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静岡県の医師求人募集マーケットを俯瞰(中東遠=ちゅうとうえん医療圏)

静岡県の医師求人募集マーケットを俯瞰(中東遠=ちゅうとうえん医療圏)

静岡県の医師需給状況を俯瞰するシリーズの3回目。
2次医療圏ごとに主要病院や医師の求人ニーズなどのアウトラインを確認していく主旨で前々回は静岡市を中心とする「静岡医療圏」の概況を、そして前回は静岡県西部の中心都市・浜松市と湖西市の2市で構成される「西部医療圏」をコラムでお届けした。

今回は掛川市、御前崎市、菊川市、袋井市、磐田市、森町で構成される「中東遠=ちゅうとうえん医療圏」を見ていきたい。

静岡県「中東遠医療圏」について

「中東遠医療圏」の圏域内には19病院があり、そのうち一般病床を有する施設は8病院となっている。うち上記の5市1町が開設している6つの公立病院がこの地域の医療において大きな役割を担っている。

医師数が充実している浜松市の東に位置する医療圏であるが、この圏域は医師数が少なく、入院患者が浜松市へ流出している状況で医師確保が喫緊の課題となっている。

この地域は平成25年5月に中東遠総合医療センター(掛川市立総合病院と袋井市立袋井市民病院が統合)が開設され、やや手薄だった圏域の東側地域の急性期、救急医療の中核を担っている。
また、袋井市では、旧袋井市民病院の施設を活用して袋井市立聖隷袋井市民病院が同じく平成25年5月に指定管理により開設、運営されている。

この圏域の2次救急医療は、公立5病院がその中心を担っているが各科専門医の不足で各病院の負担が大きくなっている。

3次救急は磐田市立総合病院(500床)が主に圏域の西部を、そして圏域の東部を上述した中東遠総合医療センター(500床)が担っているようだ。

静岡県「中東遠医療圏」の医師求人ニーズ

医師の求人ニーズとしては、中東遠総合医療センターの公式HP上では、消化器内科、救急科、精神科の各科医師を募集している。この病院で勤務する医師の身分は、掛川市と袋井市が共同で設置している公立病院の為、地方公務員(掛川市・袋井市病院企業団職員)という事になる。週休2日で目安年俸は医師免許取得後5年目の医師で1,200万円ほどとなっている。

また、中東遠医療圏には浜岡原子力発電所(御前崎市)があり、磐田市立総合病院と中東遠総合医療センターが災害拠点病院とDMAT設置病院に指定されている他、その2病院と市立御前崎総合病院、菊川市立総合病院が初期被ばく医療体制に組み入れられている。

公立病院が地域医療の中心を担っているこの圏域は診療科によって浜松医科大学や名古屋大学などの関連病院となっている事があるが、全般的には医師不足が顕著なエリアだけに医師求人ニーズは強く、忙しい分、医師としてのやりがいに加え、様々な症例経験を積めるといった仕事の充実がこの地域で働く最大のメリットと考える事ができるだろうか。

中東遠医療圏「公立森町病院」の求人

また、この圏域内で「へき地医療」を担っているのは、公立森町病院(131床=一般93床、回復期リハ38床)である。

内科、外科、整形外科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、皮膚科、リハビリテーション科といった各科で医師を募集しており、土日祝は休み。
常勤、非常勤など勤務についても柔軟に相談ができそうだ。
在宅診療の専従医師も募集しており在宅診療を志す医師であれば、キャリア・経験・専門は問わないとの事。

以上、ざっと静岡県・中東遠2次医療圏の概況を見てきたが、この圏域で医師として働きたいという先生がいればまずは気軽にお問い合わせをいただきたい。

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次回以降も、静岡県の他の2次医療圏の医師需給状況の俯瞰する内容でコラムを続けたい。

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静岡県の医師求人募集マーケットを俯瞰(西部医療圏)

静岡県の医師求人募集マーケットを俯瞰(西部医療圏)

静岡県の医師需給状況を俯瞰するシリーズの2回目。
2次医療圏ごとに主要病院や医師の求人ニーズなどのアウトラインを確認していく主旨で前回は静岡市を中心とする「静岡医療圏」の概況をコラムでお届けした。

▽これまでの静岡県の医師求人募集・医師転職についてのコラムはこちら
静岡県の医師求人募集マーケットを俯瞰(静岡医療圏)
静岡県の腎臓内科医師募集

2回目の今回は、静岡県西部の中心都市・浜松市と湖西市の2市で構成される「西部医療圏」を見ていこう。

西部医療圏は静岡県で医師需給においてもっとも充実したエリア

「西部医療圏」の圏域内には浜松医科大学医学部附属病院、浜松医療センター、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院という4つの大規模病院がある。

それに続くのが浜松労災病院、浜松赤十字病院、JA静岡厚生連遠州病院の3病院。
これら7病院を中核・基幹病院として、この西部医療圏は静岡県で最も医師が多く集まる2次医療圏となっており、医師需給において最も充実したエリア(医師が多く、どちらかというと病院側の買い手市場の様相)となっている。

