鳥取県で転職を考えている医師の方へ
鳥取県の医師求人情報のご案内

 

鳥取県の医師転職・医師求人マーケット

◆鳥取県の医師数304.8人　全国平均246.7人
※医療機関勤務医師数（人口10万対、2018年）

鳥取県の医師数（医療機関勤務医数、人口10万対）は県内全域で見ると、全国平均を大きく上回っており充実した医師数を誇っている。
中国地方では岡山県に次ぐ第2位の医師数となっている。

鳥取県は人口が日本で最も少ない県であり病院数45も国内最少、医療圏も国内最少の3医療圏（徳島県も3医療圏）であるが、医療水準は10万対医師数も含め全般的に高い県である。しなしながら、地域分散や偏在により豊富な医療資源を活かしきれておらず医師の欠員も見られる状況である。

◆米子市、鳥取市など人気エリア以外は医師求人ニーズが強い鳥取県

鳥取県内の二次医療圏別に医師数（医療施設従事医師数、人口10万対比）を見ていくと、著しい地域偏在が生じている。医師が不足しているエリアでは恒常的（潜在的）に医師を募集している医療機関が多い状況だ。思うように医師採用ができない医師不足の医療機関は多く、週3日勤務、週4日常勤、高額年俸、日給・時給の高い非常勤（日勤・当直・日当直）、曜日指定のパートといった医師求人も見られる。常勤でも年齢不問、勤務日数の調整など交渉が比較的しやすい医療機関があるのは鳥取県も他の都道府県と同様となっている。
都市部への集中は医師の立場に立って考えると致し方無い部分もあり、へき地への医師派遣の役割は大学医局（主に鳥取大学）によって支えられてきたが、それも難しくなっており自治体病院、民間病院を問わず、自前での医師の採用に力を注ぐ医療機関が増えている。
大学病院（鳥取大学医学部附属病院・米子市）のある西部医療圏以外の2つの医療圏・東部医療圏（鳥取市など）と中部医療圏（倉敷市など）も一定水準以上となっているが、慢性的に医師が不足している病院は少なくない。それら地域では常勤、非常勤ともに医師求人の年収（給与）相場は米子市などよりやや高め。転職で年収アップをお考えの医師は米子市周辺以外の求人案件を転職の選択肢に入れるのも良いだろう。また非常勤などのアルバイト案件を探す医師は、給与相場が高い好条件のバイト案件に出会えれば、効率よく年収アップを図れるだろう。鳥取県内の基幹病院クラスは鳥取大学などの学閥があるケースが多い。鳥取県の医療の中心は鳥取大学医学部のある米子市（西部医療圏）エリアである。
鳥取大学は基幹病院のみならず島根県東部の医療機関へも医師派遣で影響力を保っている。
米子市周辺は高度な医療機能が整っており山陰地方の医療の中心でもある。

東部医療圏（鳥取市など）や中部医療圏（倉吉市など）も一定以上の医療水準となっているが、山間部など医療施設、医師数とも十分でない地域もあり、医師数の充実している鳥取県においても医師の偏在や過疎化の問題は他の都道府県と同様の様相を呈している。

◆鳥取県の医師求人の傾向は？

常勤医師の求人としては、内科系全般、産婦人科、整形外科、外科系診療科、脳神経外科、小児科、訪問診療、精神科（特に精神保健指定医）など様々な求人があり、クリニック医院の管理医師求人、院長募集（非公開案件が中心）、定期非常勤、当直バイト、単発バイトなどの医師求人も見られる。産業医求人や製薬会社の医師求人といった臨床以外の募集はあまり見られない。各診療科で医師募集があり入職時期は応相談、随時というのが一般的。

◆鳥取県での医師転職活動の成否は？

米子市や鳥取市、倉吉市など医師からの人気が高いエリアであっても病院や診療科によっては常勤正職員（常勤医）が不足している医療機関が無い訳ではない。常勤医不足で定期非常勤の医師やスポット医師求人で凌いでいたり、常勤医の負担軽減の為、当直は非常勤医師で回すなど、当直医を募集している医療機関も。とはいえ、全般的に見て基幹病院や中核病院の常勤医師については大学医局（鳥取大学医学部付属病院など）との緊密な関係から比較的充足している医療施設が多いのが米子市などのマクロ的な状況である。

