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医師転職コンシェルジュ代表。医師の方が自分らしい働き方、ライフスタイルを過ごす事が出来る様な転職支援を行う医師転職コンシェルジュを運営しております。医療業界や医師転職に関する情報に独自の意見も加えて発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

2015年も大変お世話になり誠にありがとうございました。

2015年も大変お世話になり誠にありがとうございました。

医師転職コンシェルジュは下記の期間を年末年始休業日とさせていただきます。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

・年末年始休業 2015年12月29日(火)~2016年1月3日(日)
・新年は1月4日(月)より通常営業を開始致します。

ご依頼をいただいている継続案件の医師の皆様、医療機関の皆様には、
そのご期待に沿えるよう2016年も社員一同邁進努力致す所存です。
引き続きご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い致します。

株式会社レイ・クルーズ社員一同

病理診断医(病理医)の医師転職マーケット事情

病理診断医(病理医)の医師転職マーケット事情

今日はクリスマスである。FMから流れてくるクリスマスソングとDJの軽妙なトークを聴きながらこのコラムを書いている。
医師の方や入院中の患者さんもそれぞれの12月25日を過ごされている事だろう。
日本は宗教や様々な価値観に寛容で、それぞれの良い点をいいとこ取りして自分たちの色に染めるような柔軟性があるように思う。

Doctor of Doctorsと呼ばれる病理医

さて、今日は病理診断を話題として取り上げたい。
言うまでもなく病理診断は現在の医療に欠かす事ができない分野である。
病理医は、全ての臓器、全ての患者を対象に様々な疾患の確定診断を担う“Doctor of Doctors”とも呼ばれる医師である。
患者さんに直接会う機会は少ないものの、臨床医からの診断依頼に応え、様々な疾患の確定診断から正確で最適な治療方針決定へと導く事を使命とする医師である。

病理医である田村浩一先生の著書「図解入門 よくわかる病理学の基本としくみ」に下記のようなアメリカンジョークの記載がある。
(内科医の先生方、外科医の先生方、アメリカンジョークとの事なので、くれぐれも気を悪くなさらないで。)

内科医は何でも知っているが何もしない。
外科医は何も知らないが、何でもやる。
病理医は何でも知っていて何でもやるが、たいていは手遅れである。

病理医といえば病理解剖という一般的イメージからのブラックユーモアで、アメリカにおいては日本よりも病理医の数が多く、一般の人々にも仕事内容がある程度イメージできるほど身近な存在という事らしい。

日本においては、「病理診断科」や「病理外来」を標榜できるようになって久しいが、それでも常勤の病理医を擁して病理診断科を標榜している医療機関は病床数300床以上の施設が殆どのようで、規模の小さい病院では病理検査室が無いところが多く、非常勤の病理医がいる場合もあるが、多くは検体検査を外注しているのが実態である。
そして、日本の病理診断の65%以上は病理診断の検査センター(衛生検査所)などに持ち込まれて行われているようである。
病理の標本は、ホルマリンで固定され脱水、脱脂の後、パラフィン(蝋=ろう)に埋め込み、薄切り、染色という過程を経る為、どうしても丸一日程度は時間を要す。
検体を病院まで回収に行き、検査センターで標本を作成、その標本を病理医に送って診断を委託し、上がってきたレポートを依頼元の病院に届けるという流れだと、病理結果の診断に数日掛かってしまうというのが病理診断の現状のようである。

検査センターも様々であるが、病理専門医の常勤医師は1~2名、それに非常勤で仕事を依頼する(登録)病理医が20~30名といった施設が多いのではないだろうか。

病理診断の種類と病理医のキャリアについて

病理診断には以下の様なものがある。

・ 細胞診断
・ 生検組織診断
・ 手術で摘出された臓器・組織の診断
・ 手術中の迅速診断
・ 病理解剖

「病理専門医」資格を取得した後の病理医の主なキャリア(進路)は以下の様なものが一般的だろうか。

・大学の病理学教室
・大学病院病理診断科
・一般病院(だいたい300床規模以上)病理診断科
・病理診断の検査センター
・病理診断専門のクリニック(開業)
・米国など海外での病理医としてのキャリア