浜松市中心部から離れたエリアにつて

しかし、浜松市中心部から離れると北遠地域(浜松市天竜区、人口3万人程度)、引佐(いなさ)地域(浜松市北区)、湖西(こさい)地域などは医療機関が少なく、産科や2次救急、3次救急が手薄で、隣接する愛知県の医療機関を利用する患者が少なくない状況となっている。

これら地域はいずれも2005年に浜松市に編入合併された経緯がある。
北遠地域とは天竜市、春野町、佐久間町、水窪町、龍山村の旧北遠5市町村から成り、現在は浜松市天竜区となっている。北には長野県、西には愛知県、そして南は浜松市北区引佐地区、浜松市浜北区とそれぞれ隣接しているエリアである。

そして特筆すべきはその広大な面積で浜松市全体の約6割を占め、日本の政令指定都市の行政区の中で静岡市葵区に次ぐ第2位の広さとなっている。そしてその大部分が森林地帯で林業が主産業であり過疎化が進む人口密度の低い地域となっている。

■ 天竜区

天竜区の中核病院としては国立病院機構天竜病院が挙げられる。
この地域出身の著名人としてホンダ創業者の本田宗一郎やプロ野球巨人軍の元エース・江川卓(中学2年まで佐久間中学校、天竜川で石投げをして肩を鍛えていたらしい)などがいると言えば少しは身近に感じられるだろうか。

■ 引佐(いなさ)地域

引佐(いなさ)地域は旧・引佐町(いなさちょう)が浜松市に編入合併され現在は浜松市北区になっている地域で、浜名湖の北に位置し愛知県新城(しんしろ)市などと隣接している。
現在は新東名高速道路が東西に通っている。

■ 湖西(こさい)地域

湖西(こさい)地域は浜名湖の西側、静岡県の最西部に位置し西隣は愛知県豊橋市となっている。ヤマハマリーナやスズキマリーナなど地元企業(共に本社は浜松市)運営のマリーナがあり、浜名湖沿岸でのジェットスキー(※ジェットスキーはKawasakiの登録商標)などの水上バイク、クルージング、釣り等のマリンスポーツや湖西連峰のハイキング等が盛んな観光地でもある。
湖西地域の2次救急を補完する病院としては湖西市立湖西病院、医療法人浜名会浜名病院がある。

以上の通り、静岡県「西部医療圏」は静岡県で唯一の医学部・浜松医科大学医学部附属病院をはじめとした専門性の高い医療機関が整備されており、圏域全体としては静岡県で最も医療資源が整備された地域となってはいるが、救急医療など様々な医療需要の高まりを受け、医師の絶対数としては必ずしも充足しているとは言えない。

基幹病院の多くは大学医局からの医師派遣を受けており、この地域での転職を考える医師の方はその辺りの勢力図も念頭に置いで動いた方が良いだろう。

愛知県東部からも通勤可能であり、この地域での勤務を希望する医師の方は是非ご相談をいただきたい。

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次回以降も、静岡県の他の2次医療圏の医師需給の状況を見ていく事としたい。

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静岡県の医師求人募集マーケットを俯瞰(静岡医療圏)

静岡県の医師求人募集マーケットを俯瞰(c)

静岡県のとある公的病院グループの本部(医師採用窓口)から医師をどうしても採用したいので力を貸して欲しいとのご連絡をいただいたという話を前回コラムで書いた。
そこで改めて静岡県の医師需給状況を確認したいと思い、本コラムで静岡県の2次医療圏ごとに主要病院や医師の求人ニーズなどのアウトラインを確認していきたい。

静岡市を中心とする静岡医療圏について

先ず1回目の今回は、県庁所在地・静岡市を中心とする「静岡医療圏」から見ていこう。
圏域内には29病院が存在。このうち公立病院が5病院(県立3病院、市立2病院)あり、県立総合病院、静岡市立静岡病院、静岡市立清水病院が一般病床500床規模の基幹病院で、
次いで、静岡赤十字病院、静岡済生会総合病院、JA静岡厚生連・静岡厚生病院、JA静岡厚生連・清水厚生病院、JCHO桜ケ丘病院などが圏域の急性期医療の中核施設となっている。
精神科領域は県立こころの医療センターが、そして小児の高度専門医療と周産期領域は県立こども病院が中心的な施設となっている。

2次救急は上述した病院のうち、県立こころの医療センターを除く8病院の病院群輪番制で、当番体制は静岡地域(葵区、駿河区)及び清水地域(清水区)の2エリアで、それぞれ内科・外科・小児科の各1病院体制を採っているが、小児科は医師不足により静岡市全体(葵区、駿河区、清水区)で1病院の体制となっている。
また、内科及び外科についても清水地域(清水区)が医師不足により当番を組めない日があり、その皺寄せで葵区、駿河区の参加病院への負担が大きくなっている。

