岡山県で転職を考えている医師の方へ
岡山県の医師求人情報のご案内

 

岡山県の医師転職・医師求人マーケット

◆岡山県の医師数308.2人　全国平均246.7人
※医療機関勤務医師数（人口10万対、2018年）

 

岡山県の医師数（医療機関勤務医数、人口10万対）は県内全域で見ると、全国平均を大きく上回っており、充実した医師数を誇っている。
岡山大学病院（891床）、川崎医科大学附属病院（1,182床）、倉敷中央病院（1,161床）といった中国地方を代表する病院があり、岡山県内のみならず他県からも患者や若手の医師が集まってくる環境で中国・四国エリアの医療・福祉を牽引している。
これらの病院を筆頭に多くの急性期病院が密集しているのが岡山市（県南東部医療圏）や倉敷市（県南西部医療圏）といった岡山県南部の瀬戸内海沿岸地域であり医療施設、医師数などハード面、ソフト面ともに非常に充実している。

岡山県内には岡山大学と川崎医科大学の2校に医学部が設置されており、特に岡山大学は1922年設置と中国・四国エリアの医学部で最も長い歴史を誇り強い影響力を保っている。岡山大学医学部は関連病院の質・量ともに充実している。

◆岡山市や倉敷市など人気エリア以外は医師求人ニーズが強い岡山県

岡山県内の二次医療圏別に医師数（医療施設従事医師数、人口10万対比）を見ていくと、著しい地域偏在が生じている。医師が不足しているエリアでは恒常的（潜在的）に医師を募集している医療機関が多い状況だ。思うように医師採用ができない医師不足の医療機関は多く、週3日勤務、週4日常勤、高額年俸、日給・時給の高い非常勤（日勤・当直・日当直）、曜日指定のパートといった医師求人も見られる。常勤でも年齢不問、勤務日数の調整など交渉が比較的しやすい医療機関があるのは岡山県も他の都道府県と同様となっている。
都市部への集中は医師の立場に立って考えると致し方無い部分もあり、へき地への医師派遣の役割は大学医局（主に岡山大学）によって支えられてきたが、大学医局からの医師派遣を充分に受けられない病院（自治体病院、民間病院を問わず）の中には、自前の医師採用に力を注ぐところが増えている。
大学病院（岡山大学病院・岡山市北区、川崎医科大学附属病院・倉敷市）のある県南東部保健医療圏（岡山市など）、県南西部保健医療圏（倉敷市など）以外の医療圏は慢性的な医師不足の病院が少なくない。それら地域では常勤、非常勤ともに医師求人の年収（給与）相場は岡山や倉敷周辺より高め。転職で年収アップをお考えの医師は岡山や倉敷以外の求人案件を転職の選択肢に入れるのも良いだろう。また非常勤などのアルバイト案件を探す医師は、給与相場が高い好条件のバイト案件に出会えれば、効率よく年収アップを図れるだろう。岡山県内の基幹病院クラスは岡山大学などの学閥があるケースが多い。山間部地域では医療施設、医師数とも全国平均を下回る医師不足の状況が続いており、医師数の充実している岡山県においても医師の偏在や過疎化の問題は他の都道府県と同様の様相を呈している。

◆岡山県の医師求人の傾向は？

常勤医師の求人としては、内科系全般、産婦人科、整形外科、外科系診療科、脳神経外科、小児科、訪問診療、精神科（特に精神保健指定医）など様々な求人があり、クリニック医院の管理医師求人、院長募集（非公開案件が中心）、定期非常勤、当直バイト、単発バイトなどの医師求人も見られる。産業医求人は稀に入ってくるが、製薬会社の医師求人といった臨床以外の募集はあまり見られない。各診療科で医師募集があり入職時期は応相談、随時というのが一般的。