日本病理学会認定の病理専門医は2,200名程度と絶対数が少なく、全国的に病理医不足の傾向が強い。
病理診断は患者の状態に左右される事が少ない事から、子育てや家庭との両立が比較的しやすい科目とも言われており(病理解剖で夜間、休日に呼ばれる事もあるが、最近では病理解剖も日中に行う病院が増えている)、女性病理医の割合が高い事も特徴であり、20~30代の病理医の半数近くは女性病理医が占めている。
病理科の転職市場と求められる医師像についてはコチラ

病理診断医(病理医)の医師求人募集情報をお探しの医師の方へ

医師転職コンシェルジュには常勤・非常勤の病理医を求める医師求人募集案件が寄せられ、一方で転職を考える病理専門医の医師からもご相談をいただいており、よい橋渡しができるようにと心掛けて常々仕事をさせていただいている。
病理診断医に対する医師求人募集案件の一例としては、
国立病院機構の病院や社会医療法人、大手医療法人グループの中核病院など規模の大きい病院からの病理専門医を募集する医師求人案件が中心となるが、病院以外の検査センターが病理診断医を求める医師求人案件など、医師ひとりひとりに合わせたオーダーメイド仕様で医師の転職(常勤)、非常勤アルバイト探しをサポート致しますので医師求人案件をお探しの医師の方はどうぞ気軽にご連絡をください。お待ちしております。

という訳でタイミング良く、Chris ReaのDriving Home for ChristmasがFMから流れてきたので、今日はそろそろこの辺りで切り上げてまっすぐ家に帰ろう。

それでは皆さん、楽しいクリスマスをお過ごしください。

神奈川県逗子市での(院長)求人募集。そもそも管理医師とは?

神奈川県逗子市での管理医師(院長)求人募集。そもそも管理医師とは?

前回のコラムで神奈川県逗子市のクリニックにおいて管理医師(つまり院長)を募集しているという話題を取り上げた。糖尿病・甲状腺・生活習慣病などの専門診療クリニックでの院長職にご興味のある医師はいませんか?というタイトルでお届けした訳だが、今回のコラムでは「管理医師」とは一体なんぞやという事でその内容を確認してみたいと思う。

と言うのも、これまでに何度か医師の方から「管理医師になって欲しいと打診されているのだが、管理医師というものがそもそもよく分からない、引き受けても大丈夫なのだろうか?」といったご相談を受けた事があり、この管理医師という言葉の定義をここで再確認しておこうというものである。

管理医師とは? 管理医師についてご説明します。

いわゆる「管理医師」は医療法において定義されている。
医療法第10条と15条にその記載があり、そこでは「病院又は診療所の管理者」という表現になっている。

(以下、医療法の該当条文を転載)
医療法第10条:病院又は診療所の開設者は、その病院又は診療所が医業をなすものである場合は臨床研修等修了医師に、歯科医業をなすものである場合は臨床研修等修了歯科医師に、これを管理させなければならない。

医療法第15条:病院又は診療所の管理者は、その病院又は診療所に勤務する医師、歯科医師、薬剤師その他の従業者を監督し、その業務遂行に欠けるところのないように必要な注意をしなければならない。

