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医師転職コンシェルジュ代表。医師の方が自分らしい働き方、ライフスタイルを過ごす事が出来る様な転職支援を行う医師転職コンシェルジュを運営しております。医療業界や医師転職に関する情報に独自の意見も加えて発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

海外医師求人(ドバイ&ハノイ)

海外医師求人(ドバイ&ハノイ)

海外からの日本人医師求人のお知らせ 

海外医師求人① ドバイ(アラブ首長国連邦)⇒充足しました

dubai

【求人元】内科クリニック
【募集科目】GPGeneral Practitioner)ドクター
【年齢・性別】不問
【勤務開始日】2024年4月~(応相談 ※2023年内の内定も可能)
【業務内容】外来、健診・人間ドック、その他
      GPドクターとしての業務及びメディカルダイレクター業務
【必須要件】英語力(Good English in communication and specialization

ご興味ある医師の方は info@doctor-concierge.jp (件名:ドバイ案件)までご連絡ください。

海外医師求人② ハノイ(ベトナム)⇒募集中です

hanoi

【求人元】クリニック(内科、小児科、産科・婦人科)
【募集科目】①産科・婦人科 Obstetrician – Gynecologist (native Japanese)を募集⇒充足しました
      ②小児科 Pediatricsを募集⇒2024.9月現在、募集中です
      ③内科 General Practitionerを募集⇒充足しました
      ④歯科 Dentistを募集⇒2024.9月現在、募集中です
【年齢・性別】不問
【勤務開始日】応相談
【業務内容】外来、健診・人間ドック、その他

ご興味ある医師の方は info@doctor-concierge.jp (件名:ハノイ案件)までご連絡ください。

海外医師求人③ ホーチミン(ベトナム)⇒充足しました

ホーチミン

【求人元】クリニック(内科、小児科、産科・婦人科)
【募集科目】①産婦人科
      ②小児科
【年齢・性別】不問
【勤務開始日】応相談
【業務内容】お問合せください
【必須要件】英語力(Good English in communication and specialization)、CV提出

ご興味ある医師の方は info@doctor-concierge.jp (件名:ホーチミン案件)までご連絡ください。

海外医師求人④ ハノイ(ベトナム)でクリニックを開業したい医師の方へ

ベトナムの首都ハノイでのクリニック開業支援のお知らせ
日本の医療サービスをベトナムへ!

hanoihospital

☑2025年着工予定の病院のメディカルモール内に、独立したクリニックとして設立が可能(日本の医療モールに類似したコンセプト)

☑12階建て総合病院(500床予定、上記画像)内の7階、8階分が医療モール

☑病院内にメディカルモールとして2フロア分(7階、8階)のスペースを確保。
 単科はもちろんのこと、複数の診療科目を提供する医療法人としての入居も可能。

☑当該病院は既に現地ライセンスを取得済みのため、クリニック設立のための新たなライセンス取得は不要。

☑当該病院のオーナー(chairman)はベトナム優良上場企業を営む実業家

☑設立準備、企画からスタッフ採用、医療機器導入など経験豊富なアドバイザリー(ベトナム側、日本側両方)が開業までに必要な業務をお手伝い

ハノイ(ベトナム)でクリニックを開業したい医師の方はこちらまでご連絡ください。
info@doctor-concierge.jp(件名:ハノイ開業サポート)

高収入の美容外科、美容皮膚科、美容内科への転職!医師求人情報はどう探す?

高収入の美容外科、美容皮膚科、美容内科への転職!医師求人情報はどう探す?

美容外科、美容皮膚科、美容内科に転職するには?まずは美容への転職動機と美容医療の種類を確認

医師が美容医療の道へ進む動機は様々だ。

もともと美容に興味があった。美容医療が好き、育児中で当直や夜間・緊急時のオンコール呼び出しへの一般病院での勤務が難しくなった、出産を機に美容医療へ転科、時短勤務を相談しやすい勤務環境を求めて美容へ転科、ON・OFFはっきり、自由診療で高年収を稼ぎたい、結果が目に見える形ではっきり出る、未経験からチャレンジできる・・・などなど。

美容医療の道へと進む医師が増えている昨今、

まずは、ざっと美容医療の種類から確認してみよう(大きく4つに分類)。

照射機器

・レーザー(シミ、ニキビ、脱毛などの治療)

ピコレーザー(ピコシェア)など

ピコレーザー
引用元:株式会社ジェイメック

・超音波(たるみ、お肌の引上げ、リフトアップなどの美容治療)

 ハイフ=HIFU、ウルトラセルQ+、リフトアップハイフ(ドット)、脂肪分解ハイフ(リニア)など

ハイフ
引用元:Newpong社

・高周波(引き締め、痩身治療など)

 ヴィーナスヴェルサ/RFフラクショナルなど

ヴェルサ
引用元:VENUS CONCEPT

・光治療(薄いシミ、小じわなど広範囲の広く浅い美容治療)

 ヴィーナスヴェルサ/IPLフェイシャルなど

IPLフェイシャル
引用元:ルミナス社

注入・注射系(メスを使わない)

美容注射

肌のハリや肌の明るさなどお肌の改善治療(注射によっては内出血やダウンタイムあり)

ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、水光注射(メソガン U-225)、レディエッセなど

薬剤系(内服薬・外用薬)

薬剤

お肌の改善治療(お肌のハリや弾力、シミやくすみの改善など)

自宅で可能なものもあり(ゼオスキンなど)。

体の内側からシミにアプローチする内服薬、ニキビ対応の外用薬など。

オペ(メスを使う手術)

オペ

美容外科、形成外科的治療(昔は美容整形と呼ばれていた領域)

目の二重術、鼻、豊胸、脂肪吸引、糸リフト、乳がん治療後の乳房再建、フェイスリフトなど

最近の先進型、特化型

再生医療

上記4つに加えて以下の先進型、特化型の美容医療も増加している。

「再生医療」、「美容再生医療」、

「がん免疫療法」、

「幹細胞治療」、

「変形性膝関節症、半月板損傷など膝の痛み治療」

「PRP-FD®治療、培養幹細胞治療」

「男性専門美容医療」、

「AGA」、

「男性の下半身専門治療」、

「VASER(ベイザー)脂肪吸引・コンデンスリッチ豊胸(脂肪注入豊胸)」、

「QEEG検査やTMS治療」

「脱毛専門」

美容未経験の医師が美容へ転科する際に、何から始めたら良いのだろうか?

まず、始めやすいのは「未経験OK」の美容医師求人を探すのがひとつ。

具体的には、「美容内科」、「アンチエイジング内科」といった「若返り」、「体の内側から細胞を活性化」、「健康的にキレイに美しくなる」ことを目的とした美容医療分野があり、この領域は未経験OKの医師求人が多い。

年齢は若い方が有利。栄養学的な面から親和性が高い診療科目としては、糖尿病内科、消化器内科、消化器外科などが選考上は有利とされるが、内科系、外科系を問わず専門領域は不問という場合が多いので気になる求人があれば問い合わせてみてはいかがだろうか。

未経験でも転職しやすい「美容内科」とは?