従って、鳥取県で転職を検討している医師は医師数が不足気味のエリアの医師求人も条件次第で転職候補に入れて医師求人募集案件を探してみると良いだろう。

鳥取県内の移動は自動車が中心になる。交通アクセス、公共交通網が比較的充実している鳥取市、米子市などでは、駅から徒歩で通える病院やクリニックもあるが、医師として働く職場の選択肢はそれほど多くは無い。転職失敗を防ぐにはエリアを極端に絞り込み過ぎない事が必要だろう。エリアを限定し過ぎると職場の選択肢がかなり少なくなってしまうのだ。その理由は、有力な基幹病院の多くは大学医局と何らかの繋がり（医師派遣を受けているなど）があり、外部からの医師を自由に自己裁量で採用できる医療機関は限られてくる事、そして、年齢や経歴、医師経験年数が近く、専門領域が重なる医師が既に在籍している場合は、役職ポジション（センター長、診療科長、部長といった肩書）や医師構成の年齢バランスの問題から採用を見送るケースが多いためである。
一般急性期、回復期リハ、療養型、クリニック、訪問診療、老健施設まで様々な医療機関、診療科目において医師求人が見られる。転職をお考えの医師には希望の医師求人案件や希望する勤務形態（常勤、定期非常勤、期間限定、臨時・・・など）を実現できる医師転職案件はそれほどたくさん出てくる訳ではないのが鳥取県の医師転職マーケットの特徴である。

◆鳥取県での転職候補先選定は？

転職候補先病院の選択には、診療内容や症例数、治療方針、外来コマ数、主治医としての病棟担当患者数、救急の忙しさ、緊急対応、オンコール体制、学会補助、研修制度、看護師などコメディカルスタッフの質など、まずは想定される業務面や福利厚生から病院を絞り込んでいくと良いだろう。専門医、指導医や大学医局との関係確認も勿論重要だ。そして、年俸などの給与体系（歩合、インセンティブの有無なども）、給与の支給方法、研究日、休日、休暇など待遇面で絞り込んでいくと自ずと候補先は絞り込まれていくだろう。面接時にはより具体的に、外来コマ数、病棟管理の担当患者の数、当直回数、夕診、夜診、早出、遅番などの確認も必要だ。

鳥取県の医師の平均年収

鳥取県の医師の平均年収を、平均年齢・平均勤続年数と合わせて見てみよう。
鳥取県で医師求人情報をお探しの際に参考にして頂ければと思います。

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	男女計	男性医師	女性医師
平均年収	10,533.0千円	11,205.6千円	8,869.3千円
平均年齢	50.1歳	50.9歳	48.1歳
平均勤続年数	8.3年	9.8年	4.7年

常勤医師の取扱い（定義）

（１）常勤医師とは、原則として病院で定めた医師の勤務時間の全てを勤務する者をいう。
ア　病院で定めた医師の勤務時間は、就業規則などで確認すること。
イ　通常の休暇、出張、外勤などがあっても、全てを勤務する医師に該当する
（のは当然である、と医療法第25条第１項に記載してある）。

（２）病院で定めた医師の1週間の勤務時間が、32時間未満の場合は、32時間以上勤務している医師を常勤医師とし、その他は非常勤医師として常勤換算する。

一般的には1日8時間で週4日勤務であれば週32時間をクリアできるので常勤医師という身分になる。
常勤週3日を望む声が一部医師から聞こえてくるが、医療機関側がかなり柔軟な勤務体系を容認してくれないと現実的には容易ではない。
医師ひとりひとりがライフスタイルと収入のバランスを考えながら最適な働き方を選んでみては如何だろうか。

鳥取県の医療行政と医療機関の特徴

鳥取県の2次医療圏とがん診療拠点病院を中心に見てみよう。

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‏2次医療圏	‏がん診療拠点病院	‏県指定病院
東部： 人口24万人（鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町）	・鳥取県立中央病院 ・鳥取市立病院	・鳥取赤十字病院 ・鳥取生協病院
中部： 人口11万人（倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町）	‏‏・鳥取県立厚生病院	‏・野島病院
西部： 人口24万人（境港市、米子市、大山町、南部町、伯耆町、江府町、日野町、日南町、日吉津村）	★鳥取大学医学部附属病院 ・国立病院機構米子医療センター
山口・防府： 人口31.3万人（山口市、防府市）	‏・山口県立総合医療センター ・綜合病院山口赤十字病院	・山陰労災病院 ・博愛病院

