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増え続ける透析患者・愛知県内の腎臓内科の現状について

増え続ける透析患者・愛知県内の腎臓内科の現状について

日本国内で腎不全透析を行っている人は、
年間で約1万人ずつ増加しているというデータが出ています。

日本人全体の割合で考えると、
450人に1人の割合となり、他人事とは思えない問題になりつつあります。

さらに予備軍とされる慢性腎臓病の患者の割合は、さらに増えると言われています。

全国で見ると大阪に次ぎ4番目に腎臓専門医が多い
愛知県内における現状についてお伝えしていきたいと思います。

愛知県内の医師転職マーケットについて

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腎臓内科医の年収、収入、給料など(その4)

腎臓内科医の年収、収入、給料など

今日はこれまで3回にわたって続けてきた腎臓内科医シリーズの4回目である。

「腎臓内科医の年収、収入、給料など」のコラム
その1~その3まではこちら↓

腎臓内科医の年収、収入、給料など(その1)
腎臓内科医の年収、収入、給料など(その2)
腎臓内科医の年収、収入、給料など(腎・泌尿器科について)(その3)

腎臓内科で求められる医師

腎臓内科医を募集する医療機関は多いが、求められる仕事内容はやはりと言っては何だが、人工透析、透析管理を前提としているものが医師求人募集案件の大半を占めるようだ。
中でもシャント造設ができる医師に対する医療機関の求人ニーズは強い。
総合病院、一般病院、透析クリニックなど大小様々な医療施設において募集がある。

某透析の専門医が病院に希望する条件とは

親しくしていただいている透析の専門医に率直な質問をぶつけてみた。

「もし常勤で転職するとしたら先生はどんな条件を挙げますか?」
その医師から返ってきた主な条件は下記のようなものだった。

・ある程度の好待遇(高い年収)
・常勤の腎臓内科医(透析医)が複数名いる事
・透析関連業務以外では救急当番無し、当直無し
・夜間、休日は医師が交替で透析待機できる体制が整っている事
(夜間や休日に拘束されない)など

要するに透析業務に対する深い理解がある病院で、自分自身が疲弊せずに長く働く事ができる職場環境かどうか、という点がポイントになるだろうとの事だった。

ちなみにこの医師の年齢は50歳くらい、高い年収って幾らくらいかとお聞きすると2,000万円くらいかなと率直な答えが返ってきた。

透析管理のアルバイトの業務内容について

また、透析管理の医師求人はアルバイトでの募集も多い。
募集対象の診療科目は腎臓内科、透析科、泌尿器科、循環器内科、一般内科などとなっているケースが多く、求められる業務内容は下記のようなものである。

◎回診
◎処方(透析患者さんからの様々な訴えに応じ主に対症療法を施す)
◎急変時対応

回診(透析患者数にもよるが一時間ほど?)が終われば、残りの時間は基本的には別室で待機するなど日勤バイト(午前、午後の2クール透析)の場合は時間的余裕が生まれる事が多いとの事で、論文執筆や勉強、読書、インターネットなど自由に過ごす時間が取れるようで、急変が無い限りは比較的負担の少ないバイトだと言う先生が多い。

シャントは看護師さんやMEさんが穿刺をする医療施設が多いが、この点は医療施設側に事前に確認した方が良いだろう。
アルバイトと謂えども医療現場における医師の立場と責任は重大ではあるが、
透析業務に慣れた看護師さんやMEさんがいる「まともな」透析施設であればアルバイトの医師が難しい局面の矢面に立たされる事はあまりないとも言えそうだ。

また、腎臓内科で転職をお考えの方は、当サイトの腎臓内科・人工透析のページに、詳しい腎臓内科の医師求人傾向や、 選考の際に必要な病院・クリニック共通での要確認項目などを記載しているので是非参考にして頂きたい。