医師の研修

美容医療に転職を希望する医師が増えている理由のひとつに「美容内科」の存在があるかもしれない。多くの美容内科では未経験からでも始められるという点が美容医療への転職ハードルを引き下げていると言えるだろう。

美容への転職(転科)を希望する医師の多くは美容医療未経験なので(美容医療の経験がある医師の方が少ない)、多くのクリニックでは研修制度が用意されている。

また、常勤のみならず非常勤の医師求人もあり、バイトから始めたい未経験医師も希望に合わせた働き方を選ぶことが可能だ。美容外科や美容皮膚の非常勤では未経験者は応募不可の医師求人が多いため、未経験者で非常勤からという人は「美容内科」から始めてみるのが良いかもしれない。

他の診療科目から美容医療へ転科、転職する際の注意点

他の科目から美容医療へ転職する際の注意点

保険診療と自費診療の世界は全くの別物、ギャップを覚悟しておく。

一般の保険診療では、外来や病棟、手術などを通じて病気の患者様を診察、治療する毎日で、病院からも患者さんからも「先生」、「お医者様」として丁重に扱われる。

しかし、美容医療のほとんどを占める自費診療(全額患者の自己負担、患者負担割合10割)は、サービス業とも言われるように、接遇(接客)やホスピタリティが重視され、美容の治療や医療技術だけに留まらず、医師自らも「患者様=お客様」の意識を持って、患者様へのケアや事前準備、更には集客や営業についても医師が主体的に(売上も)考えて動かなければならない。極端に言えば、これまで保険診療の世界ではヒエラルキートップでVIP的扱いを当たり前に受けていた「医師としてのプライド」はいったん捨て去るくらいの気持ちで臨んだ方が良い世界と言えるだろう。

美容医療の医師に必要なマインドは「病気を治してあげる」ではなく「選ばれて来ていただく」ということを現役の美容医のコメントで耳にすることが多い。

また、患者様(お客様)が本当に悩んでいることは何か、何を求めているのかを引き出すスキル、更には患者様(お客様)の言葉の先にある真のニーズまでを見通せる洞察力や共感力が美容医として成功するための必須スキルとも言われる。

また、別の表現を使うなら、「保険診療はマイナスをゼロの状態に復旧する医療」で、自由診療は「ゼロをプラスに改善する医療」とも言われる。

外見的コンプレックスや悩みを持つ患者さんに美容医療を提供し、悩みやコンプレックスを改善、人生を好転させるお手伝いをすることに喜びとやりがいを感じるという美容領域の医師は多い。

お客様(患者様)のニーズを満たせなければ不満を言われ、ネットに悪い評価を書きこまれる。逆にニーズを満たせば喜んでもらって感謝の言葉が返ってくる。美容医療は結果がダイレクトに跳ね返ってくる世界なのだ。また、集患が非常に大切な人気商売であり、WEBやSNSでの顔出しや情報発信が仕事の一部となることが多く、一度美容医療に足を踏み入れると、もう後戻りはできないとも言われ、ある意味ではつぶしが利かない厳しい世界と言えるかもしれない。

美容医療においても、当然のことながら「安全性」と「有効性」は大前提だ。しかしながら、安全性を軽視している美容クリニックが未だに存在することもまた事実。

「安全性」や「有効性」を本当に最重要視しているクリニックか否か、転職時にはよく確認した方が良いだろう。

形成外科医からの美容皮膚科医、美容外科医・美容内科医への転職

形成外科の手技的バックグラウンドと経験を持つ医師は美容外科の世界へ入っていきやすいと言われている。手術における職人的な技術や経験が美容の世界でも活かせる訳だ。

更に形成外科(形成外科専門医があれば尚可)に加えて、皮膚科・皮膚外科の知識・経験があると美容医としては強い。美容皮膚科は保険診療の枠でやり切れないものを自費診療で行うなど、外見が綺麗になることで患者様(お客様)はとても元気になる、そこに喜びとやりがいを感じる美容医は多いようだ。

美容医の元々の専門科目は、多岐に渡っている。

形成外科や皮膚科の他、乳腺外科、消化器外科、一般外科、泌尿器科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、産婦人科、麻酔科、救急、眼科、内科系、精神科など様々で、転科してくる美容未経験の医師に説明会や見学会を実施している。

研修教育体制が整っている大手美容クリニックグループでは美容未経験の医師へ門戸を開いている(但し、常勤に限る場合が多い)。

美容外科医の仕事内容としては、美容外科治療の他、他院で受けた美容治療のトラブル修正や手術修正などを行う場合もある(実際に多いらしい。)

また、実は日本ではレーザー機器等で国内承認されているものはとても少ないという(大部分は未承認)。医師の裁量下で施術が許されているため、EBM (evidence-based medicine)を基本としているかどうかはとても重要だ。

(トラブル時には医師の責任の問われ方も大きくなる。)

内科医からの美容内科医への転職

上でも述べたが、美容に興味がある医師が、未経験から入っていきやすい領域として「美容内科」というものがある。常勤の場合は、「美容外科」でも一から研修をする前提で未経験者を受け入れているが、バイト求人(非常勤)では、即戦力とならない未経験者を雇ってくれるところは、さすがに殆ど無く、そんな中、美容内科の募集では、(常勤でも非常勤でも)専門科目不問だ。美容に興味が有って、これから美容の世界に行こうか迷っている人は、まずは美容内科の非常勤から始めてみるのは良い選択かもしれない。

「美容内科」とは身体の内側から健康と美を作るという美容医療で、美容内科も自由診療の領域のひとつだ。栄養学的な治療アプローチが含まれることから、親和性の高い診療科目としては、糖尿病内科、消化器科などは、これまでの経験や知見を活かしやすいと言われている。

仕事内容は、外来(痩身外来など)、問診・投薬指導などだが、まずはお客様(患者様)の悩みやニーズをしっかりと聞き治療方針を見出すためのカウンセリングが重要で、お客様(患者様)との信頼関係を構築できるだけのコミュニケーション能力が求められる。

主な施術としては、下記のようなものがある。

医療直流EMS、医療電磁場EMS、脂肪冷却機器、HIFU、脂肪溶解注射、注入治療、ダイエット漢方、ヒアルロン酸・ボトックスの注入、高濃度ビタミンC点滴など

皮膚科から美容皮膚科医、美容外科医・美容内科医への転職

一般保険診療の皮膚科クリニックが患者ニーズに応える形で美容皮膚科へと診療範囲を拡げるというケースはよくあり、皮膚科から美容皮膚科への転職はハードルが低いと言えるだろう。皮膚科医が美容皮膚に興味を持つ一つの典型例としては、保険治療で治らないものを自由診療の美容皮膚科で治すというパターンだ。皮膚科医が美容皮膚科へ転職する場合、専門医が無くても問題は無いが、皮膚科専門医の他、更にはレーザー専門医、アラガン社認定の注入指導医などもあれば患者さんに対する安心感や集患の面で強みとなるだろう。

美容外科、美容皮膚科、美容内科の違いと仕事内容は?

美容外科、美容皮膚科、美容内科の違いと仕事内容

外科的な手技がある医師は美容外科、外科的な手技が無い皮膚科医は美容皮膚科に進み、外科的手技も皮膚科の手技も無い医師は美容内科というのが無理のない選択ではないだろうか。

外科系からの転科や外科の手技が好きな医師は美容外科に進むケースが多いだろう。

将来に向けてしっかりと学び、研鑽を続ける医師は美容医療の世界で生きていけると思うが、美容ドクターは増加傾向のため、決して楽な世界ではないし、一生懸命やらなければ何らかのトラブルを起こして淘汰されていくという厳しい現実も頭の片隅に置いておこう。実際に淘汰される美容ドクターは少なくない。

美容外科の医師の仕事内容

浮き沈みが激しい美容医療業界。

美容外科の分野を全てカバーしようとすると時間が掛かるが、得意分野に絞って、ある程度までであれば、そこまで時間は掛からずに独り立ちできると言われている。

美容手術で件数が多い項目

1.重瞼術(埋没、切開)美容手術全体の4割以上を占めると言われる

2.スレッドリフト

3.隆鼻術以外の鼻形成

4.上眼瞼形成(しわ取り、下垂など)

5.隆鼻術

6.下眼瞼形成(しわ取り、脱脂など)

7.脂肪吸引

豊胸は何で行われているのか?

1.ヒアルロン酸注入(5割弱)

2.脂肪注入(3割強)

3.インプラント(2割強)

フェイスリフトは?

9割以上がスレッドリフトで、外科的なフェイスリフトは少ない模様。

非外科的治療で件数の多い項目は何か?