◆鳥取県の保健所一覧

〇鳥取市保健所（鳥取市、八頭郡智頭町・八頭町・若桜町、岩美郡岩美町）
〇倉吉保健所（倉吉市、東伯郡三朝町・湯梨浜町・琴浦町・北栄町）
〇米子保健所（米子市、境港市、西伯郡日吉津村・大山町・南部町・伯耆町、日野郡日南町・日野町・江府町）

保健所では多くの公衆衛生医師が地域保健に携わっている。公衆衛生医師は、患者の痛みをわかる医師であると同時に、地域の健康課題に疫学や行政の知識・能力を用いて対応する事が求められる。

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○ 鳥取県は、中国地方の日本海側・山陰地方の東部に位置しており、面積3,507km2（奈良県に次ぐ全国41位の広さ）で東は兵庫県、西は島根県、南は岡山県、南西は広島県とそれぞれ隣接している。
人口は57万人で日本の都道府県で最も少ない（全国47位）。
鳥取砂丘や中国地方最高峰の大山、果物ではナシ（二十世紀梨）やスイカの生産地として有名。

○ 県庁所在地・鳥取市は人口19万人。県東部に位置し鳥取砂丘が有名。

○ 鳥取県の医療機関（病院）数は、一般病院40、精神科病院5の合計45施設（全国最少）となっている。（平成25年10月時点）

鳥取県の医療政策の現状

鳥取県では、地域医療を担う自治体病院や公的病院などの医師不足に対応する為、県内の医療機関での勤務を希望する医師を県職員として採用して自治体病院等に派遣する「鳥取県医師登録・派遣システム」という取り組みを行っている。
また、鳥取大学医学部附属病院での研修を行う事もできるとしている。

[地域医療ローテートコースのモデル例」

• ●将来は山間地の病院、診療所で働きたいが、まずは診療の経験が浅い分野（小児科など）の臨床経験を積みたい。
  勤務）県立中央病院3年（小児科等診療）→自治体病院
• ●いろいろな病院で働きつつ、何年かに一度は症例の集まる病院で技術を高めたい。
  勤務）自治体病院A 2年→鳥取大学医学部附属病院1年→自治体病院B 2年
• ●鳥取県内の医療環境を地域の病院等で経験した後に、県内で開業したい。
  勤務）自治体病院A→自治体病院B→開業

[子育て離職医師等復帰支援コース]

• ●子育てで現場を離れていたが、近隣の病院等で○○科の診療を行いたいので、最新の医療技術等を研修したい。
  勤務）鳥取大学医学部附属病院6ヶ月→自治体病院、民間病院
• ●子育て中なので、昼間だけ短時間の研修を受けて、近い将来の現場復帰に備えたい
  勤務）県立中央病院（非常勤）

鳥取県の医師需給状況

○医療施設に従事する医師数：1,627人（男性医師1,352人、女性医師275人）
人口10万対医師数：279.6人（全国平均226.5人）
○医師数　全国6位（人口10万対）

2次保険医療圏ごとの医師需給の状況

※病院数は平成30年9月、医師数は医療施設従事の医師数で平成23年12月末時点）

１．東部：

医師数536人：人口10万対223.33人、対全国平均102.0％　医師数は均衡
東部医療圏：人口24万人（鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町）
病院数14施設、クリニック数196施設

▼鳥取県／東部医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）

２．中部：

医師数243人：人口10万対220.9人、対全国平均100.9％　医師数は均衡
中部医療圏：人口11万人（倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町）
病院数10施設、クリニック数87施設

▼鳥取県／中部医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）

３．西部：

医師数913人：人口10万対380.4人、対全国平均173.7％　医師数は潤沢（過剰？）
西部医療圏：人口24万人（境港市、米子市、大山町、南部町、伯耆町、江府町、日野町、日南町、日吉津村）
病院数20施設、クリニック数234施設