この「管理者である医師」の事を慣例的に「管理医師」と呼んでおり、通常は院長が管理者となっているケースが多い。そして雇われ院長が退職してしまうと、そのクリニックは管理者が不在という状態になり、そのままでは診療を続ける事ができなくなってしまう。
結果、保健所にクリニック(等)の「休止届」を提出しなければならなくなり、休診に追い込まれるという訳である。
管理医師が見つからなければ取り敢えず一旦休止にして、管理医師が見つかり次第、診療を再開する事は可能だが、患者さんが離れてしまい、(収入が無いのに)クリニックの賃料(家賃)を払い続けないといけないし、何よりスタッフの雇用維持をどうするのかといった問題がある為、そう簡単に休止にする訳にはいかない。そこで管理医師の急募という医師求人案件が出てくるのである。
管理医師(管理者)は診療所(クリニック)における『管理責任者』なので、基本的に常勤医師である事が求められる。
また、管理医師(管理者)の兼任は原則として認められない。

まあこの辺りは常識的に考えて当然とも言える内容だろう。

運営母体(クリニックの開設者)がきちんとした医療法人であれば、そのクリニックの管理者たる院長を引き受ける事自体は(その中身・内容を理解している事が大前提であるが)、特に問題は無いだろう。

運営母体が医療法人でない企業の管理医師募集の案件は慎重に

しかし一方で、医療法人ではない一般企業が医師を募集するようなケースでのクリニック院長求人募集(管理医師求人募集)には少々注意が必要である。
事例として多いのは美容系クリニックでオーナーが(医療法人でない)個人や一般企業(美容エステ会社など)というケースが挙げられる。

運営母体が(きちんとした)医療法人であれば、通常、クリニックの開設者はその医療法人の理事長という事になるが、オーナーが医療法人ではない場合、実態は「雇われ院長」のはずなのに、契約上は医師(雇われ院長)が「開設者であり管理者」という医師による個人開業という体裁を取るケースが見られる。
その契約内容を理解して引き受けるならば問題は無いが、何か事故や問題が起こった際に、責任を問われるのは勿論、管理責任者たる院長(医師自身)なのである。

そして医療機器のリース契約も院長名義となり、万一経営が破綻した場合の債務(負債)も振りかかって来るといったリスクも考えておかなければならない。
医業収益は当然、クリニックへ一旦入ってくるが、院長が手に出来るのは、取り決めの給料(もし取り決めがあれば+インセンティブ)のみで、クリニック経営が大成功しても収益の多くは(業務委託費用やコンサルティング料などの名目で)出資者たるオーナーに渡ってしまう。

ある意味で「オーナー=資本家」と「労働者=雇われ院長」という図式で、契約を交わす訳であるから、オーナーが一方的に悪者という訳では無いが、この構図でクリニックの「開設者」並びに「管理者」になるという事は、経営上のリスクや管理上のリスクを背負い込むのと同義である事を理解しておく必要があるだろう。
いわばクリニック立ち上げに関する様々な面倒な手続きをお膳立てしてもらう代わりに医師側は「医師免許」という“葵の御紋”を提供し、クリニック運営を始めるという形態である。
中には財務面(資金面)の支援や患者集め、それに保険請求事務やスタッフ採用といったバックオフィス業務を含めた経営サポートをしっかりと行なってくれ医師と二人三脚で経営に当たってくれる場合もあるだろうから一概にこの形態が悪いとも言えないが、そういう内容だという事を理解しておく事が肝要である。

逗子金沢内科クリニックの運営母体は医療法人だから安心

なお、前回と今回のコラムで取り上げた神奈川県逗子市の逗子金沢内科クリニックの管理医師(院長)求人募集案件は、運営母体がきちんとした医療法人である為、(言うまでも無いが)開設者になる事を求められるものでは無く(開設者は「医療法人みなとみらい」である)、院長として通常のクリニック運営と診療を行い、管理者(医師)として求められる管理義務、注意義務を果たしておれば、何か問題が起こったとしても、それ以上の責任を問われるものでは無い事は申し添えておく。

将来の開業を考えている医師の方などは、先ずはこのような運営母体がしっかりとしたクリニックにて、雇われ院長(管理医師)として相応の給与(年俸)を貰いながら貴重な経験を積まれる事も一つの選択肢ではないだろうか。