1.脱毛

2.ボトックス

3.ヒアルロン酸注射(乳房は除く)

4.しみ・イボ治療(レーザーなど)

5.非手術的痩身

6.光若返り(IPLなど)

今後は、より低侵襲な治療や機械施術がメインになっていくとの見方が強く、

低侵襲で予防的な治療、アンチエイジング治療が更に若年層へと広がっていくと見込まれている。

美容皮膚科の医師の仕事内容

美容皮膚科医の仕事内容は、シミ、シワ、毛穴の開きなど皮膚の美容的治療やアンチエイジング治療のほか、スキンケアの指導なども行う。肌トラブルや肌のコンプレックスに対する美容治療以外にも一般の皮膚疾患(保険適応疾患)に対して(より審美的な美容効果を求めて)非保険適応治療も自由診療で行ったりするのが美容皮膚科医の仕事だ。

レーザー治療やレーザーでは消せないシミや肝斑に対して塗薬、ビタミン注射など体の内側から治療を行う(美容内科と重なる領域)ほか、肌質改善、ニキビ跡治療などに施術されるピーリングなども美容皮膚科医が一般的に行っている仕事だ。

美容皮膚科の主な診療内容

・ボトックス注射

・ヒアルロン酸注射

・ケミカルピーリング(美容皮膚科学会としてガイドラインを作成)

・レーザー脱毛

・レーザー療法

・ニキビ治療

・スキンケア

ピーリングは高いスキルが必要と言われており、また、カウンセリング時に患者さんにダウンタイム期間の過ごし方などデメリット面もきちんと丁寧に分かりやすい言葉で説明しておく必要があり、コミュニケーションスキルや、自分自身も「美」に高い関心を持ち、清潔感とアンチエイジングに気を遣うことも美容皮膚科医の仕事の一部と言えるだろう。

参考まで美容皮膚科の成り立ちや学会についても簡単に見ておこう。

美容皮膚科は、自由診療の美容を目的とした皮膚科の診療分野である。光老化現象に対する治療を支柱としたアンチエイジング(抗老化医学)療法を行うことで、若手を中心とした皮膚科医の関心が高い分野となっている。

「根拠のある美容治療」を目指して日本皮膚科学会内部の研究会が1987年に発足し、2002年に「日本美容皮膚科学会」としての活動を開始。学会の会員数は2021年現在で約2,800名。2008年には「日本皮膚科学会美容皮膚科・レーザー指導専門医」の認定医制度を開始した。受験資格として「皮膚科専門医」が要件となっており、皮膚科医として幅広い皮膚の生理的構造やメカニズム、皮膚疾患に対する幅広い知識を基盤として美容治療に取り組む事を理念として定めている。

美容内科の医師の仕事内容

美容外科や美容皮膚科では手術やレーザーを当てたり、1回あるいは短時間で治療が完了する施術を行うが、それとは対照的に美容内科は時間を掛けてゆっくり通院を重ね、着実に、健康に美しく、キレイになるというコンセプトで行われている内科的美容治療だ。

美容内科では美容注射や美容点滴、ホルモン補充療法、美容漢方、サプリメント療法などで体の内側から体質改善を行う美容治療を行っている。

美容外科、美容皮膚科、美容内科へ転職する為の必要なスキル・経験は?

美容医療に必要なスキル・経験

美容ドクターは増加傾向にあり、初期研修を終えてすぐに美容医療(美容外科、美容皮膚科、美容内科)を目指す医師が増えている。

美容外科医の中には、「形成外科と美容外科は近いようで全くの別物。美容をやりたい医師は回り道をせずに出来るだけ早く美容の世界へ来て一から学んだ方が良い」という意見もあれば、

「形成外科の手技や経験は美容外科医としては「十分条件」ではないが「必要条件」。麻酔管理も含め形成外科で手術の基本や安全性をしっかりと身に着け、最低限「形成外科専門医」を取得してから美容外科へ進むべき」という相反する二つの意見がある。

どちらも一長一短あり、美容の世界では専門医資格はあまり重視されない傾向が見られるが、一般の患者様(お客様)に安心感や信頼感を持ってもらうための、分かりやすい客観的な指標としては、形成外科専門医、皮膚科専門医といった保険診療の世界でも通用する専門医資格は意味があるように個人的には感じる。

いずれにしても、しっかりと美容医療の経験を積んでいかないと淘汰される時代に入ってきているのだ。

最も重要なのは「美容の世界でやっていくんだ」という強い意志と覚悟だろうか。

そして、必要なスキルは、患者様(お客様)としっかりとコミュニケーションが取れる能力。「常勤」転職の場合は、経験は不問(未経験OK)だが、クリニック選択はとても重要になる。どこのクリニックならきちんと教育・研修を受けられ、しっかりと学ぶことができるかということ。

正しい医療技術を身に着けることが美容医療の世界で生きていくには必要不可欠であり、セミナーや見学の機会を利用して、自分自身の目と感性で転職先のクリニックを選んでいくことが重要になるだろう。

美容医療へ転科しても、自らをPRできる特徴や技術を身に着けられなければ、その転職は長い目で見るとあまり良い結果へ繋がらないだろう。特に転科の場合は知識も技術もゼロに等しい状態からのスタートになるため、年収や労働環境などの条件面を最優先にするよりも(それも大事ではあるが、二の次とした方がよい)、数年間は力を付けることに注力して、教育体制・研修環境が整っているか、力をつけられる環境かどうかを重視した転職先選びをした方が良いだろう。

美容外科、美容皮膚科、美容内科の医師の年収は?

自由診療の美容クリニックが常勤医を募集する際の初年度想定年収(目安)

◆美容外科:年収1,600万円~2,700万円程度

(経験、手技、エリアにより大きく変動)

◆美容皮膚科:年収1,200万円~2,600万円程度

(AGAや医療脱毛専門クリニックが高い傾向)

◆美容内科:年収1,000万円~2,600万円程度

(医療痩身専門クリニックが高い傾向)

管理医師(雇われ院長)は更に高年俸となる。開業医は成功すれば収入は青天井となる一方、経営がうまくいかなかったり、トラブルに巻き込まれたり訴訟を抱えるなど失敗するリスクも当然のことながら伴う。

参考まで、

日本美容外科学会(JSAPS)が調査委員会を立ち上げ、日本美容外科学会(JSAS)、日本美容皮膚科学会(JSAD)が協力して2017年に実施した日本国内の「美容医療実態調査」というデータがある。

JSAPS、JSAS、JSADの会員医療機関すべて、さらにこれら3学会の非会員で美容外科もしくは美容皮膚科を標榜している医療機関をリストアップしたものだが、

その総数は、3,656機関だそうだ。都道府県別では東京都が894機関と最も多く約25%を占める。全国最少は島根県で5機関。

美容業界は常勤だけでなく非常勤バイトも不足している?

美容クリニックは独立開業が増加傾向にあり、非常勤バイトを求める医師求人も。

しかし、エリア的には東京などその多くが都市部に集中している。

美容外科や美容皮膚科はなぜ「医師の落ちこぼれ」と揶揄されるのか?

美容外科は医師の落ちこぼれ?

これは現実として、美容医療は「病気を治す医療」や「予防医療」と全く別物で、命を救うことが医者の本来あるべき仕事と世間から考えられており、特に国公立大学医学部は国費(公費)が医師養成に投入されている為、国公立大学医学部出身の医師が美容医療に進むことにはネガティブなイメージを長く持たれた時代があったのは事実だろう。

そういう背景もあり、昔は親が金持ちの私立大学医学部卒の医師が多かったことや、金儲け至上主義のイメージ、グレーな業界体質、トラブルや医療事故、裁判の多さなどネガティブイメージには事欠かなかった。

自費診療に携わる医師の中には、医療事故(死亡事故も)や裁判、金銭トラブルや事件を起こし犯罪者となってメディアを騒がせる美容ドクターの事例が最近も散見され、「金儲け第一」「怪しい」といった印象が世間に根強くあることは否定できない。

最近は、美容医療に対する世間一般のイメージが少しずつ改善してはいるものの、大学病院(大学医局)や保険診療の医師の多くは美容外科や美容医療をあまりいい目で見ていないのは事実だろう(とはいえ、国立大学の形成外科医局で美容外科に力を入れる事例も出てきている)。

一般保険診療の「真面目な」イメージの医師よりも、「不真面目そうな」「チャラチャラした派手なイメージ」「当直も救急もない」美容の医師の方が経済的に恵まれていて、年収が高いというのも、保険診療の医師から見ると面白くない現実で、せめて、「美容」は別の世界として「アンチ美容医」「医師の落ちこぼれ」と揶揄するということなのだろう。

美容外科、美容皮膚科、美容内科への転職は紹介会社を利用する方が良い?

