menu
2017/02/28
Contents
岡山県は、四国と本州を陸路で結ぶ「瀬戸大橋」があり、中国地方の中でも古くから交通の要衝として、そして経済的にも中国・四国地方を牽引する地域として重要な地位を占めています。
岡山県の代表的な産業である石油、化学、鉄鋼などを中心とした製造業は、全国的に見ても高い生産量を誇り、大企業の工場や事業場などがここ岡山県には集積しています。それに伴い事業場などから産業医の医師求人需要が時折発生するのも岡山県の特徴のひとつです。
また、瀬戸内地方特有の温暖な気候によって育まれる果物の中には全国一の生産量を誇る品種もあり、その高い品質で岡山ブランドとして全国的にも有名です。
今回は中国・四国地方を結ぶ交通の要衝として、また経済的な面においても、重要な地位を占める岡山県の内科系、外科系、その他診療科目(科目を問わず)の医師転職にまつわる情報をお伝えしていきます。
日本は超高齢化社会を迎えており、全国的に医師不足が社会問題化していますが、岡山県内の人口10万人対で見た医師数は、平成24年度で全国平均の*226.5人を上回る*277.1人となっており、医師数を見る限り医師不足とは無縁の県のように見えます。
医師数では、全国47都道府県のなかで7位になります。
ではなぜ全国的に医師不足がクローズアップされる中、岡山県はこれほど充実した医師数を確保することに成功しているのでしょうか?
この背景を探るには、藩政時代末期まで遡る必要があります。
岡山県の医療が充実しているのは、東洋医学がまだまだ中心だった明治3年(1870年)に、西洋医学を推進する岡山藩医学館が設立されたという歴史的事実を見逃す事はできないでしょう。
それ以降、140年以上にわたり岡山県の医師養成機関からは多数の優秀な医師が輩出され、中国・四国地方全体で見ても、岡山県は医学教育に関して最も長い歴史を持っており、その歴史は現在の岡山大学医学部へと脈々と受け継がれています。
このように地域の医療界を牽引する岡山県ですが、県内全域において医師が充分確保できているかと言うと、そうとも言い切れません。
岡山県民の人口は平成28年度で、約193万人。
岡山市が約71万人、隣接する倉敷市は約47万人。 岡山・倉敷両市を合わせると約118万人と岡山県全体の約6割以上をこの2市で占めます。
1960年台にこの両市は、合併して人口100万人の都市を誕生させるという構想もあったと言われています。
必然的に岡山市と倉敷市に医療施設、医師とも集中・偏在しているのが実情であり、瀬戸内海沿岸地域にあたる岡山県南部に医療資源が集中している現状があります。
その一方で山間部にあたる岡山県北部、その他の地域においては、医療施設、医師数ともに全国平均を下回る医療圏もあり、そういった地域の病院では医師求人、医師募集が恒常的に見られる状況となっています。いわゆるへき地医療や地域医療に従事する志を持った総合診療ができるような医師が強く求められている状況にあります。
岡山県は、全国的に見ても医師数は充実しており、数字上は医師需給に関してあまり問題がないように見えますが、県北部といった過疎が進む地域では恒常的に医師不足の問題があります。
そういった地域では、診療科目を問わず医師求人ニーズがあり、特に総合的な診療を必要とする一般内科や総合内科、消化器内科、呼吸器内科、一般外科、消化器外科、整形外科、脳神経外科、循環器内科といった分野は特に医師に対する需要が高いといえます。
・時間外の勤務が多く、体力的にも精神的にも限界 ・当直頻度が多いので、もう少し当直回数を減らせる病院に転職したい ・転職を希望している医師ですが、周りに相談できる人がいない
転職を考える医師の動機や背景は様々です。医師転職コンシェルジュでは、そんな医師ひとりひとりの要望をお聞きし、それに近い職場環境を用意してくれる医療機関からの医師求人情報をご紹介しています。
公開求人以外にも、非公開の医師求人も多数あり、先生のご希望を教えていただければ、我々医師転職コンシェルジュが病院側と交渉を行いますので、あなただけのオーダーメイドの医師転職情報をご紹介することができます。
よくある質問・相談
医師転職コンシェルジュでは、自分らしい働き方を大切にしたい医師を全力で応援しています。
まずは、お気軽にご相談ください。転職をお考えの医師の方からのご連絡をお待ちしております。
著者:医師転職コンシェルジュライター
< 前の記事 |お知らせ・コラム一覧へ戻る| 次の記事 >
2017/05/10
2017/04/07
2017/02/22