【逗子金沢内科クリニックの管理医師(院長)募集条件】
勤務日数は週4日~5日で応相談。想定年収は1,500万円~1,900万円。

神奈川県逗子金沢内科クリニックの管理医師(院長)求人募集要項はコチラ(終了求人)
その他の院長求人募集案件はコチラ

雇われ院長、管理医師の医師求人募集をお探しの医師の方で糖尿病・甲状腺・生活習慣病・睡眠時無呼吸症候群、内分泌分野などを診られる先生で本案件にご興味のある方は是非ご一報いただければと思う。

以上、今回ご紹介した案件以外にも様々なエリア、様々な診療科(眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、内科などなど)において院長求人募集(管理医師求人募集)が医師転職コンシェルジュには寄せられています。先生ひとりひとりに合わせたオーダーメイド仕様で医師の転職、アルバイト探しをサポート致しますので院長募集案件のみならず、医師求人案件をお探しの医師の方はどうぞ気軽にご連絡をください。お待ちしております。

以下に、非公開ではない神奈川県の医師の求人募集情報をご紹介致しますので、今回の案件以外にも興味のある方はご覧頂きたい。
神奈川県常勤医師求人募集情報はコチラ 神奈川県非常勤医師アルバイト求人募集情報はコチラ
神奈川県医師転職市場についてはコチラ

神奈川県逗子市にて管理医師(院長)を募集。糖尿病・甲状腺・生活習慣病などの専門診療クリニックの院長職にご興味のある医師はいませんか?

神奈川県逗子市にて管理医師(院長)を募集。糖尿病・甲状腺・生活習慣病などの専門診療クリニックの院長職にご興味のある医師はいませんか?

今回はクリニックの管理医師(つまり院長)を急募している医療法人からの医師求人依頼案件をご紹介したい。来年(2016年)3月一杯で現在の管理医師である院長先生が実家の医療施設を継ぐ為に退職する事が決まっている。従って、それまでに後任の管理医師を決定する必要があり、後任の院長になっていただける医師を募集したいというのが今回の医師募集の背景である。

今回の管理医師(院長)を募集している医療法人について

今回、医師(院長)を募集しているクリニックは逗子駅のすぐ近くにある「逗子金沢内科クリニック」。運営母体は「医療法人みなとみらい(金沢内科クリニックグループ)」である。

「医療法人みなとみらい」は、横浜を中心に横浜市金沢区・西区(みなとみらい)・南区(浦舟)・逗子市・藤沢市(南藤沢、辻堂)の5つの地域で、糖尿病・甲状腺・生活習慣病・睡眠時無呼吸症候群などを対象とした専門診療を行っている医療機関である。
その歴史は、横浜市立大学附属病院第三内科内分泌・糖尿病グループ責任者(講師)として甲状腺外来、糖尿病外来の診療にあたっていた田中俊一博士(前横浜市立大学教授、現理事長)が、大学を離れて同僚の医師6名とともに大学病院では難しい「患者さん中心の専門外来」を目指し、1997年10月、横浜市金沢区にクリニック(金沢内科クリニック)を開設した事に始まる。

当初から、大学病院と同等の医療レベルを持った糖尿病・甲状腺専門クリニックとして、外来インスリン療法の導入、SMBG指導、療養指導士による運動生活指導、管理栄養士による受持制の栄養指導、定期的な合併症検査、甲状腺バイオプシー検査の実施、糖尿病専門眼科の併設(横浜市大眼科より)など、疾患に対する総合的な診療を実施すると共に、常に最新の治療法を取り入れる事に努めてきた医療法人で、現在は上記の5地域に加え、東京都内(新宿駅東口)にも「東京睡眠代謝クリニック新宿」を開設している。

また、金沢内科クリニックグループは、国内で初めて大学病院以外で糖尿病患者を対象とした臨床試験を実施した専門クリニックとして知られ、現在も「他ではまだ受けられない最新の治療法を含め、つねに最善の治療法を患者さまに提供できる」という事をモットーに、臨床研究活動を実施している。

