menu
2016/12/28
Contents
大型のショッピングモールや24時間で利用できるコンビニをはじめとした 飲食店などの増加により、都市部はますます便利で快適なものばかりに囲まれた 環境になりつつあります。
一方で、郊外地域においては若者の数が減り 少子高齢化の問題は、全国どの地域でも同様のことが言えます。
医療においても、これまでの専門性の考えから 総合性が求められる時代へと変化しつつあります。
京都府の循環器内科の現状と合わせながら、見ていきましょう。
動脈硬化など冠動脈の不調を患う患者さんを低侵襲に救うことができる心臓カテーテル検査と治療。 その心臓カテーテルの技術を向上させたい。
というのが多くの循環器内科医が目指すひとつの方向性ですが、 最近の循環器内科医に求められるものは、薬物療法を中心とした治療から、 外科的要素の治療、患者さんの生活習慣指導を含めたプライマリー対応など幅広いものが求められるようになってきています。
京都市内の比較的大きな病院であれば、 心カテを中心業務とする医師求人情報も見つかるでしょうが、 ひとたび医師不足が懸念される地域や郊外の医師転職市場を見れば、 循環器内科どころか一般内科、総合内科という括りの医師求人情報がその多くを占めるのが現状です。
このような現象は、決して循環器内科だけに限ったことではなく その他の専門科の内科、外科も総合診療医の需要が強くなってきています。
また循環器内科医の技術や知識を表す資格である インターベンション専門医(CVIT)や循環器専門医の資格を取得、維持するためには、 学会が定める規定以上の症例数を行う必要があり、特にCVITについては勤務する病院によっては専門医を維持する事が厳しい場合も少なくありません。
専門医の数が、年々減少し始めているのは このような専門治療を行える環境が限定されてきていることが、 背景にあるのかもしれません。
循環器内科の代表的な専門医制度として、循環器専門医制度があります。 日本循環器学会が認定した*循環器専門医の数は、全国で13,690名在籍しています。 京都府内には、407名の登録がされています。
(*平成28年4月1日現在)
(引用:一般社団法人 日本循環器学会)
京都府は医師数が多く、高度な医療機能も整っており 専門科でも臓器別の医師求人募集案件が比較的多くあり、専門知識や技術を向上させたい 医師にとっては、良い環境にあります。
しかしこれは京都市内など都市部に限った話しであり、 日本海側や県境周辺地を見れば、恒常的に医師を募集している状況が続いています。
京都府エリアの医師転職マーケットについて
医師転職コンシェルジュでは、 より自分らしく働きたいと望む先生たちの転職先のご紹介や 入職後のフォローまで一貫してサポートしてきました。
ご相談だけでも受付けておりますので、 お気軽にお問い合わせお待ちしております。
医師転職コンシェルジュのサービスはこちら
著者:医師転職コンシェルジュライター
< 前の記事 |お知らせ・コラム一覧へ戻る| 次の記事 >
2017/05/10
2017/04/07
2017/02/28