◆岡山県での医師転職活動の成否は？

岡山市や倉敷市、津山市など医師から人気が高いエリアであっても病院や診療科によっては常勤正職員（常勤医）が不足している医療機関が無い訳ではない。常勤医不足で定期非常勤の医師やスポット医師求人で凌いでいたり、常勤医の負担軽減の為、当直は非常勤医師で回すなど、当直医を募集している医療機関も。とはいえ、全般的に見て有力病院の常勤医師については大学医局（岡山大学病院、川崎医科大学附属病院など）との緊密な関係から比較的充足している医療施設が多いのが岡山市、倉敷市周辺のマクロ的な状況である。

岡山県で転職を検討している医師は医師数が不足気味のエリアの医師求人も条件次第で転職候補に入れて医師求人募集案件を探してみると良いだろう。

岡山県内の移動は自動車が中心になるが、新幹線やJRなど交通アクセス、公共交通網が比較的充実している岡山市などでは、駅から徒歩で通える病院やクリニックもある事から、選り好みをしなければ医師として働く職場の選択肢を見付ける事は可能だが、岡山大学の学閥が強い地域だけに、転職失敗を防ぐにはエリアを極端に絞り込み過ぎない事が必要かもしれない。エリアを限定し過ぎると職場の選択肢がかなり少なくなってしまうのだ。その理由は、有力な基幹病院の多くは大学医局と何らかの繋がり（医師派遣を受けているなど）があり、外部からの医師を自由に自己裁量で採用できる医療機関は限られてくる事、そして、年齢や経歴、医師経験年数が近く、専門領域が重なる医師が既に在籍している場合は、役職ポジション（センター長、診療科長、部長といった肩書）や医師構成の年齢バランスの問題から採用を見送るケースが多いためである。
一般急性期、回復期リハ、療養型、クリニック、訪問診療、老健施設まで様々な医療機関、診療科目において医師求人が見られる。転職をお考えの医師には希望の医師求人案件や希望する勤務形態（常勤、定期非常勤、期間限定、臨時・・・など）を実現できる医師転職案件はそれほどたくさん出てくる訳ではないのが岡山県の医師転職マーケットの特徴である。

◆岡山県での転職候補先選定は？

転職候補先病院の選択には、診療内容や症例数、治療方針、外来コマ数、主治医としての病棟担当患者数、救急の忙しさ、緊急対応、オンコール体制、学会補助、研修制度、看護師などコメディカルスタッフの質など、まずは想定される業務面や福利厚生から病院を絞り込んでいくと良いだろう。大学医局との関係確認も勿論重要だ。そして、年俸などの給与体系（歩合、インセンティブの有無なども）、給与の支給方法、研究日、休日、休暇など待遇面で絞り込んでいくと自ずと候補先は絞り込まれていくだろう。面接時にはより具体的に、外来コマ数、病棟管理の担当患者の数、当直回数、夕診、夜診、早出、遅番などの確認も必要だ。新幹線アクセスが良ければ広島、山口、遠くは福岡、神戸、大阪などから新幹線通勤、或いは平日単身赴任をする医師がいるという話も耳にするが、長期間に及ぶとさすがに精神的にも体力的にも、きつくなってくるかもしれない。

岡山県の医師の平均年収

岡山県の医師の平均年収を、平均年齢・平均勤続年数と合わせて見てみよう。
岡山県で医師求人情報をお探しの際に参考にして頂ければと思います。

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	男女計	男性医師	女性医師
平均年収	12,521.1千円	12,669.7千円	11,781.3千円
平均年齢	33.7歳	33.5歳	34.6歳
平均勤続年数	3.6年	3.2年	6年

常勤医師の取扱い（定義）

（１）常勤医師とは、原則として病院で定めた医師の勤務時間の全てを勤務する者をいう。
ア　病院で定めた医師の勤務時間は、就業規則などで確認すること。
イ　通常の休暇、出張、外勤などがあっても、全てを勤務する医師に該当する
（のは当然である、と医療法第25条第１項に記載してある）。

（２）病院で定めた医師の1週間の勤務時間が、32時間未満の場合は、32時間以上勤務している医師を常勤医師とし、その他は非常勤医師として常勤換算する。

一般的には1日8時間で週4日勤務であれば週32時間をクリアできるので常勤医師という身分になる。
常勤週3日を望む声が一部医師から聞こえてくるが、医療機関側がかなり柔軟な勤務体系を容認してくれないと現実的には容易ではない。
医師ひとりひとりがライフスタイルと収入のバランスを考えながら最適な働き方を選んでみては如何だろうか。