今回管理医師(院長)を募集している逗子駅前の「逗子金沢内科クリニック」は2004年5月の開設。金沢内科クリニックグループは更に2006年10月に横浜市大センター病院前に「浦舟金沢内科クリニック」と藤沢駅前に「藤沢金沢内科クリニック」を、2008年1月には、みなとみらい地区に「みなとみらいクリニック」を、2012年6月には「辻堂金沢内科クリニック」を開院している。
また、今年(2015年)6月には、「できるだけ薬は少なくし、正しい睡眠を基本に糖尿病、高血圧を治療する」事を目標に、東京新宿駅東口駅前に「東京睡眠代謝クリニック新宿」を開設し、東京で“新しい専門クリニック”として活動を開始している。
これらの展開を行っているのが今回の医師求人元「医療法人みなとみらい」である。

日本甲状腺学会認定専門医施設
上記に加え、特筆すべき点として挙げられるのが、グループ施設の「みなとみらいクリニック」が「日本甲状腺学会認定専門医施設」という事である。神奈川県内では、2施設目となる日本甲状腺学会が認定した専門医施設なのである。将来開業を考えている医師の方や甲状腺専門医を目指す医師の方は転職先候補のひとつとしてご検討対象にしてみられては如何だろうか。

今回の院長求人における勤務日数や年収の勤務条件について

逗子金沢内科クリニックの管理医師(院長)募集条件
勤務日数は週4日~5日で応相談。想定年収は1,500万円~1,900万円。

逗子金沢内科クリニックの管理医師(院長)求人募集要項はコチラ(終了求人)
その他の院長求人募集案件はコチラ

雇われ院長、管理医師の医師求人募集をお探しの医師の方で糖尿病・甲状腺・生活習慣病・睡眠時無呼吸症候群、内分泌分野などを診られる先生でご興味のある方は是非ご一報いただければと思う。

本日は神奈川県逗子市にある逗子金沢内科クリニックの管理医師(院長)求人募集について取り上げたが、次回コラムでは「管理医師」について少しみていきたい。

以上、今回ご紹介した案件をはじめ医師転職コンシェルジュには様々な診療科の医師求人案件が寄せられています。先生ひとりひとりに合わせたオーダーメイド仕様で医師の転職、アルバイト探しをサポート致しますので転職を検討中の医師の方、アルバイトをお探しの医師の方はどうぞ気軽にご連絡をください。お待ちしております。

以下に、非公開ではない、神奈川県の医師の求人募集情報をご紹介致しますので、今回の案件以外にも興味のある方はご覧頂きたい。
神奈川県常勤医師求人募集情報はコチラ 神奈川県非常勤医師アルバイト求人募集情報はコチラ
神奈川県医師転職市場についてはコチラ

市民病院の医師公募(平日日勤の定期非常勤1~3日)、救急初期対応・患者振り分け業務を担って頂ける医師を募集。常勤医師も大歓迎。

市民病院の医師公募(平日日勤の定期非常勤1~3日)、救急初期対応・患者振り分け業務を担って頂ける医師を募集。常勤医師も大歓迎。

今回は公立病院の定期非常勤医師の公募情報をご案内させていただく。
場所は、関西地方。和歌山県橋本市にある橋本市民病院の医師募集情報である。

和歌山県と言っても大阪府の南東部や奈良県南部、或いは和歌山市など三方からの通勤圏にある公立病院で、大阪難波からは南海高野線で45分程度の距離で、そう遠くはない。
世界遺産の高野山にも程近く、大阪や和歌山市のベッドタウンである橋本市は新興住宅が広々と立ち並ぶニュータウンの街並みに豊かな自然が融け合う、そんなイメージの街である。車で移動する先生も多いだろうから京阪神エリアから京奈和自動車道などを利用すればアクセスは意外に悪くない。京奈和自動車道「橋本東IC」からは約10分の距離。