美容医療と一口に言っても、美容形成、美容整形、美容皮膚科、豊胸、脂肪吸引、更には再生医療や幹細胞治療、アンチエイジング、美容内科など、カバー領域はますます拡大している。自分で医師求人案件を探すのが大変な時は、医師紹介会社、転職エージェントが持つ求人案件を紹介してもらうのもひとつの手段だ。転職エージェントだからこそ知っている情報があるかもしれない。

東京、横浜、さいたま、千葉など首都圏の美容外科は転科希望者、転職希望者が増えたため、未経験者は自己応募のみ受け付けるという美容クリニックもあるが、

転職活動にはエージェントも上手に併用してみてはいかがだろうか。

医師の転勤

医師の転勤頻度、人事異動の理由

医局員(大学医局所属医師)の転勤、転職事情は?

勤務医は大きく二つに分類される。

ひとつは、大学医局所属の医師。

もうひとつは、大学医局に所属せず医療機関と直接雇用契約を結ぶ勤務医。

ここでは医局所属の医師、いわゆる医局員の人事異動・転勤について見ていきたい。

現状、医局所属の医師に転勤(人事異動)はつきものだ。

医局とは、大学医学部(医科大学)の診療科目ごとの組織で、教授を筆頭に、准教授、講師、助教、医局員、大学院生などの医師で構成されている。

医局には人事異動があり、医局員は基本的に転勤の辞令を断ることは難しいのが実情となっている。

医師の「転勤」とは、一般的には大学病院や関連病院への人事異動のことを指し、医局員にとって生活面、金銭面で大きな変化を及ぼす可能性がある重大関心事なのである。

なぜ医局員の転勤・人事異動は必要なのか?

 大きく以下の2つの理由が考えられる。

◎地域医療の維持、へき地医療の支え

地域医療の維持、へき地医療の支え

医局の関連病院とは、大学医局が医局員(医師)を派遣している病院のことで、「ジッツ」とも呼ばれている。

関連病院は、大学病院の近郊都市部のみならず、かなり遠隔地にある場合もあり、医師確保が困難なへき地や地方の病院へ医局員を安定的に派遣することにより医局が地域医療やへき地医療を支えている実情がある。多くの医師は都市部の職場を希望するため、希望者が少ない病院へは医局が人事権を行使して医師を派遣し、診療体制の維持を図りポストの空きを埋めるために定期的な人事異動が必要となる訳だ。 

◎医局員の教育

また、医局人事には、医師の教育という側面もあるようだ。

病院によって医療機能や集まる症例が異なり、一つの病院に何年も勤務していると、症例や経験にどうしても偏りが生じてしまい、思考が硬直化、そして医師としても人間としても視野が狭まることになりかねないため、複数の病院を経験することは将来の選択肢を拡げることに繋がる面があるだろう。

【医師が医局に所属する主なメリット】

  • ・多くの症例、診療経験を積める
  • ・専門医修練など整った教育体制
  • ・医師人脈を築きやすい
  • ・医局組織に守られた雇用の安定、安心感
  • ・臨床、研究、学会、論文、留学などキャリア選択の幅
  • ・数年ごとに人事異動がありいろんな土地に住める(心機一転、リフレッシュに良い機会。人によってはデメリットにも。)

医局人事の希望調査と医師の単身赴任

医師の単身赴任

医局の人事異動では事前に医局員に希望調査が行われることが多いようだ。

ある日突然、何の前触れも無く、へき地の関連病院への転勤を命じられることは少ないと思われるが、それでも、医局と関連病院の事情によっては、自宅から遠く通勤困難な病院への転勤が決まったり、不本意な人事異動を命じられた医局員は、とても困った事態に直面することになるのだ。

家族持ちの医師の場合は特に悩ましく、家族(夫、妻)の仕事の都合や子供の学校(教育)の関係から一家揃っての引っ越しが困難なことも珍しくない。

そのような(不本意な)転勤を、医局人事で命じられた場合の医局員の選択肢は、残念ながら下記のような限られたものになってしまうだろう。

  • ・医局人事に従う(単身赴任も覚悟)
  • ・教授や医局長にダメ元で相談(正式決定の前であれば教授面談で情に訴えてみる。。。)
  • ・医局を辞める(退局)=転職する(医師求人を探す)

医局員にとっては、まさに人生の岐路、「運命の分かれ道」といえる局面かもしれない。

一度決まった人事はよほどのことが無い限り拒否できないので、覚悟を持って退局する医師は、病院の医師求人を探して自ら応募するか、医師専門の転職エージェントに登録して医師求人案件を紹介してもらうことになるだろう。

医局人事のタイミング

医局員の人事異動はいつ頃決まる?

次年度の人事が決まる時期は医局によって様々なようだが、概ね、半年前~遅くとも3カ月前くらいまでには決まることが多いと聞く。しかし、諸事情により直前に言い渡されることもあるようだ。

新年度4月の異動であれば、秋頃から年末年始くらいにかけて言い渡されるのが一般的だろうか。

(中には、7月末~8月頃に教授面談という医局員もいた。4月より早い時期の異動だった可能性もあるが。)

医局人事の年齢傾向と転勤頻度

医局員の転勤頻度と年齢の傾向、単身赴任は?

20代~30代半ばくらいまでの若手医局員

30代半ばくらいまでの医局員は人事異動(転勤)が多く、希望も通りにくいと言われている。転勤の頻度は数年に1回が一般的だが、短い場合は半年~1年ということもある模様。

結婚や出産、育児などライフイベントと重なることが多い年齢であり、「なぜこのタイミングなの?」、「仕事、患者の引継ぎはどうすれば?」と悩む医師は多い。

医局での下積み時期(教育期間)、丁稚奉公的な面もあるかもしれないが、様々な病院や症例を経験できる貴重な時期であり、また、見知らぬ土地で暮らし働く経験も将来の糧となり、転勤のプラス面を「楽しみ」と捉えられれば、若手医局員にはデメリットばかりとも言えないだろう。

医局人事の地方勤務(遠方の関連病院勤務)は、医師の転職市場においてはマイナスポイントと判断されることは無いので、その点は安心してほしい。

30代後半~40代前半

異動の頻度は減少。

40代半ば~50

勤務先がほぼ固定される(何も無ければその病院で定年まで勤め上げる)。

この頃には、居住地や家族事情なども考慮されるようになり、異動の頻度は更に減少。

しかし、医局や関連病院の状況や事情によっては、50代や定年間際でも人事異動が全くない訳ではなく、転居や単身赴任を選択する医師もいる。

医局の人事権

医局員の人事異動、転勤はどのように決まるのか?

トップである教授と医局長など限られた数人が人事権を持っていることが多い模様。

教授選の動向により教授が変わると医局員の大移動という事例も珍しくない。

医局人事の実態

医局人事の実態

医局員の個人的な希望は通るのか?

