩みに寄り添いたい。
また、若い内科医にとってはキャリアパスを考える上で「学位」も一つの悩みであろう。市中病院や臨床の現場ではさほど重要視される訳ではないが、大学でポジションを得たい場合は依然として学位が求められる傾向が見られる為、大学院に行かざるを得ないというのが実態であろうか。大学院に行っている間は収入を得る為のバイトも考える必要があるかもしれない。誰が言ったのか医者の学位(博士号)は「足の裏の米粒」のようなものだと、即ち「取っても食えないが取らないと気持ち悪い・・・。」言い得て妙である。
医療機関が求める内科の医師に対してのニーズと内科の転職市場
一般内科の医師求人傾向としては、各方面から寄せられる医師の求人件数として一般内科が最も多い。
しかし一括りに「一般内科」と言っても、医療機関の規模や形態によって求められる業務の内容や勤務条件がかなり異なる傾向があるのでその点は確認が必要である。
どの医療機関や施設においても内科は基本的な柱である場合が多く、オールラウンダーとして強いニーズがあり、その業務内容も外来、病棟管理をはじめ、各種検査や救急対応、健診や往診など施設によって変わってくるので医師の希望と施設側のニーズの擦りあわせが重要である。
一般内科は他の内科系subspecialtyである臓器別専門診療科のベース(基礎)となるものである為、それら専門特化した診療科目の医師を一般内科医として招聘し(専門性の高い医師はこれを嫌がる傾向が強いが・・・)、広く浅く総合的な役割を期待する一般病院や各種施設からの内科医を募集する求人は多い。
また、外科系医師が(年齢に応じてメスを置くなど)転科して呼吸器科、消化器科といったこれまでの強みを活かしつつ内科医として活躍するという事例は珍しくない。
中小規模の民間病院や地方の公的病院では専門、年齢、経験をさほど問わないところも多く、比較的医師側の条件を聞き入れてくれる医療機関を探しやすい。
内科の選考のポイントとして医療機関が見る所
職務経歴を書類上で確認
どこの病院にどのくらいの期間勤務して医師としてどのような事を経験してきたか?
→短期間での離職が多いと医療機関側も警戒し不利に作用する事も。
何ができるか?
→病院側としては医師を求める理由がある為、来てもらってどんな仕事を任せられる医師かを見る。
専門医や認定医資格の有無
→得意分野の確認や目指している方向性を確認。
医師と病院のニーズの相互確認
一般内科医としてどのような働き方を求めているのか、医療機関側のニーズはどうなのかといった観点も含め、よく確認する必要がある。
人柄確認
一般内科は臓器別の専門科では無い為、患者の全身を一通り(ある程度)Generalに診る事ができる能力が必要であると共に患者としっかり向き合う場面が多い。
従って、人柄やコミュニケーションなどを重要視する傾向が強い。
まず例外無くほとんどの医療機関では人物(人柄)も見る。
(とは言え、ある意味で常識人を求めている訳で特段の人格者である必要は無い。)
腕は一流、知識も豊富、そして人並みのコミュニケーションが図れる医師であれば文句なし。手技や知識が豊富でも他のスタッフや患者(家族を含め)とうまくやってくれない医師は残念ながら病院も持て余してしまうのが実情である。
内科の科目の年収・給与・バイトの相場
ご承知の通り、給与は同じ病院で科目によって違うというケースは殆ど無い。
経験年数と役職で給与テーブルによって半ば自動的に決まる訳である。
あとは時間外手当や当直回数によって多少違いがある程度である。
但し、勤務する病院によって病院ごとに大きく異なるのは事実である。
あまりに高い給与を提示される場合は注意が必要である。
何がその背景にあるのかを冷静に判断せねばならない。
一般内科の年収相場を見てみると(もちろん地域や病院によって差はあるが)、
常識的なところで主な募集対象となる卒後5年~30年目くらいの医師で900万円~1,800万円辺り、これに当直手当が別途支給される。期待される役職・ポジションや専門医資格により多少変動するものの、法人規定の給与テーブルや他の常勤医師とのバランスを考慮する必要があり経験年数で、ある程度は自動的に決定される。
医師不足のエリアや緊急度が高い場合など、高額の年収を提示する場合も散見されるが、それ相応の理由があるので納得できる場合は検討対象に入れても良いかもしれない。
一例として東京都内の一般病院(100床規模)で、一般内科医を募集する案件で、卒後10年目の医師で1,300~1,400万円(週4.5日以上の勤務)、当直は月に3~4回程度で1回あたり4万円が別途支給される。年間40回当直をする場合を想定すると当直手当は160万円となり、この常勤先だけで年収は1,460万円~1,560万円ほどになる。
業務内容は外来(週3コマ、患者数30名ほど/コマ)と病棟管理(担当病床10~15床程度)が主体となっている。
また、北海道(道南)の比較的交通アクセスの良い町にある国民健康保険病院で一般内科医を募集している案件では、卒後10年目以上で年収1,850万円~2,000万円以上も可(週5日勤務)、但し当直(ほぼ寝当直)は月4回で当直手当1回あたり2万円は年収に組み込まれている。循環器、消化器、外科、整形外科の常勤医師も揃っており、地域医療やプライマリーケアに興味がある医師や北海道で働いてみたいという医師は見学に行ってみるのも良いかもしれない。