この病院は全面新築移転してから約10年、300床規模の新しくて大きくて綺麗な病院である。
電子カルテ・DPC・病院機能評価・がん拠点など地域の病院としては最先端の病院で、先進的な病院経営改革を進め、自治体病院の経営改善モデルとして注目されている病院である。

この病院が進めてきた経営改革のひとつに「専任の救急医の配置」と「地域包括ケア病棟の稼働」がある。
昨年(2014年)春にHCU(6床)を稼働、救急科を新設し、日勤時間帯の救急受入を実施して以降、それまで手術日は救急患者を受けていなかった整形外科の手術患者が急増。更に整形外科での手術後、それまで他院へ転院させていた患者を、受入能力が拡大した地域包括ケア病棟にて入院受入を継続できるようになった事から病院の収益面に大きく寄与している。救急受入数の増加に伴って経営状況もV字回復を果たした訳である。

その一翼を担う救急専任医は和歌山県立医科大学・救急部から若手医師(卒後5年目クラス)が派遣されてきているが、来年(2016年)春から週2日のみの勤務となる為、残りの平日週3日を担当していただける医師を病院独自に公募する事になったというのが今回の医師募集の背景である。
和歌山県立医科大学・救急部との良好な連携・協力関係は勿論継続しており、今回の医師公募については大学側の理解・了解も取り付けている為、出身大学や医局所属の有無は不問で大学との関係については応募していただく医師の方は心配する必要は無い。

【今回の医師公募に関する募集要項】
1.勤務開始時期:来年(2016年)4月から
2.勤務日:月曜日から金曜日までの平日のいずれでも
週に1日でも複数日でもOK、勤務する曜日は予め決めていただき固定。
3.勤務時間帯:8時30分~17時15分
4.今回当院が求める医師:
当院の救急患者(=内科系、外科系合わせて1日合計10人程度)を断らずに受入れ、
初療をして、各科の専門医に繋いでくださる医師。救急の窓口をしてくださる医師。
入院の主治医は当院の他の医師が担当。患者を受け入れてから何か困った事があれば
専門医が常時いるので相談可能。
5.給与等:固定日給10万円+超過労働給(もし発生した場合は時給1万円)
+入院患者1人当たり5,000円のインセンティブ+交通費・宿泊実費

和歌山県橋本市民病院の医師非常勤求人募集要項はコチラ(終了求人)
その他の公立病院の医師求人募集はコチラ

◎救急の専門医でなくてOK
来ていただく医師の方は、別に救急の専門医でなくても、内科系・外科系を問わず救急患者を断わらず受け入れてくださる医師ならどなたでもOK。
上述の通り、そう難しい専門的な医療をやっていただく訳ではなく、救急患者受け入れ後、相談したい事があれば、いつも各科の専門医師がいるので、呼んでもらえば良いし、増えたとはいえ救急患者受け入れはせいぜい1日10件程度の由。

忙しさの割には高額の給与(日給10万円+インセンティブ)と言える定期非常勤アルバイト案件ではないだろうか。
勤務条件も良く、経営母体のしっかりとした公立病院で、施設もホテル並みに綺麗であり、アルバイトをお探しの医師の方にとってはなかなかの好条件なので平日の日勤が可能な医師の方は是非ともお力をお貸しいただければと思う。

以上、本日は和歌山県橋本市にある橋本市民病院の救急専任医師の定期非常勤募集について取り上げたが、転職を検討中の医師の方、アルバイトをお探しの医師の方からのご連絡をお待ちしています。先生ひとりひとりに合わせたオーダーメイド仕様で医師の転職、アルバイト探しをサポート致します。
医師転職コンシェルジュへの医師登録はコチラ

関西、和歌山県の医師の転職市場についても以下に記載しておりますので、関西圏での転職、医師求人情報をお探しの方は参考にして頂きたい。
関西の医師転職市場はコチラ 和歌山県の医師転職市場についてはコチラ