岡山県の医療行政と医療機関の特徴

岡山県の2次医療圏と全身麻酔件数の多い中核病院を中心に見てみよう。

 

2次医療圏	急性期医療の中核病院 ★は3次救急指定（岡山は3病院のみ） （　）は全身麻酔件数／年	その他の主な2次救急輪番制病院
県南東部 （岡山市など） 急性期医療の密集地帯	・岡山大学病院891床（4,000件以上） ・岡山医療センター（3,000件以上） ★岡山赤十字病院（2,000件以上） ・岡山済生会総合病院（同上） ・岡山労災病院（1,000件以上）	・岡山市立市民病院405床
県南西部 （倉敷市など） 急性期医療が集積	・倉敷中央病院1,161床（6,000件以上） ★川崎医科大学附属病院1,182床（4,000件以上） ・倉敷成人病センター（1,000件以上）	［倉敷］ ・倉敷第一病院 ・しげい病院 ・倉敷紀念病院 ・倉敷平成病院 ［水島］ ・総合病院水島中央病院 ・水島第一病院 ・倉敷廣済病院 ・総合病院水島協同病院 ［井笠］ ・笠岡市立市民病院 ・笠岡第一病院 ・井原市立市民病院 ・矢掛町国民健康保険病院 ・金光病院
高梁・新見 （高梁市・新見市）		・高梁中央病院（100件未満） ・大杉病院 ・高梁市国民健康保険成羽病院 ・新見中央病院 ・太田病院 ・渡辺病院 ・長谷川紀念病院
真庭 （真庭市など）		・金田病院（100件以上） ・勝山病院 ・近藤病院 ・総合病院落合病院 ・河本病院 ・真庭市国民健康保険湯原温泉病院 ・中山病院
津山・英田 （津山市など）	★津山中央病院（1,000件以上）	・総合病院津山第一病院 ・芳野病院 ・鏡野町国民健康保険病院 ・さとう記念病院 ・中島病院

◆岡山県の保健所一覧

政令指定都市保健所
〇岡山市保健所（岡山市北区）

中核市保健所
〇倉敷市保健所（倉敷市笹沖）

県保健所
〇備前保健所（岡山市中区）
〇備前保健所東備支所（和気郡和気町）
〇備中保健所（倉敷市羽島）
〇備中保健所井笠支所（笠岡市）
〇備北保健所（高梁市）
〇備北保健所新見支所（新見市）
〇真庭保健所（真庭市）
〇美作保健所（津山市）
〇美作保健所勝英支所（美作市）

保健所では多くの公衆衛生医師が地域保健に携わっている。公衆衛生医師は、患者の痛みをわかる医師であると同時に、地域の健康課題に疫学や行政の知識・能力を用いて対応する事が求められる。

○ 岡山県は、中国地方南東部に位置しており、面積7,113km2（全国17位の広さ）で、東は兵庫県、西は広島県、北は鳥取県、南は瀬戸内海を挟んで香川県の4県と隣接しており、大小あわせて約90の島を有している。
人口は約192万人（全国21位）。ブドウ、ナシ、桃など果物の生産地として有名で、瀬戸内工業地帯の中核を担う工業県でもあり三菱自動車・水島製作所なども立地している。

○ 岡山県の医療機関（病院）数は、一般病院153、精神科病院17の合計170施設となっている。（平成25年10月時点）

岡山県の医療政策の現状

○医師数　全国7位（人口10万対）
○救急告示病院数　全国10位（人口10万対）
○岡山県は医療施設、医師数、平均寿命など全国平均を上回り充実している。
○更に充実した医療体制を構築する為、医師数を増やすと共に地域のニーズにあった医師を育成、確保する事を目指し、地域医療を担っていただく医師のキャリア形成を県を挙げて支援している。