医局の都合が優先で、個人の事情や希望は二の次というのが一般的だろう。

これは医局の組織運営としては当然そうだろうなという感じではある。

医局人事で出世したい、可能な限り希望を叶えていきたい医師は、医局の上層部とうまく付き合っていくことが求められるだろう。

但し、自分が望む働き方によっては、医局上層部との距離感の取り方も変わってくるかもしれない。

教授をはじめとした医局上層部との関係が悪ければ、希望は通らないだろうし、希望しないへき地へ飛ばされるかもしれない。気に入られれば、ある程度は医師個人の希望も聞いてもらえるかもしれないし、教授が手元に置いておこうと重要ポジションや大学病院勤務が続くかもしれない。

しかし、「そろそろ大学病院を離れたい」タイミングが訪れ、医局員に人気の市中病院を職場として希望する場合はどうだろうか。

仕事量が適正で、給料が高く、それでいて医師数や医師の力量、医療設備も大学病院に負けず劣らず充実した人気の市中病院に出たい場合は、医局上層部との絶妙な距離感が求められるかもしれない。

(教授に気に入られ過ぎて、ずっと大学病院から出してもらえないなんてことも・・・) 

医局人事次第では退局して転職することを考えているので、その際は転職サポートをお願いしますという相談を医局所属の医師から受けることがあり、今回のコラムで医局の人事異動に関するテーマを取り上げてみた訳だが、 

どこの組織も結局は人間関係、好き嫌い、本音と建前が交錯する世界で、

それは医局においても例外ではないということを筆者としては再認識した次第。

さて、各地の医局員のみなさんの実情はいかがだろうか。

自宅オンコール待機医師

給与も魅力的、医師の珍しいアルバイト「自宅オンコール待機」

珍しい「自宅オンコール待機」の医師求人(定期非常勤、スポットも可)

医師の皆さんは「当直連携基盤」という会社をご存知だろうか?

アルバイトを探している医師には大いに注目してもらいたい内容なので、今回のコラムでは一風変わった社名の「当直連携基盤」が募集する「自宅オンコール待機」のバイト情報を医師の皆さんにご紹介したい。

「当直連携基盤」は東京日本橋に本社を構える会社で、ひとことで表現すると、「自宅オンコール待機」のアルバイト先を紹介してくれる会社と理解しておくと分かりやすいだろう。

当直連携基盤が2022年4月時点でカバーしている範囲は首都圏(東京、二子玉川、千葉)と名古屋エリア、そして大阪エリアへと、都市部を中心に順次対象エリアを拡大中だ。

さて、バイトを探している医師にとって肝心の仕事(アルバイト)の中身だが、

「自宅オンコール待機」に特化したアルバイトを登録医師に紹介してくれるというイメージだ。数ある医師のアルバイトの中でも珍しい部類に入る「自宅オンコール待機」は、時間を有効に使いたい、それほど負荷の掛からないバイトで少しでも収入を増やしたいといった医師には検討に値する内容ではないだろうか。

バイト先(勤務地)となる「待機場所」は下記の中から選択が可能となっている。

・自宅

・常勤先

・ビジネスホテル(当直連携基盤が手配)

・二子玉川当直室:東京都世田谷区瀬田3-5-17

・文京区当直室:東京都文京区白山4-36-2

・大阪当直室:大阪市北区同心2-1-28-1003

・千葉当直室:千葉市中央区要町5-5-701

・名古屋当直室:名古屋市中区新栄1-5-18-301

自宅オンコール待機医師(医師から選ばれる理由)

「自宅オンコール待機」のバイトと言われても、医師の皆さんにもあまり馴染みがない、聞き慣れないバイトなのでイメージしにくいと思うが、「当直連携基盤」に登録している医師は既に500名を超えており、多くの医師から信頼され選ばれている様子が登録医師数からも窺える。

「自宅オンコール待機」には、他の(一般的な)当直勤務とは違うたくさんのメリットがあると同社の中尾亮太社長からお話を伺ったので下記にご紹介していこう。

医師の柔軟な働き方を実現。

普段の業務や学会準備が忙しくてバイトが出来ない。

土日や夜はなるべく家族と一緒に過ごしたい。

そんな多くの医師の「生の声」から生まれたのが「当直連携基盤」の仕事である「自宅オンコール待機」のアルバイトだ。

「自宅オンコール待機」は、その名の通り、「自宅や(ホテルなど)でのオンコール待機」なので常勤先の仕事やプライベートタイムと、バイトの両立が可能となっている。

「自宅オンコール待機」のアルバイトは、呼び出しが無い時間は自由に過ごせるため、常勤先で残務処理をしながら、或いは、自宅で学会準備をしながら待機したり、自宅で家族団欒をしながらの待機も可能となっている。

シフト希望制

「自宅オンコール待機」のアルバイトは、シフト希望制のため空いた日にだけ入ることも可能となっている。

空き枠が出た時には数日前でもシフトに入ることも可能だ。(登録医師には「当直連携基盤から案内が入る仕組みとなっている) 

業界最高水準の給与

自宅オンコールにも関わらず高い給与体系が魅力。平均給与の目安は下記の通り。

・9~18時(土日):8万円~9万円(往診3~5件)

・18~23時(毎日):3~5万円(往診1~3件)

・23時~翌朝(毎日):3~5万円(往診1~2件)

基本給に加え、細かくインセンティブが付くため、忙しいと感じた日はしっかりと高額の給与が支給される。例えば、往診1万円~2万円/件、電話対応1,000円/件、紹介状作成2,500円/件など、自宅にいながらしっかり稼ぐことも可能な給与体系が魅力となっている。

往診未経験の医師にも安心のサポート体制

熟練の診療アシスタントが送迎から診察まで医師をサポートしてくれるので、往診未経験で初めての医師も安心してバイトに入ることが可能となっている。

(勤務している医師のほとんどが往診未経験の状態からスタートしている。「当直連携基盤」で初めて往診というものを経験している医師がほとんどとのこと。)

どんなバックグラウンドの医師でも安心してご勤務頂けるように、入職時には丁寧なレクチャーを行い、往診に行く際は常に「当直連携基盤」の社員が診察現場まで同行するというから初めての医師も安心して「自宅オンコール待機」のアルバイトに飛び込んでいけそうだ。

電子カルテの使い方や、物品・医薬品の案内、「こういう時はどうすればよいか?」など、分からない事があれば気軽に相談をしながら勤務することが可能となっている。

持ち物不要

医師にとっては手ぶらでバイトが可能な点も魅力だ。

聴診器・白衣・スクラブなど診察に必要なものは全て往診車に積まれているため、医師は手ぶらで迎えの往診車に乗ればOKという体制になっている。

なお、オンコール待機場所となる自宅やホテル(当直連携基盤が手配)が各当直室(東京日本橋、二子玉川、文京区白山、千葉、名古屋、大阪)から車で15分以上離れている場合は、当直室待機となることもあるとのこと。

2022年3月時点の当直連携基盤が用意している当直室を下記に再掲しておく。

◇東京当直室

 東京都中央区日本橋本石町3丁目2-3 日本橋オリーブビル9F

◇二子玉川当直室

 東京都世田谷区瀬田3-5-17

◇白山オフィス

 東京都文京区白山4-36-2

◇千葉オフィス

 千葉県千葉市中央区要町5-5ロイヤルハイネス701

◇名古屋オフィス

 愛知県名古屋市中区新栄1-5-18 MAPLE ANEST SHINSAKAE301

◇大阪オフィス

 大阪府大阪市北区同心2-1-28 S-FORT大阪同心1003

「自宅オンコール待機」のアルバイト・医師求人募集の概要

◆雇用形態:スポットバイト/定期非常勤

◆勤務時間・給与:

【待機給+高額インセンティブ】

待機給

35,000円/回(8時~18時)※89時は電話対応のみ

25,000円/回(13時~23時)

20,000円/回(18時~翌8時)※明け時間は相談可

30回以上の継続勤務で待機給が5,000UP

インセンティブ

・往診

6:0017:59 +10,000円/件

18:0021:59 +12,000円~15,000円/件

22:005:59 +15,000円~20,000/

・電話対応  +1,000円/件

・救急搬送手当 +2,500円/件

・紹介状作成手当 +2,500円/件

・自家用車利用手当 +2,000円/件

・遠方往診手当 +10,000円/件

 

・年末年始手当(日勤のみの場合)

12/29 +15,000 (+10,000)

12/30 +15,000 (+10,000)

12/31 +35,000 (+25,000)

1/1 +35,000 (+25,000)

1/2 +35,000 (+25,000)

1/3 +35,000 (+25,000)

 

二子玉川限定・昼当直室出勤待機プラン

待機55,000円(8:3018:00)+インセンティブ(平均30,000円~50,000円)

当直室:世田谷区瀬田3-5-17(用賀駅・二子玉川駅)

特典:占有個室部屋/wi-fi/プリンター/ベッド/シャワー室/フリードリンクあり/PC持ち込み可

 

インセンティブの支払元について

インセンティブは各連携医療機関からの支払となっている。

※各連携医療機関との労働条件通知書を予め発行

 

患者割合

在宅患者・施設患者は半々程度の割合

 

頻度 ※あくまで目安の数字

*日勤帯

・電話→46

・往診→35

*夜勤帯

・電話→35

・往診→14

 

必要な手技

・往診

・電話再診

・尿道カテーテル交換

・点滴ルート確保

・死亡診断

・救急搬送/紹介状作成

※胃ろう交換や気切カニュレ交換は必須ではない。

自宅オンコール待機医師(医師から選ばれる理由)

なぜ当直連携基盤の「自宅オンコール待機」は生まれたのか?