実際の業務内容やチェックポイント
一般病院の場合
一般内科外来、病棟管理、当直など。
外来のみ、病棟管理のみ、など希望が通る場合も。
クリニックの場合
一般内科外来。当直は無いクリニックが殆ど。
老健施設(介護老人保健施設)の場合
勤務内容の確認
近隣の病院、診療所との連携について
病院関連施設かどうか
入所者の健康管理や入所診断を行うのが主たる業務。
(老健施設では診療行為は行えない。)。
施設の管理者(施設長)としての役割を求められる事が多い。
入所者に何かあった時の対応について確認が必要。病院の関連施設である老健施設の場合はバックアップ体制に問題がない場合が多いが、そうで無い場合は対応方針について要確認。 入所者やスタッフとうまくやっていく事に重きが置かれ医師としての専門性よりも人柄を重視する傾向が見られる。
一般内科に向いているタイプや一般内科医の将来性
一般内科医の重要な仕事は、プライマリーケアを中心に患者をGeneralに診る場面が多い為、患者や他科の医師をはじめ病院スタッフとも良好なコミュニケーションが取れる医師は向いていると言えよう。どこに病気があるのかを見極める事も大切である為、幅広い分野に興味のアンテナを張り新しい医療知識の習得やブラッシュアップを厭わず、コツコツと地道な努力を継続できるような人は最適であろう。冷静な観察力、洞察力も求められる。
医師全般に言える事であるが高い使命感を持って自らには厳しく、患者に対しては優しく接する事ができるような人には正に天職と言える領域かもしれない
内科の転職先候補の医療機関のチェック項目アドバイス
一般内科医としてどういった将来を希望しているのか、キャリア観や進みたい方向性に悩んでいる医師に対しては様々な可能性を提示して一緒に寄り添いサポートしていきたい。
転職先候補の医療機関を見る際には下記項目も合わせてチェックされたし。
専門医取得が可能な総合病院での勤務の場合
主な症例や診療体制について
診療方針について
設備や検査体制について
指導医の方針や教育制度について
同僚となる内科医(常勤医)の年齢、卒年、卒業大学について
大学医局からの医師派遣状況はどうなっているか
担当する外来のコマ数について
他科との連携体制について
一般病院での勤務の場合
主な症例や診療体制について
診療方針について
設備や検査体制について
同僚となる内科医(常勤医)の年齢、卒年、卒業大学について
大学医局からの医師派遣状況はどうなっているか
担当業務内容について(外来コマ数と患者数、受持ち患者数、検査担当数など具体的に)
他科との連携体制について
大規模(あるいは有名な人気)病院と比較すると提示される年収は高めの傾向が見られる(特に郊外へ行けば行くほど)。
当直回数の相談や当直無し(あるいは当直免除)の条件も柔軟に相談に応じてくれる医療機関も多い。
クリニックの場合
院長や他の常勤医がいれば各々の専門科や得意分野、年齢、卒年、卒業大学など
一般内科中心か、それとも何かに強みがあるクリニックか
外来コマ数や患者数の確認
後方支援病院について
基本的に当直もオンコールも無く、外来に専念できるクリニックが多い。
医師は院長だけか常勤医がもう一人といった規模のクリニックが多く、常勤医の空きが出た場合など不定期に医師を募集するといった感じで常時医師の募集が出る訳では無く求人件数自体は少ない。
クリニックでの具体的な業務内容は外来が中心となるところが多い。
他には通所リハビリテーションの管理や在宅医療(訪問診療)などに力を入れているクリニックも見られる。
老健施設(介護老人保健施設)での勤務
勤務内容の確認
近隣の病院、診療所との連携
病院関連施設かどうか
入所者の健康管理や入所診断を行うのが主たる業務(老健施設では診療行為は行えない)。
施設の管理者(施設長)としての役割を求められる事が多い。
入所者に何かあった時の対応について確認が必要。病院の関連施設である老健施設の場合はバックアップ体制に問題がない場合が多いが、そうで無い場合は対応方針について要確認。入所者やスタッフとうまくやっていく事に重きが置かれ医師としての専門性よりも人柄を重視する傾向が見られる。
離島や僻地での勤務
勤務内容の確認
勤務条件の確認
自由になる時間を確保できるかどうか
その土地に馴染めるか、年配者の方言への対応
人口減少社会となった日本では過疎化が進む地域が増えていく事が想定されている。
人の住んでいるところでは例外なく医師が求められる為、内科医の活躍のフィールドは日本全国に広がっている。総合的に患者を診られる医師を必要としている地域は多い。
医師が定着できるよう最善の待遇や環境を整えてくれる事も多いので思い切って飛び込んでみると様々な経験ができて面白いかもしれない。
縁もゆかりもない地域でも同じ日本語が通じ、田舎の人々は総じて温かい人が多いが、その地域特有の風習や地域性、また、年配者は方言がきつい事も想定しておく必要がある。若い人は比較的標準語での意思疎通が浸透しており問題は無い。期間限定で行ってみて、その地に馴染んで、気に入って定着、移住する医師も珍しくない。
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