岡山県の医師需給状況　平成24年12月末

○医療施設に従事する医師数：5,365人（男性医師4,333人、女性医師1,032人）
人口10万対医師数：277.1人（全国平均226.5人）

2次保険医療圏ごとの医師需給の状況

※病院数は平成30年9月、医師数は医療施設従事の医師数で平成23年12月末時点）

１．県南東部医療圏：地方都市型

医師数2,969人（人口10万対322人、対全国平均128.3％）医師数は潤沢
県南東部医療圏：人口92万人（岡山市、玉野市、備前市、瀬戸内市、赤磐市、吉備中央町、和気町）
病院数77施設

▼岡山県／県南東部医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）

２．県南西部医療圏：地方都市型

医師数2,095人（人口10対293人、対全国平均116.7％）医師数は潤沢
県南西部医療圏：人口71万人（倉敷市、笠岡市、井原市、総社市、浅口市、早島町、里庄町、矢掛町）
病院数53施設

▼岡山県／県南西部医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）

３．高梁・新見医療圏：過疎型

医師数129人（人口10万対187人、対全国平均74.5％）医師数は不足
高梁・新見医療圏：人口6.9万人（高梁市、新見市）
病院数8施設

▼岡山県／高梁・新見医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）

４．真庭医療圏：過疎型

医師数109人（人口10万対219人、対全国平均87.3％）医師数は不足
真庭医療圏：人口5万人（真庭市、新庄村）
病院数7施設

▼岡山県／真庭医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）

５．津山・英田医療圏：過疎型

医師数423人（人口10万対222人、対全国平均88.4％）医師数は不足
津山・英田医療圏：人口19万人（津山市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、西宍粟村、久米南町、美咲町）
病院数18施設

▼岡山県／津山・英田医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）  

岡山県での医師転職についてのアドバイス

◎岡山県での暮らし・自然・文化は？

　岡山県は全体としては医師数は充実しているものの地域格差が激しい県である。県南部（岡山市と倉敷市）には大学病院や急性期医療機関が密集している一方で、県北部は過疎化が進んでおり格差が大きくなっている。

　3次救急指定病院は岡山市（県南東部）、倉敷市（県南西部）、津山市（津山・英田）の3つのみで、岡山市には所謂2.5次救急的な役割を担い頑張っている病院が多数見られる。
恒常的に医師不足の県北部（高梁・新見、真庭、津山・英田医療圏）では一般内科、一般外科などプライマリケアやGeneralな対応が期待される医師求人が多いが、県南部（倉敷市や岡山市など）では専門科に特化した求人（消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科、脳神経外科、整形外科、婦人科、眼科etc.）も多い為、希望する仕事内容やキャリアに応じて転職先の医療機関を検討してみては如何だろうか。

　岡山県の人口は192万人。
　人口上位の都市は1．岡山市（71万人）、2.倉敷市（48万人）、3.津山市（11万人）で、この3市で県全体のおよそ68％の人口を占めている。

　岡山県には倉敷美観地区や大原美術館、岡山後楽園、岡山城、瀬戸大橋、鷲羽山など全国的に有名なスポットが多数あり見所が多い。温泉地も湯原温泉や湯郷温泉などがある。またゴルフ場も多く安いフィーでプレーできる。
「晴れの国おかやま」の愛称通り、降雨量が少なく温暖な気候も魅力の一つ。
ブドウや梨、桃などの地場フルーツも豊富。ジーンズ生産で世界からも注目される児島、B級グルメの津山ホルモンうどん、桃太郎や吉備団子、宮本武蔵の生誕地などなど魅力が一杯。

◎岡山県の学力レベル・教育環境は？

　教育面においては、岡山白稜高校が医学部や難関大学への進学実績で全国的にも有名な他、川崎医科大学附属高校からは殆どの生徒が内部進学で川崎医科大学へ進学している。 岡山朝日高校、岡山操山高校（公立中高一貫校）、岡山学芸館高校、倉敷青陵高校、岡山城東高校なども難関大学への進学実績が高い。

岡山県で医師求人募集情報をお探しの医師の方へ

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