自宅オンコール待機

中尾亮太社長は実姉を院長とする千葉中央ひかりクリニック(http://www.hikari-clinic.org/)という在宅医療診療所を2013年に地元・千葉市に立ち上げた。

実姉である中尾絵美子院長や他の在宅医の仕事を間近で見ていた中尾社長。

当時(今も多くの在宅医療の現場がそうだが)、24時間対応を継続することは在宅医にとって精神的・肉体的に大きな負担となっていた。

そのような状況を間近で見るにつけ、中尾社長は「在宅医療機関向けの当直インフラが在宅医療の持続的発展には必要不可欠」と強く感じたのが「当直連携基盤」の始まりだ。

2016年に在宅医療24時間体制の仕組みかに着手(オンコール体制共同化)して以降、各地域で当直インフラの構築に尽力してきたと言う。

そして、世の中に必要とされる「当直インフラ」サービスとして「当直連携基盤」は徐々に認知され、20224月現在では、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨木県・愛知県・大阪府の医療機関の夜間休日の支援にまで拡大しており、更に多くの医師の参画を必要としているのが現在の状況だ。

中尾社長は、当直医師に診療を任せる事に様々なハードルがあるのは事実としながらも、そのハードルを超えようと「当直連携基盤」の想いに賛同して参画している医療機関や在宅医の期待に沿えるよう、在宅医療の現場から上がってくる意見を真摯に受け止め、日々当直診療におけるサービス向上に努めている。 ある調査では、主治医によるオンコールよりも訓練された当直医体制の方が、患者満足度が高くなることもあると言い、医師がバーンアウトせずに一定以上のQOLやワークライフバランスを確保しつつ、患者満足度においても一定以上のレベルを確保する、そんな難しい課題克服を目指して着実に実績を積み上げているのが中尾社長率いる当直連携基盤という会社だ。

在宅医療に取組む医師の多くは、「かかりつけ患者さんのために本当は夜間もすべて自分で対応したい」「しかし、それでは自分の体力・精神力に限界がある」そのような強い責任感ゆえのジレンマを感じているのではないだろうか。

「外注」、「丸投げ」するような関係性では、主治医も患者さんも安心できない・・・。

 本当に必要とされているのは「かかりつけ患者さんへの切れ目ない在宅医療」であり、「主治医と一緒に伴走する当直チーム」だ。

そんな思いを強くし、主治医が安心して連携できる、そんな「当直インフラ」を地域に構築したいとの考えから「当直連携基盤」というネーミングでスタートしたという。

主治医の思いを当直チームが汲み取って診療をする、というのは難易度が非常に高い仕事であり、いつまで経っても完璧と思えるレベルには至らないかもしれない。

ただ、それでも日々の対応を振り返り改善をしていくことが、様々なジレンマを超えて「当直連携基盤」に依頼をしている主治医の先生方へ示せる最大の誠意だと考え、この仕事に取り組んでいますと中尾亮太社長はいう。

悩みを抱える在宅医療機関の助けになる「自宅オンコール待機」のアルバイト

・オンコール付き求人だと医師・看護師の採用が進まない。

・自院で当直専任チームを抱えるにはコストが掛かりすぎる。

・日勤帯の管理で手一杯で、夜間は自分一人で対応している。

・ちゃんとした対応をしてくれるのかが不安でなかなか自分以外の医師に任せられない。

上記のような悩みを抱える在宅医療機関は全国に多く存在している。

そんな在宅医療に取り組む医療機関の悩みを解消すべく構築された「当直連携基盤」の「自宅オンコール待機」(当直機能シェアサービス)は、自宅オンコール待機のバイトを担う医師にも、受け入れる側の在宅医療機関にも双方にメリットがある良い仕組みのようだ。

下記URLで受入側の在宅医療機関の声もご確認いただきたい。

当直連携基盤の「当直機能シェアサービス」を利用している医療機関の声

当直連携基盤の創業ストーリー

最後に、中尾亮太社長の強い想いと「当直連携基盤」の創業ストーリーをご紹介しておこう。

「私は在宅医療こそ地域および日本全体に求められている医療だと確信しています。

だからこそ、医師が疲弊しない継続可能な仕組み、つまり在宅当直体制が必要だと考えています。 在宅医療の当直拠点が地域に必ず1つはある。主治医が安心して休める環境がある。そのような日本にしていきます。 そして高齢化が世界一進む日本社会は、その動向を世界から注目されています。少子高齢化社会でも良い仕組みがあれば幸せに暮らしていけると、在宅医療の側面から発信していきたいと考えています。

これから連綿と続く在宅医療インフラの礎を我々と一緒に築いていって頂ければ幸いです。

株式会社当直連携基盤 代表取締役 中尾亮太

自宅オンコール待機医師(医師から選ばれる理由)

当直連携基盤の創業ストーリー

2013年:創業者の中尾亮太社長が実姉と2人で在宅医療クリニックを地元千葉市で立上げ(千葉中央ひかりクリニック)

2016年:中尾亮太社長の実姉・中尾絵美子院長の出産を機に在宅医療24時間体制の仕組みかに着手(オンコール体制共同化)

2017年:千葉市に5つの在宅医療クリニックと一緒に共同当直体制をスタート

2018年:共同当直体制を7診療所・1病院まで拡大(同様の悩みを抱えていた診療所や病院と協力して助け合う形が実を結び始める)。

2019年:当直連携モデルが首都圏(13県)に拡大。立ち上げ期から参加していた医師が経営陣としてより深くコミットして参画。

2020年:名古屋、大阪へと拡大

2021年:在宅医療専門コールセンターのサービスを全国に提供開始。支援実績は124以上の医療機関(118診療所、6病院)へと拡大中(202112月時点)

「自宅オンコール待機」(定期非常勤/スポット)の医師求人募集情報や詳細は「当直連携基盤」のホームページhttps://www.tochoku.com/ も併せてご確認いただきたい。

医師専門の転職エージェントを活用する理由

医師転職エージェントの失敗しない選び方。ポイントと注意点、医師人材紹介会社比較

医師が転職する際にエージェントを使った方が良い場合とその理由

医師専門の転職エージェントを活用する理由

医師が現職場の病院を退職して別の病院に転職したいと思った時、何から始めたら良いだろうか?