以上、これまで4回にわたり腎臓内科医の年収や収入、給料、働き方、医師募集の傾向などを見てきた。
腎臓内科医の先生方と同じ共通言語で可能な限り円滑にお話ができればとの想いで我々医師転職コンシェルジュは今後も腎臓内科医の活躍の場、臨床現場や働き方などに対する理解を深めていきたいと考えている。 腎臓内科医としてどういった将来を希望しているのか、キャリア観や進みたい方向性に悩んでいる医師に対しては様々な可能性を提示して一緒に寄り添いサポートしていきたい。転職をお考えの方は是非、下記リンクより医師転職コンシェルジュにご登録頂ければ幸いである。
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腎臓内科医の年収、収入、給料など(腎・泌尿器科について)(その3)

腎臓内科医の年収、収入、給料など

前回前々回の続きで腎臓内科医に関わる話題を続けたい。

腎・泌尿器科で扱う症例

大きな総合病院では腎臓内科医は泌尿器外科医と連携して仕事をする事が少なくないようだ。
大病院では腎・泌尿器センター(腎・泌尿器科)という診療科目の標記を病院で見掛ける機会があり、腎・泌尿器科で扱う症例としては、透析療法全般や腎泌尿器系救急医療(外傷・尿路感染症および敗血症・腎結石など)の他、下記のような治療対象疾患があるようだ。

【泌尿器腫瘍】
腎がん、腎盂・尿管がん、前立腺がん、膀胱がん、精巣(睾丸)がん

【腎臓疾患】
糖尿病性腎症、高血圧性腎疾患、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、急性・慢性腎不全、血液透析、腹膜透析

【副腎疾患】
副腎腫瘍(原発性アルドステロン症・クッシング症候群・褐色細胞腫)

【副甲状腺疾患】
二次性副甲状腺機能亢進症、原発性副甲状腺機能亢進症

【その他】
排尿障害(前立腺肥大症・神経因性膀胱)、泌尿器救急疾患(外傷・尿路感染症および敗血症・尿路結石)

腎がんや泌尿器腫瘍分野は泌尿器科の守備範囲になると思うが、腎臓内科の外来で腎臓内科医がそういった外科症例を見つける場合も多いだろう。
また、透析シャントの専門外来などは腎臓内科医が担っているケースが多いのではないだろうか。

泌尿器腫瘍分野の外科手術について

外科手術では腹腔鏡下や手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入している施設もある。現在の日本は国民の2人に1人が一生涯の間に何らかのがんに罹患するというデータもあるくらい、がんは身近な病気となっている。超高齢化で長生きする人が増えれば、そして検査機器の精度が高くなればなるほど、益々がん患者は増えるのだろう。
健康には留意したいものだ。医師の皆様もくれぐれもご自愛いただきたい。

今回はタイトルにある腎臓内科医の年収、収入、給料に関する内容を記載できなかったので、その辺りにご興味のある医師の方は前回前々回のコラムをお読みいただければ幸いである。

また、腎臓内科・人工透析で医師求人をお探しの医師の方は、腎臓内科人工透析の医師求人募集情報と転職市場の情報も参考にしてみてほしい。

腎臓内科医の年収、収入、給料など(その2)

腎臓内科医の年収、収入、給料など

前回のコラムの続きで腎臓内科医の年収や給与、働き方を見ていきたい。
腎臓内科医の年収が他の診療科目と比較してやや高くなる傾向があるという事を前回のコラムで述べたが、これは人工透析クリニックなどが高い年俸を提示してくるケースが多い事に起因し、腎臓内科医の平均年収の数値を上振れさせている結果となっている。

従って、一般の国公立や公的病院、大学病院、市中総合病院勤務医の場合、腎臓内科医だけが他の診療科の医師よりも高い年収を取っているという訳ではない。
特に所帯が大きい大学医局所属の腎臓内科医であれば、いくつかの研究グループに分かれていて透析に携わった事がないという腎臓内科の医師もいると聞く。
大学病院の正規職員である腎臓内科医や一般総合病院の腎臓内科医は常識的な医師の年収水準と同等である。

