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2016/07/29
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医師だからボーナスも多いんでしょ?
なんてことを言われる医師の方、 多いのではないでしょうか?
実際に医師のボーナスを他の職種の年間賞与と比べてみると、 ボーナスや年収に関して、医師は決して条件が良い方とはいえないのは、 あなたが一番身にしみていることではないでしょうか?
病院によっては、 ボーナスなしなんてところも 珍しくありません。
医師の年間賞与を年代別に見ていきながら、 あなたのキャリアプランの参考にされてください。
医師の世界は、 大学病院で研修医になると給料は少ない割に、労働時間は多く 勉強する時間も作らないといけない修業期間とはいえ、ある意味過酷な時期を過ごすことになります。
そんな苦労の時期を乗り越えてくると、 給与や賞与に反映されてくるのが、これまでの常識でした。
現在はどうなのでしょうか?
平成27年度に厚生労働省が発表した 平均年収データの「賃金センサス」から 男性医師の年代、病院の規模別の年間賞与を見ていきたいと思います。
病院の規模が大きい大学病院などでは、 やはり20代の研修医時代は平均賞与は低くなっています。
この数値は年間のものなので、 夏期と冬期で割ると、それぞれで 20代で約14万円、30代で約70万円、40代で約93万円、 50代で116万円、60代で180万円 と決して大きな金額ではありません。
大病院では、研究設備は整えられているものの ・僻地の病院に異動になったり ・労働時間も多く、実質の休みは少ない
など肉体的にも厳しい現状が、 今もなお続いているようです。
大学病院や基幹病院に比べると、中小規模の病院では 年間賞与の金額に差が出てきています。
現象としては、 大学病院や基幹病院の給与は、民間の病院に比べて低く設定されているのが実態です。
国公立の病院では、 そこに従事する勤務医の身分は公務員なのです。
民間病院と比べると、 20代の年間賞与の金額は、 約2分の1になっております。
逆に大病院のほうが、 年齢が上がるにつれて民間の病院よりも 年間賞与が高くなっているのは、 医長、准教授、教授と上に上がっていけばいくほど 年功給が上がってくる要素が強くなってくるようです。
しかしそこに昇り詰めるまでの 努力や苦労、時間、さらには運も味方につけなければならないことを考えると相当なものがあります。
全体の科目の平均値になるので、 また一つ一つの診療科目で見ると違った結果になるのでしょうが、 小規模な人員で構成される民間病院と 大規模な人員で構成される大学病院や基幹病院の違いは、
若い頃は組織の歯車のひとりとして給料が少ないが、 年齢が上がり(出世競争に勝ち残れば)絶対的な存在になれるのが大学病院
若い頃から比較的仕事を任され、年俸も高いが、 それ以降はあまり大きな変動がないのが民間病院
という一面があるように思います。
ある程度の段階で、 どういった生き方を望むのか、自身のキャリアプランを見据えた上で 進んでいく必要があると言えます。
給与や賞与ばかりが全てではありませんが、 自分を高く評価してくれる病院へ転職するだけで、
・年収が大きくアップした ・給与が上がって、しかも勤務時間は減って、休みも増えた ・自分がしたい症例が多い病院に転職することができた
などの成功事例を私たちはこれまでに たくさん見てきました。
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私たち医師転職コンシェルジュでは、 これまでに転職を希望する先生方のサポートを 全国各地で行ってきました。
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著者:医師転職コンシェルジュライター
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