医師が転職先を探す手段としては、「知人や先輩医師からの紹介」が以前も今も主流のひとつだが、最近では、それに拮抗する形で、「医師転職エージェント」、「医師求人サイト」を利用する医師が増えている。一方で、採用側の医療機関も、転職エージェント(医師紹介会社)からの紹介を医師採用ルートのひとつとして重視する病院やクリニックが増加傾向だ。

大学医局の派遣医師の場合は、医局長に相談(教授に相談)して別の関連病院への異動を願い出るか、それが叶わない場合は医局を辞めて自分で転職活動を始めるケースが多いだろうか。
医局に属していない医師は、自分で就職先を探すか医師転職エージェントに頼るという事になるだろう。

医局を離れた医師が転職先(自分に合った働きやすい医療機関)を探す必要に迫られた時、そんな時にうまく活用すれば大きな力になってくれるのが医師転職エージェント(医師紹介会社)だ。
医師転職エージェントとは医師の転職支援を専門に行う医師特化型の人材紹介会社で、単にエージェントやコンサルタントと呼ばれることもある。今回のコラムでは、医師が転職する際に医師転職エージェントを使った方が良い(と思われる)理由をご紹介したい。

◆転職活動の負担を軽減できる

転職中の医師

医師転職エージェントを利用する最大のメリットは、「転職活動の負担を軽減できる」ことだろう。

担当エージェントが様々なサポートをしてくれるので、転職先探しを一から独力で進める必要はなく、うまく活用すれば転職活動の負担をかなり軽減することが可能だ。特に経験豊富なエージェント(コンサルタント)に担当してもらえれば大きな力になってくれるだろう。

気になる病院が医師を募集しているかどうか(医師求人の有無)の確認から始まり、医師を募集している場合は、応募する以前に勤務条件の確認、更には応募の段取りや病院側との条件交渉、面接日程の調整、履歴書作成のサポートなど転職活動の一部を担ってもらえるだけでも、医師の負担はかなり軽減されることだろう。

◆医師のキャリアプラン・ライフプランに合った転職先探しの手助けをしてくれる

医師のキャリアプラン

「自分に合う医療機関を選ぶ事」が医師の転職成功の最重要ポイントのひとつと思われるが、

医師と医療機関のミスマッチを防ぐためには、医師自身が「自分に合う病院」をしっかりと見極める目を持つ事が不可欠で、その手助けをしてくれるのが医師転職エージェントだ。

医師が自分自身を見つめ直す良い機会でもある転職活動において、これまでの医師としてのキャリアの棚卸しやキャリアカウンセリングなど(それほど大仰でなくても)気軽に相談できる第三者として信頼できるエージェントからは様々なサポートが期待できるのだ。

◆転職活動の主役はあくまでも医師

転職活動中の医師

そもそも論として、医師が主体的に転職活動を進めることは必要不可欠なのだが、多くの医師の日常は多忙だ。

仕事をしながら医師が自力で医師求人の有無や病院の情報をひとつひとつ確認していくことは非効率だ。「自分に合う病院を選ぶ」のは大変手間と時間の掛かる作業なのだ。

そんな忙しい医師の為に、転職活動の一部を担って(無料で)動いてくれるのが医師転職エージェントだ。

病院やクリニックの医師求人情報の収集や調査能力に長けた医師転職エージェントを上手に味方に付けることができれば、キャリアプランに合わせた医師求人案件を探してきてくれるだろう。
転職エージェントを上手に活用するポイントは、自分の希望する勤務条件、キャリアプラン、要望を転職エージェントに明確に伝えることが重要だ。
そうすれば、彼ら彼女ら医師転職エージェントが、あなたに代わって病院との折衝や調整を図ってくれる。
医師転職エージェントが動きやすいように、あなたの要望を明確に伝えること、それこそが転職活動をスムーズに進める上でとても大切なポイントになるだろう。

◆負担は少なく秘密裏に転職先が探せる

医師転職エージェントをうまく活用すれば医師であるあなたは転職活動に掛かる時間的な負担をかなり軽減できる。そして医師転職エージェントの利用には料金は掛からない(一切無料)。なぜ無料なのか、これは日本の職業紹介は、求職者(医師であるあなた)から費用を徴収する事を法律で禁じているからだ。もちろん転職エージェントはれっきとしたビジネス(有料職業紹介事業)で厚生労働大臣許可の免許が必要でありボランティアではないので、医師の採用が決まった場合、成功報酬が求人元(病院やクリニックなど)から支払われるという仕組みになっているので、医師は安心して利用してOKだ。

そして、「秘密裏」に転職先探しを進められるのもメリットだろう。自分で医師求人を探す場合は、求人元に匿名で問い合わせても、残念ながら欲しい情報を的確に得る事は難しい可能性が高い。そんな時に転職エージェントは大きな力になってくれるだろう。興味がある病院名を伝えれば、医師転職エージェントがその病院の情報を調査し、必要に応じて病院側と直接接触して必要な情報を入手してきてくれるのだ。 

医師であるあなたは「無料」で「秘密裏」に、そして何より貴重な時間を大幅にセーブできるという訳だ。

◆希望条件で待遇面の交渉をしてもらえる

給与支給明細書

名前を名乗らずに匿名で医療機関に直接問い合わせをしても具体的な採用条件を聞き出す事は難しい。秘密厳守を徹底している医師転職エージェントを活用すれば希望条件を基に秘密裏に待遇面の条件交渉をしてもらえるだろう。

◆現職場からの退職や医局からの退局をスムーズに進める為のアドバイス

実績があり経験豊富なエージェントは医師転職に関する多くのノウハウを持っている。そんな信頼できるエージェントに出会えれば、現職場からのスムーズな退職や大学医局を円満に退局するアドバイスをもらう事もできるだろう。場合によっては、今は転職をせずに、しばらく医局に留まった方が良いというアドバイスもあるかもしれない。医局を辞める場合は、できる限り円満な退局を目指して、十分に準備期間を取る事も必要だ。医局とのケンカ別れは避けた方が良いのは言うまでも無い。

◆非公開求人を紹介してもらえる

転職サイトに掲載されている求人は実際の医師求人の一部である。

実際にはサイトに掲載されていない(掲載不可の非公開)医師求人は多い。

そんな非公開の求人を医師が独自に探す事は不可能ではないが、病院の情報を収集して求人条件を比較するなど大変な労力を要し、貴重な時間を浪費する事になりかねない。医師転職エージェントをうまく活用すれば非公開求人を優先的に紹介してもらえる事も見逃せないメリットだ。

◆面談・面接も状況に応じて同行サポートがある

面談・面接

◆入職後もフォローしてもらえる

入職後に悩みがあれば担当エージェントに早めに相談してみるのも良い方法だ。何か問題解決の糸口が見付かるかもしれない。多くのエージェントは医師への不要不急の連絡(特に電話)は控えるようにしているが(忙しい医師への配慮とご理解いただきたい)、エージェントからの不定期の連絡や、医師側からも近況を知らせてもらえるような良い関係性はエージェントとしては嬉しいものだ。困った事や悩みがあれば医師の方からもエージェントに連絡を入れてみるとサポート可能な事であれば直ぐに動いてくれるだろう。

医師転職エージェント・医師転職サイトの選び方のポイントと注意点

医師転職サイト
では、数ある医師転職エージェント・医師転職サイトの中からどれを選んで登録したら良いのだろうか?
Webで調べると様々な医師求人サイトのランキング情報やたくさんのエージェントサイトがあり、どのエージェントを利用したら良いのか判断がつきづらいこともあるだろう。
ここでは、医師転職サイト比較、エージェントの選び方のポイントと注意点を確認していこう。

◆医師専門の転職エージェントかどうか

医師の転職には、医師専門の転職エージェントを活用する事を強くお奨めしたい。

その理由は、あらゆる職種を扱うエージェントよりも、深く医師の転職サポートに特化したエージェントの方が医師の転職を成功に導いてくれる可能性が高まるからだ。

◆担当者が実績のあるエージェントかどうか

知識、経験、実績があり、医療機関との太いパイプと交渉力のある医師専門の転職エージェントに転職サポートを依頼するのがおススメだ。
情報収集能力や人脈、そして何より人として信頼できるかどうかは重要だ。

転職エージェントの世界も厳しい競争に晒されており、医師紹介会社の社員は離職率が高い傾向にある。

求人案件の単なるデータマッチングではうまくいかない医師の転職において長年継続して活躍しているエージェントかどうかは重要な選択ポイントのひとつに挙げられるだろう。

◆医師求人数の取り扱いが多いサイトかどうか

一般論としては医師求人の掲載案件数が少ないサイトは避けた方が良いだろう。医師求人数を一定程度以上は公開しているサイトの方が紹介してもらえる医療機関数が多く、選択肢が広がる可能性が高い。サイトに掲載している医師求人の案件数もサイトを選ぶ上でひとつの目安になるだろう。

また、医師転職エージェントと言っても、エリア限定のエージェント(首都圏のみ、関西地区のみ、東海地区のみ、九州ちくのみなど)もあれば、全国対応可能なエージェントもあり様々だ。ケースバイケースで使い分けたら良いだろう。