しかし、腎臓内科を専門とする医師で、且つ、人工透析に興味・関心があれば、自身の考え方や価値観次第で、人工透析のような高い給与を提示する職場を選択できる立場にあるという点においては、腎臓内科医としてのキャリアは将来的な高年収期待へと繋がる可能性があるという指摘自体は間違ってはいないと思う。

医療法人や経営者の方針などをよく確認しないと酷い環境に身を投じてしまう事も・・・

他方で、仕事内容の面では、透析患者の中には様々な基礎疾患に加え合併症を抱える患者も少なくない為、透析患者を診る医師というのは、ある意味では、「究極の掛かりつけ医」となる事を求められる一面があるというような事を透析医から聞く事がある。
専門外の知識を幅広く要求されるような場面も多いようだ。
透析病院や透析クリニックでは何名かの医師で患者を分担しないと24時間365日オンコール体制に放り込まれてしまう。そのような異常な激務により心身ともに疲弊してしまう医師がいて医療事故などの悲しいニュースを見聞きする事があり、やはり医師とは大変な仕事だなあと感じる。医師も生身の人間、自分自身の健康にも留意していただきたい。
しかし、透析患者にはお盆も正月も関係なく、災害時などの対応を考えても、その大変さが容易に想像できる。
透析施設を運営している医療法人や経営者の方針などをよく確認して職場を選ばないと酷い環境に身を投じてしまう事にもなりかねない。

医師転職コンシェルジュでは、このような「ズレ」が発生しないように、先生のご要望を十分にヒアリングし、ご希望に沿った転職先を紹介しているので、是非ご活用いただきたい。
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腎臓内科医の年収・収入・給料などについてのコラムは、次回も続けたいと思う。

腎臓内科医の年収、収入、給料など

腎臓内科医の年収、収入、給料など

今日は腎臓内科を専門とする医師数名から最近立て続けに転職支援の依頼や転職相談をいただいたので他の腎臓内科の先生方にも参考になればという事で、腎臓内科医の年収や給与、働き方を少し見ていく事にしたい。

働き方によって高年収を期待できる腎臓内科

弊社に寄せられる医師求人の募集要項によると腎臓内科は比較的年収が高い診療科のひとつという事が言える。腎臓内科は働き方によっては高年収を期待できる診療科なのである。
現在の趨勢と将来的な国のベッド数削減の方針もあり、在宅医療や訪問診療分野における医師求人のニーズが増えており、その分野が医師の平均年収・給与は高い傾向にあるが、専門領域としての腎臓内科はそれに次ぐくらいの高年収が期待できる診療科と言える状況にある。(自由診療の美容外科などはここでは除外している。)

もちろん地域や病院によって差があるが、一例として関東近県の公立病院(500床規模)の腎臓内科医に対する募集では、医籍登録後10年目の医師(ポジションは医長)で年収1,400万円~1,500万円(週5日勤務、時間外手当含)といった辺りがひとつの目安になるかもしれない。都内や都市部の基幹病院クラスでは年収条件はこれよりもやや悪くなる。これは医師の皆さんも実感として感じておられる通りだと思う。

人工透析の医師求人傾向

また、腎臓内科医であれば人工透析も選択肢のひとつになるだろう。
人工透析専門病院(クリニック)の一例としては、東京近郊の透析専門病院で透析管理+病棟管理、外来(午前中、週2~3コマ)も含む週4~5日の業務で年収1,800万円~2,500万円といった辺りの医師求人が見られる。

透析クリニックも各地に多くあり、腎臓内科医としての専門性を活かしながら内科外来や腎臓領域、高血圧など広範に対応可能な先生はワークライフバランスを保ちながらの働き方も相談が可能であり、透析管理の医師求人ニーズは強い。

医師転職コンシェルジュでは、転職から入職後の相談まで、ご縁を大切にして、先生方のキャリアアップや自己実現のお手伝いをさせて頂いている。
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これから何回かに分けて少しシリーズで腎臓内科医の年収や働き方、医師求人の傾向などをランダムに見ていこうと思っているので興味のある医師の方は引き続きお付き合いをいただければ幸いである。