3次救急は救命救急センターである県立総合病院、静岡赤十字病院、静岡済生会総合病院の3病院が担っている。

医師を募集するニーズが強い静岡市清水区地域

県庁所在地・静岡市を中心とした圏域だけに静岡県の中では浜松医大のある西部医療圏に次いで、この「静岡医療圏」は病院・医師の両面で質・量ともに充実した圏域であるが、それでも静岡市清水区(旧・清水市)地域は各科の医師が不足している状況である。
静岡市と言っても一括りにする事が出来ない状況なのである。
駿府城下を基盤に商業都市として発展してきた旧静岡市と、港湾都市の旧清水市が合併して現在の静岡市となっている。
駿府城は徳川家康公が築城し、江戸時代に入ってからはここ駿府城から「大御所」として江戸を後見したという由緒ある城下町が静岡なのである。

一方、清水は「清水次郎長」でよく知られる街。明治維新期の1868年(明治元年)、戊辰戦争の際、ここ清水港に補修のため停泊中だった旧幕府軍の咸臨丸が官軍の攻撃を受け旧幕乗組員は全員死亡、遺体が清水港に浮かぶが官軍を恐れ誰も手を付けられず、これを清水次郎長が「死ねば仏。死者に官軍も賊軍も無い」と言って遺体を引き上げ手厚く葬ったという逸話が残るのがここ清水である。
静岡県域の中でも特に清水地域は医師を募集するニーズが強く、転職を考える医師にとっては好待遇での入職チャンスがあり狙い目と言って良いかもしれない。

静岡で働く事に少しでも興味をお持ちの医師の方は、まずは下記リンクより医師転職コンシェルジュにご登録頂きたい。

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次回以降も、静岡県の他の2次医療圏の医師需給の状況を見ていきたい。

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静岡県の腎臓内科医師募集

静岡県の腎臓内科医師募集

先日、静岡県のとある公的病院グループの本部(医師採用窓口)から医師をどうしても採用したいので力を貸して欲しいとのご連絡をいただいた。
それを受け、医師転職コンシェルジュとしてどのような施策を取ればその公的病院グループのニーズに応える事ができるか色々と思案しているのだが、前回まで4回にわたって続けてきた「腎臓内科医の求人情報」が同じ静岡県でたまたま目に留まったので、ついでと言っては何だがまずはそれを簡単に下記ご紹介したいと思う。
静岡県で働く事に少しでも興味を持つ医師が増えてくれれば幸いである。

静岡県立静岡がんセンターについて

今回、静岡県で腎臓内科医を募集しているのは
◎静岡県立静岡がんセンター
平成14年に開院したがん専門病院である。平成21年に増床し現在の病床数は569床(開設許可病床数は615床)で、その名が示す通り、静岡県のがん治療を担う中核施設である。
全国的に見てもトップクラスのスタッフや設備を擁し、難易度の高いがん手術症例が多く集まっている。陽子線治療なども行っている静岡がんセンターは静岡県内のみならず、中部地方を代表するがん治療施設の一つである。

アクセスは新幹線「三島」駅(こだましか停車しない)の北口からタクシーで15分程の距離である。
車だと東名高速「沼津」ICか新東名高速「長泉沼津」ICから10分程のアクセスとなっている。余談ながら富士山が毎日眺められる立地であり沼津は魚も旨い。

診療内容と募集概要

【腎臓内科医に期待する診療内容】
・がん患者に対する術後、敗血症、抗がん剤治療後の急性腎不全の管理や持続的血液濾過透析やエンドトキシン吸着など
・がん患者に高率に合併する高カルシウム血症や低ナトリウム血症などの電解質異常の診断及び治療や緩和医療が必要な透析患者のケアなど

【医師募集の概要】
応募資格:原則として医師免許取得後3年以上の医師
医師数:209名(常勤120名、非常勤15名、レジデント74名)
身分:地方公務員(静岡県職員)
配属:県立静岡がんセンター 腎臓内科
待遇:県給与条例(医療職給与表等による)
   医師経験年数を考慮して職位等を決定
選考方法:当センター医師等採用委員会による書類選考及び面接選考

となっており、医師数も充実しているなかなかの大所帯の病院である。身分は地方公務員となる為、原則的には外勤(アルバイト)は禁止だろう。

腎臓内科の他、麻酔科、緩和医療科(緩和ケア)、乳腺外科、腫瘍精神科、脳神経外科、内視鏡科、画像診断科、IVR科、放射線治療科・陽子線治療科、病理診断科などでも常勤医師を募集している。

年収条件等の明示はなされていないが、こういった施設は年収云々よりもスキルアップや症例経験を積みたいと考える医師、特にこれからしっかりとしたキャリア構築をしていきたいという若手ドクターにとっては働く職場として魅力的な施設の一つではないだろうか。レジデント医師も多く在籍しており先輩医師、後輩医師多数に囲まれて最先端の施設で働く事はこれからの長い医師人生を考えると、良き仲間(医師人脈)を得るのに適した職場環境を選択するという意味において大切な事かもしれない。

静岡県では様々な医療機関で医師を募集しているので、静岡で働く事に少しでも興味をお持ちの医師の方は、まずは下記リンクより医師転職コンシェルジュにご登録ください。

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