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2017/05/18
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本日は医師の当直について考えてみたい。弊社に寄せられる医師からの要望のひとつに「寝当直」がある。寝当直の医師求人(定期非常勤)を探してほしいという依頼が多いのである。
当直勤務それ自体は医師にとって辛いものだが、常勤先の病院では当直必須というところが少なくない。当直は全て非常勤医師で回しており常勤医師は当直無しという医療機関もあるにはあるがまだまだ少数だろう。 その医師の考え方や家庭・個人的事情、環境、置かれている状況や立場によって、当直あり、当直無しそれぞれにメリットとデメリットの両面があるように思う。 当直は多くの医師(病院勤務医)にとって全く無関係という訳にいかない場合が多いが、自ら率先して常勤先以外でのアルバイトで当直案件を探す場合は、スキルアップ目的を別にすると、収入(年収)アップを目的とする場合が殆どである。できるだけ身体的負担が少なく(当直時にあまり呼ばれず)、それでいて当直手当が良い医師求人案件(当直医募集案件)に人気が集中するのは当然と言えるだろう。できるだけ翌日の通常勤務に支障が出ない「寝当直」で当直手当を稼ぎつつ、体力は温存しておきたい、そんな医師のニーズはよく理解できる。
寝当直ではない“普通の”当直をした翌日は、廃人のように身体が辛く、頭も回らないという話は多くの医師から実際によく聞く話しである。 それゆえ業務負担の割に報酬がそこそこ良いという寝当直案件の枠を持つ医師は簡単にはそれを手放すはずもなく、先輩医師から後輩医師や仲間内の医師へと(おいしい)寝当直バイトは継承されていくのである。従って、なかなか公開求人として条件の良い「寝当直」案件は医師求人市場には出てきにくいのが実情となっている。
これは常勤転職を検討している医師からのリクエストで「当直無し」の病院を希望といった場合に、そのような医師求人案件をご紹介したり、病院側と交渉して「当直無し」条件や「当直免除」の条件調整を図ったりする場合を想定している。
医師ではない私が上述した通り、当直あり・当直なしを医師の気持ちになって想像してみた訳だが、他にもっとメリット・デメリットがいろいろとあるかもしれない。
年齢や置かれている立場、家族構成・環境などによって、医師の当直あり派、当直なし派は変わるだろう。たまには立ち止まって医師としても、人としても、ご自身のライフスタイルを見つめ直してみられては如何だろうか。
客観的な第三者として医師の代弁者になる事は出来るので当直についてのご要望や当直勤務の実態についてご教示いただければその声や改善要望事項を医師転職コンシェルジュから医療機関にどんどんお伝えしたいと思っている。
我々医師転職コンシェルジュでは医師の希望に合わせて、当直あり、当直なしの常勤、非常勤求人をご紹介している。よろしければ一度お問合せて頂ければ希望に沿う求人案件をご紹介したいと思う。
著者:三木正孝
医師転職コンシェルジュ代表。医師の方が自分らしい働き方、ライフスタイルを過ごす事が出来る様な転職支援を行う医師転職コンシェルジュを運営しております。医療業界や医師転職に関する情報に独自の意見も加えて発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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