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2017/05/10
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外科系医師の高齢化が進む昨今の手術室や救命救急の現場ではベテランの医師たちが今も第一線で頑張っています。本日はそんな外科系診療科の中から高齢化している脳神経外科を取り上げてみます。人間の器官の中でも、心臓(循環器領域)と並んでその処置に1分1秒を争うのが脳(脳神経外科領域)です。
外科の中でも特に手術においてスペシャルティの高さを要求される事が多い診療科のひとつが脳神経外科医です。
手術の腕が良い高いスキルを持つ脳神経外科医は、日本国内のみならず海外からも注目されることがあります。
しかし、一般的に「神の手」、「一流の医師」と呼ばれる脳神経外科医たちのキャリアは、身を粉にしながら若い時から絶え間なくスキルアップや症例研究に勤しむ多忙な毎日を過ごしてきています。
脳神経外科医の登竜門資格・脳神経外科専門医。
中国・四国地方最大の都市である広島市を擁する広島県の脳神経外科の現状をお伝えしていきます。
脳腫瘍や脳血管治療の分野は、近年特に発達目覚ましく、常に新しい治療方法が研究されています。
脳神経外科医として、専門機関が定めた一定の基準をクリアした医師に与えられるのが脳神経外科専門医の資格です。
平成28年9月現在で、全国には7,622名の脳神経外科専門医が登録されており、中国地方においては、岡山県125名、鳥取県30名、島根県36名、山口県103名、広島県188名となっています。
引用元:一般社団法人 日本脳神経外科学会
日本は、世界的に見て長寿国であり、高齢者が増える一方、出生数の減少もあり国民全体の平均年齢が高くなってきています。
このままのペースで行けば、2035年には高齢化率が33.4%に達し、人口の3人に1人が高齢者になると予想されています。
高齢者の患者が増えるばかりでなく、脳神経外科専門医の平均年齢も上がってきている現状があります。
脳神経外科医の平均年齢上昇の原因としては、若手医師で脳神経外科医を目指す数が減少してきているということが指摘されています。
理由として、「当直や呼び出しが多い」、「長い労働時間に見合わない給与」、「プライベートな時間を全く持つことができない」、「研究する時間がない」などが挙げられています。
現役の脳神経外科医が、燃え尽きてしまう前に新たな世代の脳神経外科専門医を多数養成していく事が、今後の脳神経外科領域の課題とされています。
脳神経外科医は、他の診療科目に比べて、その悩みの種類が多岐に渡るのが特徴的です。
また脳神経外科医が求められる施設は、急性期病院の他にも、回復期や慢性期・療養型の医療機関や人間ドック・健診施設など、大小様々な一般病院、在宅医療、リハビリテーション病院などから医師求人ニーズが寄せられます。
医師の需給バランスで見ると、医師側の売り手市場と言える環境の医療機関が多くありますので、条件交渉などが比較的有利に進められるケースが多いとも言えます。今の過酷な職場環境から離れて年収アップや勤務条件を改善したいという医師の方や、忙しくても構わないので症例の多い病院でスキルアップしたいという医師の方など要望にあった医療機関をお探し致します。
脳神経外科の医師転職成功事例
脳神経外科は、働く医療機関の機能によって、その働き方に人それぞれ大きな違いがある診療科とも言えます。
現在、公開している広島県内の脳神経外科の医師求人以外にも、非公開求人も多数ありますので、まずはあなたの望む働き方や現在抱えている悩みなど、先ずはお気軽にご相談いただければと思います。
著者:医師転職コンシェルジュライター
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