▼鳥取県／西部医療圏の2次医療圏詳細（病院一覧）  

鳥取県での医師転職についてのアドバイス

◎鳥取県での暮らし・自然・文化は？

鳥取大学医学部のある米子市（人口15万人）を中心とした西部医療圏が鳥取県及び山陰地方の医療の中心となっており医療水準も医師数も充実している。
米子市は商業の町として発展し「山陰の大阪」とも呼ばれ、山陰地方（鳥取県・島根県）のほぼ中央に位置している事から米子市に（同じくほぼ中央に当たる島根県松江市同様に）地場の企業が本社を置くケースが多い。米子市は県庁所在地ではないが（県庁所在地は鳥取市）鳥取大学医学部や山陰放送が米子市に立地している。
交通網はJR山陰本線と境線･伯備線の分岐点となっており、山陰自動車道・米子自動車道で岡山、鳥取、境港、松江と結ばれている。一般道は国道9号線（東は鳥取から兵庫県を抜け京都へと続く。西は島根から山口へと続く）や国道180号線、181号線、431号線が主要幹線となっている。
米子空港や境港からは韓国・ソウル、仁川（インチョン）や東海（トンヘ）、ロシア・ウラジオストクとも結ばれるなど、山陰随一の交通の要衝となっている。
米子市を中心に山陰最大の米子都市圏（人口24万人）を形成し、また、広域に及ぶ経済地域としては隣接する松江・出雲・安来（やすぎ）の各都市圏とともに、雲伯地方に中海・宍道湖経済圏を形成している。
山陰最大の温泉地・皆生温泉は日本におけるトライアスロン発祥の地としても有名。

東部は県庁所在地・鳥取市（人口19万人）が中心で鳥取砂丘や鳥取城址があるエリア。アクセス面では鳥取空港がありANAが鳥取－羽田間を1日5往復している他、鳥取自動車道で兵庫県西部方面とのアクセスも良くなっている。

中部は倉吉市（人口5万人）が中心。鳥取県中部には「とっとり梨花温泉郷」と呼ばれる一大温泉郷があり、温泉パラダイスと言われる鳥取県にあって、世界屈指のラジウム泉をはじめ、山間の秘湯、湖畔に湧く神秘の名湯などバラエティに富んだ温泉が豊富である。
倉吉市など鳥取県中部は文化、生活、習慣などは鳥取市など東部の影響が強い。

鳥取県は数字上は充実した医師数や医療水準を誇っているが、恒常的に医師不足の地域もあり一般内科、一般外科などプライマリケアやGeneralな対応が期待される医師求人が多い。
米子や鳥取などの都市部では専門科目に特化した求人（消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科、脳神経外科、整形外科、婦人科、眼科etc.）も見られる為、希望する仕事内容やキャリアに応じて医療機関を検討してみては如何だろうか。

鳥取県には上述以外にも「大山」（標高1,729mで鳥取県及び中国地方最高峰）や県中部の三朝（みささ）町には三朝温泉（世界有数のラジウム泉、ラドン温泉）があり温泉療法を実施している医療機関が複数ある。同じく三朝町には「三徳山」があり、中腹の断崖に浮かぶように建つ国宝・投入堂は特に有名（世界遺産・継続審議中）など観光スポットも多い。

◎鳥取県の学力レベル・教育環境は？

教育面においては、鳥取西高校、倉吉東高校、米子東高校などが医学部や難関大学への進学実績が高い。

鳥取県で医師求人募集情報をお探しの医師の方へ

以上、鳥取県の医師転職マーケットの概況をご案内いたしました。WEBサイトに掲載していない非公開求人や新着求人がございます。それぞれの年齢やライフステージ（キャリアアップ）、家族の状況変化（結婚、出産、介護など）に応じて、先端医療から地域医療、へき地医療まで鳥取県で常勤転職、または非常勤アルバイトの掛け持ちなどをお考えの医師は一度お気軽にご相談ください。常勤先病院からの給料にプラスしてもっと稼いで年収アップを狙いたいという場合は、外勤先を探して月給を上積みするのも現実的な選択肢。鳥取県周辺の医師求人案件の中から、ご希望条件に合う医師求人案件をご紹介いたします。

鳥取県周辺で医師転職、医師アルバイトをお考えの医師は一度気軽にご相談をいただければと思います。鳥取県の医師求人募集は非公開案件が多い為、忙しい医師の方が独力で医師求人募集案件を探したり内容を精査する事は容易ではありません。そんな時には医師転職コンシェルジュへ気軽にご相談ください。鳥取県の医療機関は県外からの医師の招聘にも積極的です。環境を変える事（転職する事）が、現状の仕事での不満の解決につながるのかなど、転職のメリットとデメリットを考慮に入れながら、鳥取県近郊の医師求人募集案件の中から、医師の希望条件に近い案件をお探しして、転職や非常勤アルバイトをお探しの医師ひとりひとりの希望条件に合う医師求人募集案件への応募をサポートいたします。