◆エージェントサービス内容が満足いくものかどうか

医師転職エージェントの中にはしつこく電話攻勢を掛けるところがあるという話を医師から聞く事がある。仕事中やプライベートタイムに時間を取られ辟易したという話であった。

電話連絡を好む人もいれば、電話は嫌だという人もいる、人それぞれ、色々だろう。連絡手段が多様化しているので、LINE、ショートメール、eメール、電話など連絡手段の希望は医師側から早い段階で転職エージェントに伝えておいた方が良いだろう。長くなりそうな内容の電話の場合は、あらかじめ時間を指定しておくとお互いにスムーズだ。

また、対応スピードと丁寧さ、適度な距離感など、転職エージェントとの相性もあるので、サービス内容や対応に満足できない場合は、遠慮なく別のエージェントに切り替えよう。

◆並行して自分でも転職活動を進める

信頼できる転職エージェントであっても任せきりは禁物。エージェントを2~3社併用しつつ、自分でも転職先探しを並行して行う事をおススメしたい。自分の転職先を探すのだから主役はあくまで医師であるあなた自身。最終的に転職先がエージェントからの紹介先になるか、自分の伝手(先輩からの紹介など)で探した医療機関になるかは、「自分に合う病院」がどこなのかで最終的に決断すれば良いだろう。

医師転職エージェント・医師人材紹介会社比較

医師転職エージェントや医師人材紹介会社の選び方で悩んでいる医師は、転職前に自分の希望条件(キャリアプラン、仕事内容、勤務条件、年収など給与)を明確にしておこう。
自分に合った医師転職エージェントと出会えれば、転職活動はスムーズに進みやすくなるだろう。

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2021年12月時点医師転職コンシェルジュA社(業界大手)B社
公開求人数(掲載数)3,939件30,000件以上100件未満
対応エリア全国対応全国対応地域限定
担当エージェントの数(社員数)少ない多い少ない
担当エージェントの特徴経験豊富(業界経験17年)、全科目対応、オーダーメイドで個々の医師に寄り添った柔軟な転職サポートが特徴良くも悪くも会社員気質。組織化・マニュアル化されているので安定感のあるサービス提供が特徴地域特化の為、地元医療機関と太いパイプを持つエージェントによる転職サポートが特徴
弱み・デメリットエージェント数が少ないため、優先的に動いてもらうには医師側からも積極的に要望を伝える必要あり。エージェントの質に偏りがあり、担当者によって当たり外れのリスクあり。サービス対象エリアが限られる。
強み・メリット全国対応。柔軟な対応ときめ細かいオーダーメイド的な転職サポートが期待できる。全国対応、豊富な情報量。一定レベル以上の対応が期待できる。サービス対象エリアの医療機関との太いパイプにより詳細な情報提供が期待できる。
医師転職エージェント・医師人材紹介会社比較

後悔しない医師転職エージェント選び、転職先選びの失敗事例

失敗しない医師転職

医師転職サイト利用の失敗事例から学ぶ!失敗しないためのポイントとは?

転職を後悔しないためにも下記のような失敗事例に学び、
転職前に自分の希望を明確にして、担当エージェントに要望を伝えておこう。

【転職した医師が後悔していることや失敗事例】

◆キャリアプランとミスマッチの医療機関を紹介された

◆頻繁にエージェントから電話攻勢があり辟易した

◆勤務開始後に想定外の業務内容を強要された

◆転職した病院の経営状態が悪い事実が入職後に判明、医師の離職率が高い病院で後悔

◆仕事内容と労働環境の確認が不十分だった

◆子育て環境の確認が不十分だった

◆宿日直やオンコール体制や回数、当直明けの診療体制、時間外手当の有無、産前産後休暇や育児休暇・介護休暇の有無、医師自身とこどもの体調不良時のサポート体制などの確認が不十分なまま入職してしまった。

◆定年年齢・退職金・定年後の再雇用制度をよく確認しなかった

医師が転職を成功させるには?
医師からエージェントに伝えた方が良いこと

◆これまでの職歴、医師としてのキャリアの棚卸し(自己分析)

◆希望するキャリアプラン・将来のビジョンやライフプラン

◆家族構成・家族の状況(転居の際は帯同家族の情報)

◆希望する働き方(具体的な仕事内容、症例、勤務日数、オンオフ、当直、オンコールの有無など)

◆自己分析における自分らしい働き方

◆希望年収・勤務条件などの待遇

◆必要な設備や医療機器

◆医療機関・病院までの交通アクセス(通勤時間、通勤手段、車通勤の可否)

◆転職時期・スケジュール

最後に、「転職に成功した医師に見られる共通点」を挙げておこう。 

・自分自身の希望や目的をエージェントに優先順位と共に明確に伝えていた医師が多い
・複数の求人案件を比較検討した医師が多い
・エージェントを上手に味方に付け、客観的情報やアドバイスを得られた医師が多い

医師転職コンシェルジュはあなたの転職を成功に導く医師専門の転職エージェントサービス

医師転職コンシェルジュの医師転職エージェント
  1. 秘密裏の転職支援
  2. 医局からの転職支援
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  4. 入職後の真心込めたフォロー・サポート
  5. 常勤だけでなく非常勤アルバイトのご紹介先も豊富
  6. 非公開求人の中から条件の合う医療機関を紹介
  7. 実績豊富な医師転職コンシェルジュの代表エージェントが直接サポート

医師転職エージェントサービスに関するよくある質問

Q.全国どこでも対応していただけるのでしょうか?

A.はい。全国どこのエリアでも転職サポートが可能です。まずは転職理由や転職先に求める条件等を聞かせて頂き、年収・勤務条件等希望の条件に合う医療機関への転職を支援させて頂きます。

Q.転職理由が人間関係です。次の転職先で人間関係を上手くいくようにできるでしょうか?

A. 新しい職場でも、第一印象はとても大切です。医師としての威厳よりも「人としての誠実さ」に人は親しみと信頼感を感じるものです。ですので新しい職場で出会う人々にはご自分から「これからこちらで勤務する事になりました医師(○○医)の○○です、色々とお世話になりますがよろしくお願いします。」といった感じでご挨拶されては如何でしょうか。それだけの事で周囲の人々の先生を見る目は好意的なものになるはずです。 

Q.転職活動は全てお任せでも大丈夫でしょうか?

A. 転職に関する医師の面倒な作業を代行し、候補先病院を厳選して探し出し、条件交渉から面接までをお膳立てして、さらには雇用契約から入職後のフォロー、医師が新しい職場で安心して働けるような環境整備を病院側と調整します。基本的には面接へも同行しますので初めての医師も安心してお任せいただけます。そういう意味では転職活動の大部分をお任せいただく事は可能です。

Q.他の医師転職エージェントと並行して依頼させて頂いても大丈夫でしょうか?

A. はい、エージェントもそれぞれ得意、不得意がありますので、2~3社を並行して利用して、担当エージェントとの相性や求人案件によって、最終的にその中からメインとなるエージェントを絞り込み、転職先を決めていく事をおススメします。

Q.希望する条件で条件交渉してくれるとのことですが、全て条件を満たすことはできるのでしょうか?

A.全ての希望条件を満たせるかどうか、まずはご希望をお知らせください。希望条件を全て満たすのが難しい場合は、希望条件に優先順位を付けて病院側と交渉をしていく事になります。

Q.転職後のサポートとは具体的にどのようなサポートをしていただけるのでしょうか?

A. 入職後に悩みがあれば、いつでもご相談をお受けします。何か問題解決の糸口が見付かるかもしれません。基本的にご入職後は医師への不要不急の連絡(特に電話)は差し控えるようにしていますが(忙しい医師への配慮とご理解ください)、エージェント側からは不定期にご連絡したり、医師側からも近況をお知らせいただけるような良い関係性はエージェントとしても嬉しいものです。困った事や悩みがあれば医師の方から遠慮なくご連絡ください。サポート可能な事であれば直ぐに対応致します。